「今の彼氏と結婚したい、でも彼にその気がなさそう‥」

そんな状況で悩む女性は少なくありません。それもそのはず。あなたは彼のことが好きで、彼との恋愛関係に満足しているわけですから、当然その先にある「結婚」の二文字を見据えています。それなのに彼の方は「結婚」という選択肢について考えてくれていないとなると、この事態はやはり深刻。

今回は、「今の彼と結婚したいけれど、彼に結婚する気がない」、という状況に陥ってしまった女性たちに向けて、その対処法について解説していきます。

男性が「結婚」に対して消極的になる場合の3つの理由


まずあなたの彼が、なぜ結婚に対して前向きになれていないのか、その理由について考えてみましょう。多くの場合、その理由は以下の3つのうちのどれかです。

・自分に自信がない
・そもそも結婚願望がない
・あなたと結婚したいと思えない

それでは、それぞれの理由について説明していきましょう。

結婚はしたいけれど今は自分に自信がない

男性の多くは、結婚を「負担が大きいもの」と捉えているところがあります。確かに軽々しく考えるべきものだとは言いませんが、中には「結婚すると大変な責任を背負うことになる」とネガティブに捉えてしまう人もいることを知っておかなければなりません。

いずれは結婚したいけれど、今はまだ早いと考える男性の中には、「経済的な余裕がないから」、「仕事で成し遂げたいゴールに辿り着いていないから(昇格・独立など)」などが理由となってしまっているケースが多いです。

男はまず自分が立派に成功してから結婚すべきだと考える、ある意味オールドファッションな男性たちは世の中にまだまだ多くいるのです。

元から結婚願望がない

人によっては、元々結婚願望がない男性もいます。結婚に対してポジティブな印象がない、もしくは結婚することで得られるメリットは特にないと考える人たちですね。

「別に結婚しなくても、事実婚で構わないし何の支障もない」という考え方の男性は、そう簡単に「じゃあ結婚しようか」と考えを変えることがありません。

今の彼女とは結婚を考えられない

結婚はいつかそのうちしたいと考えていて、なんならすぐにでも結婚して構わないと思っているけれど、「いや、今の彼女は結婚相手として見れないな」と判断してしまっている男性もいます。

それならなぜ付き合っているのかと疑問に思うかもしれませんが、この場合恋人関係でいる上では問題がなく、相手に対する愛情もあるので、別れる理由が特にないのです。

あなたの彼に結婚する気がないのはなぜかを見極める

あなたの彼が、あなたと結婚する気がなさそう、もしくは確実に今の時点ではないと言い切れるとします。では、その理由は前の項目で説明した3つのうちどれにあてはまるかを考えてみてください。

まだ今じゃないのか、結婚願望がないのか、あなたとは結婚を考えられないのか、それぞれまったく異なる理由ですよね。どの理由にあてはまっているのかがわからなければ対処のしようもありません。

かなりデリケートでストレートに聞くことが難しいのはわかります。ですが、少し遠回りにさりげなく探ってみることならできるはず。普段の会話の中からヒントを見つけましょう。

結婚する気がない彼氏へのケース別対処法

では、ここからはいよいよ、結婚する気がない彼氏への対処法について解説していきます。ここでは、「結婚する気のない彼氏」を3つの種類に分け、それぞれの対処法をお伝えしていきますね。

ケース①何かしらの目標を達成しなければ結婚できない

最も対処しやすいのがこのケースでしょう。この場合、あなたとの結婚はぼんやりと意識しているけれど、彼自身の目標を達成しなければ結婚に踏み切れずにいるわけです。

ここであなたがすべきことは以下のどちらかです。

・彼が彼なりの準備ができるまでひたすら待つ
・彼に今のままでも私は結婚したいと思っていることを伝える

前者はシンプルですよね。もしかするとあなたが思う以上にその準備が整うまでにかかる時間は断然短いかもしれません。あなたが特に急いでいないなら待ってみるのもひとつです。

少し難しいのが後者。彼が思う「一人前の男」でなくても、あなたは結婚したいと100%思っていることを彼に伝えるという方法です。ここで重要なのは、決して彼のプライドを傷つけないこと。彼の成功は信じて疑わないけれど、結婚してもっとそばで支えたい、という意味合いが彼に伝わると良いでしょう。

さらに加えるべきことは、あなたがなぜ結婚を急ぐのかを伝えること。年齢的なことや、親からのプレッシャーなどが考えられますが、この辺りの要素を重くなりすぎない程度に加えると効果的です。

ケース②結婚願望がない

彼に結婚願望がない場合の対処法については、非常に難易度が上がります。ですが、「結婚に興味がない」と言っていた彼をその気にさせて見事結婚に漕ぎ着けた知人の例を挙げて、ここは解説していきましょう。

