結婚が決まったら、さっそく結婚式場探しを始めるカップルはきっと多いでしょう。

結婚式を挙げることが決まっている以上、式場や日程を決めてしまわなければソワソワして落ち着かないものですよね。

今回は、結婚式場の選び方や値下げ交渉のポイントについて、業界10年以上の経験を持つ筆者がわかりやすく解説します。

安易に決めてしまって後悔することのないように、ふたりにとって完璧な式場を見つける方法をぜひこの記事で学んでくださいね♪

結婚式に何を求めるのかを考える

すごく抽象的ですが「結婚式において何を求めるのか」という点については明確にしておくに限ります。

「何を求める?」といわれてもピンとこない方、きっと多いですよね。もう少しわかりやすく、どういうことか説明しましょう。

結婚式の目的は人によってさまざまです。

人によって「自分たちの一生忘れられない思い出をつくりたい」という人もいれば、「とにかく親孝行がしたい」という人もいます。

実際、「結婚式に求めることは何ですか?」とプランナーが新郎新婦に問いかけると、ほとんどの人たちが「ゲストに喜んでもらいたい」と言います。

でも、これって本当なのでしょうか?

もちろんゲストを喜ばせたい気持ちはあるでしょう。

ですが、本当は自分たちにとっての「最高にドラマチックな体験」を求めているカップルも絶対多いはずなのです。

このように、二人がなぜ結婚式を挙げるのか、挙げることによって何が得られるのかを考えることは非常に重要です。

結婚式場選びで気をつけたい3つのポイント

さて、いよいよ結婚式場を選ぶポイントについてです。

ここでは「雰囲気の良い式場を選ぶこと」など当たり前のポイントについては触れていません。

ここで紹介する3つのポイントは、うっかり見落としがちなポイントです。

ですが、これらのポイントをしっかり押さえておかなければ、後から大きな後悔につながることもあるため侮れません。

ではさっそくみていきましょう!

ポイント①式場のアクセス(利便性)

式場のアクセスは重要なポイントです。

というと多くの方がきっと「そんなの当たり前だ!」と思うかもしれませんが、意外に深く考えられていない方が多いのは本当の話。

というのも、式場のアクセスと言っても新郎新婦のお二人目線で考えた利便性と、ゲスト目線で考えた利便性は異なる場合があるからです。

特に、遠方からのゲストが多い場合は要注意。

最寄り駅から距離のある式場を選ぶ際には、どうしてもゲストに負担をかけてしまいます。

送迎バスをつければいいと考えていても、その費用が思いのほか高額だったり、同じ距離に複数の駅がある場合にはバスの手配が難しかったりと、多くの新郎新婦が頭を悩ませてしまいます。

駅近の式場でない場合には、送迎バスの金額や人数制限などについても細かく事前に聞いておくのが無難です。

ポイント②見積りに含まれている内容の充実度

式場を選ぶ際には費用面もとても重要なポイントでしょう。

ここで注意すべきは「見積りとして提示されたベースプランに、どこまで何が含まれているのかを理解すること」です。

見積りが高くても内容が充実しており、ほぼ追加するものがでないレベルなのであれば、結果的にどの式場よりも安かったというケースは少なくありません。

もちろんその逆もあります。

「ここが圧倒的に安い!」と思っても、打ち合わせのたびに金額が数十万円単位で増えていき、最終見積りでは初期見積りの倍以上に費用が膨れ上がるケースもあります。

要は、何をどこまで含んでいくらの見積りなのかを正確に理解することが重要なポイントなのです。

ポイント③持ち込みに関するルール

最初に「結婚式に何を求めるのか」という点について触れましたが、二人のやりたいこと、どうしても譲れないことがその式場で叶えられるのかはとても重要なポイントです。

特に、オリジナリティにこだわる二人なら、結婚式準備を進める過程で「これはオプションから選ぶのではなくて、自分たちで用意したいね!」というものもあるでしょう。

そんなときに障害になるのが「持ち込み料」です。

持ち込み料金は、基本的に1アイテムにつきかかります。そして、その金額は何を持ち込むかによって変動します。

ドレスの持ち込みは特に要注意。

もともとのベースプランに衣装料金が含まれていることが多いですが、ドレスを持ち込む場合にプランの料金がその分安くなることはまずありません。

つまり、衣装を持ち込む場合は、自分で手配するドレスの料金と、さらに持ち込み料金が余分にかかってくるわけですから、相当な出費になってしまいます。

持ち込みアイテムの多いカップルこそ、持ち込み料についての事前確認は必須ですよ。

結婚式費用の値下げ交渉ができるのは式場予約前だけ!

結婚式の費用を少しでも安く済ませたいと考えるのは、皆同じことです。

素敵な結婚式にしたいけど、無限に費用をかけることはできないというのが多くの人の思うところ。

結婚式費用を抑えるためには、まず式場予約をする際の値引き交渉が必須となります。

というよりも、式場予約前のタイミングしか値引きの交渉はできないと思っておいた方が良いですね。

そして、値引きができるかどうかは、ほぼ「いつ結婚式を挙げるか」にかかっていると言っても過言ではありません。

ここからは、元プランナーの筆者が、値引き交渉が成功しやすい「狙い目の日取り」にすいて3つ伝授します!

土曜日の午前・日曜日の午後を狙う

結婚式の日取りは多くの方が土日限定で考えるのが通例。

ですが、さらに時間帯まで考えると、土曜日は午後の結婚式が人気で、日曜日は午前の結婚式が人気の傾向です。

土日休みの人の気持ちになればわかりますが、土曜なら多少遅くなってもいい、日曜は早く帰りたいというのが一般的な考え方。

つまり、この裏を返せば「土曜午前、日曜午後の結婚式」は少しばかり人気度が下がります。

値引き交渉をするなら、超人気の日時は避けるべき。

予約が殺到するであろう日時を避けて検討することで、交渉はしやすくなります。

1月もしくは8月を狙う

成功率が割と高いのが、1月と8月の結婚式。このタイミングは結婚式を挙げる組数が最も減るときです。

式場側は一組でも多くの予約を獲得したいと考えるため、10万円を超える大幅値引きも叶いやすくなります。

季節としては「いい時期」と言い難いところがありますが、予算重視なら考えてみてもよいのではないでしょうか。

平日を狙う

ほぼ100%値引き交渉が成功するのは、平日の結婚式です。

平日の結婚式なら、普段かなりお高めの式場でも格安で申し込める可能性大!

特にゲストが少ない結婚式や、サービス業・シフト制勤務のゲストが多い結婚式なら十分検討の余地ありですね。

まとめ

結婚式場を決める際には、第一に「お二人のやりたいことがきちんと叶う式場かどうか」を見極めるのが大事です。

叶えるために高額な追加料金がかかることがネックで、本当はやりたかったことをあきらめるなんてことにならないように、あらかじめ費用面はなるべくクリアにしておきましょう。

結婚式場選びはとても時間がかかり労力も費やすため、早めに取り掛かるに越したことはありません。

たとえ1年先の結婚式でも早めに決めておけば安心ですよ!

お二人の結婚式が、素晴らしいものになりますように。

 

 

 

文/mayu Twitter@webwritermayu