その知人は当時33歳。相手の彼は36歳バツイチ子持ち(子供は前妻の元にいる)という状態でした。彼の方は一度失敗していることから、もう結婚はしたくないとはっきり彼女に伝えていたそうです。

彼のことが好きで仕方なかった彼女はもちろん彼との結婚を望んでいました。でも彼に結婚の話を持ちかけると、それだけで嫌がられてしまい、機嫌が悪くなってしまっていたそう。

もうどうしようもないと追い詰められた彼女は、「やっぱり将来のことも考えると結婚したい。もしあなたがこのまま結婚はしないというなら別れるしかない」と彼に言いました。

結果的に彼はその数日後に彼女にプロポーズ!!二人は今結婚7年目です。

要するに、結婚願望がない彼をいくら説得してもほぼ無駄で、「どうしてもその彼と結婚したい、結婚せずに一緒にいるくらいなら別れも考えている」という状況なら、賭けに出るのもアリだということ。確かにかなり勇気のいることですけどね。

ですが、彼があなたを本気で愛してくれているのなら、賭けに出ることで成功する可能性は確実にあります。

ケース③あなたとの結婚を考えられない

彼に結婚願望がないわけではないのに、あなたとの結婚を考えてくれないというケースの対処法については、「彼との関係を終わらせる」以外にありません。

残酷なように聞こえるかもしれませんが、実際あなたにとって「結婚は絶対条件」なのであれば、方法は他にないのです。

ただし、これはあくまでも「あなたとの結婚が彼の頭の中に1%もイメージできていないこと」が確認できている場合のみに言えること。このケース自体かなりレアです。

あなたにとっての幸せとは何かを考えよう

この記事を読んでくださっている女性の多くは、「今の彼と結婚したい」と考えているでしょう。彼がすんなりプロポーズしてくれればいいですが、そうでないから悩んでいるのですよね。

ここで一旦あなた自身に意識を向けてみましょう。あなたの人生における「幸せ」とは何かを今一度考えてみるのです。

幸せとは何か、と考えたときに真っ先に「彼といること」が浮かんだ方もいれば、「結婚して家庭を築くこと」が浮かんだ方もいるはずです。

このときにもし、彼と一緒にいることが一番の幸せだと思ったのだとしたら、ここであなたが結婚にこだわり彼との関係を壊してしまうのは正しい選択とは言えません。

逆に結婚があなたにとっての幸せなのだとしたら、彼といることで婚期を逃し続けるのもまた正しくないと言えます。

要は、優先順位を決めること、明確にすることがとっても大事!あなた自身があなたにとっての幸せの意味を理解できていなければ、全てあやふやになってしまいます。

おまけ:40歳の筆者の話

最後に、余談なのですが私自身の話をシェアしたいと思います。

私はもともと結婚願望があまりなく、これまでに強く結婚したいと思ったことはありませんでした。ですが、今の彼とは国際遠距離恋愛、外国籍の彼と一緒にいたいなら、結婚以外に道はありません。

今回の記事の序盤でふれた「彼に結婚する気がない理由」の中のまさに一番目「彼自身の目標を達成しなければ結婚は考えたくない」というケースだった私たち。

ここで私が選択した方法は、「待つ」でした。というよりも、私自身それほど「今すぐ結婚したい」という気持ちが強くなかったので、自然に任せたという感じです。

結果、交際4年目に入ったつい最近、「結婚しよう」と彼からプロポーズを受けました。ちなみに彼自身の目標はまだ未達成です。ゴールは見えてきていますが。

彼は「結婚したいと思った。自分の状況がどうとかではなく、一緒にいたいし結婚するなら君しかいないと思った。だからこのタイミングで言った」と言っていました。

なので、もし男性が「この目標を達成しないうちに結婚なんて考えられない」と言っていたとしても、必ずしもその決意が変わらないとは言えない、ということです。

「待つ」ことの難しさは、自分自身の捉え方だと思います。彼が結婚しようと言ってくれる日を心待ちに過ごす毎日は長く辛いものかもしれません。ですが、一旦そのことは棚に上げて「彼を信じて今は自分ができることにフォーカスしよう」と思えばあっという間に経つものですよ!(少なくとも私のケースはそうでした)

まとめ


今回は、結婚する気のなさそうな彼に対してどのように向き合っていくか、その対処法について解説してきました。

結婚は確かに大きなイベントですし、ついこだわって執着してしまう気持ちもわかります。ですが、大切なのはあなたにとって何が幸せなのかを見極めること。

彼にばかりフォーカスするのではなく、あなた自身をもっと見つめてみてください。そうすることで、今やるべきことが見えてくるはずですよ。

あなたの幸せな未来をこころより願っています!

文/mayu Twitter@webwritermayu