40代になって一人暮らしをする上で、考えておきたいことと注意点をまとめました。経験者も未経験者も、改めて一人暮らしを、さらに今後の生活を見直す良い機会と捉えてみて下さいね。きっと楽しい生活が待っています。

40代の独身女性は、どんな家に住んでいるのでしょう?実家派?自活派?

独身なのでスネをかじって実家暮らし派!

家からお嫁に行くはずだったのに。結局まだ結婚しないまま実家に居続けてしまう…
結婚したら実家を離れるつもりで仕事に恋に奔走してきたのに、結局まだ独身で実家にいる。今まで何度か一人暮らしをした、もしくはしようとしたこともあるけど、実家はやっぱり経済的。家事は親がある程度負担してくれて自分は自分の時間とお金を有効に使える、という魅力的な環境から脱せない状態です。自立していない、親のスネかじりと言われても将来の為に貯金もできるし年老いてきた親も安心して生活できる。最早一人暮らしの必要性も感じないほど快適です。色々思う所はあれども、実家に居続けるメリットは大きいです。

自立しているので賃貸or購入したマンションで自活派!

仕事は続ける前提です。働き始めると同時か、もしくは働き始めて暫くして実家を離れて一人暮らし。地方から都市部に就職したら否応なしです。なかなか貯金はできないけど、何より全てが自分のペースで、好みでできる。不便かもしれませんが自由です!自己管理能力が問われますが自由です!!寂しいかも知れませんが自由です!!!自立心が旺盛でもそうでなくても、生活は慣れの部分が多いですよね。必要に迫られて自立できますし何より誰にも干渉されない生活は快適でしょう。更に計画的に将来のことを考えてマンションやアパートを購入する人も。資産として、もしくは自分が年老いても住めるように、更には賃貸の家賃がもったいないから等等。購入の理由は様々ですが決断力、実行力、経済力ともに素晴らしいと思います。

40代の独身女性が、これから一人暮らしをするなら…

家賃やローンはどれくらいで想定すればいいのでしょうか?毎月の貯金額や保険料など、収支の割合をよく考えたい所ですね。でも一体何を基準に考えればいいのでしょうか。
一人暮らしをしようと考えて、まず悩む所は家賃の価格帯ですよね。自分の収入で住めるのはどのくらいの価格帯なのか、手取りや賞与を考えて将来的にも無理のないよう支払えるようにしたいです。一般的に家賃は手取りの3分の1と言われています。でも、それはあくまで目安です。人によって優先順位はそれぞれです。何か持病があって通院しながら生活をする、靴や洋服にこだわりがあって譲れない、趣味や交際費、美容費などお金の掛ける所は十人十色です。まずはネットで自分の『収入◯◯◯万円、家賃』と入力して検索してみましょう。大体の目安をつけたら、収支を書き出してみてはいかがでしょう。光熱費や食費などのシュミレーションをして無理のない価格帯を探してみてはいかがでしょう。
勝手のいい間取りは?お風呂や水回り、収納など。
前述の通り、一人暮らしは自由です。あなたの優先したいことを優先して部屋を選べるのです。やった!
間取りなどの専有面積が大事ならば少し駅から遠くなります。窓は2面採光が明るくて風通しもいいですね。節約の為にも自炊をするのでコンロは2口あれば便利です。お気に入りのバスオイルを入れて入浴するのであればユニットバスでは手狭かも。洗面台も女性であれば独立洗面台がいいですね。お化粧にも髪を乾かすにも便利です。
室内に洗濯機を置いてベランダに干せればいいですね。ベランダがないと部屋干しになってしまいます。浴室乾燥も便利ですが、ベランダがあれば布団も干せますし。収納も多ければ洋服や靴、小物をしまえます。
欲を言えばキリがないので、優先順位を羅列して、不動産屋さんに見せてしまうのが早いかも知れません。

悩みどころはタイミング!賃貸か購入か

賃貸のメリットとデメリットは?

賃貸のメリットは購入と違い、先々の負債がないということです。好きな場所に好きなだけ住みます。いつでも他の場所に引っ越すことができます。気に入らなければ引っ越すのみ。お金はかかりますが。
逆にデメリットは、いくら賃貸料金を払い続けても自分のものになることはない、ということです。同じ位の家賃を払うのに勿体無いと考える方もいるかも知れませんね。それでも不動産のローンというのは重くのしかかります。これはもう、個人の価値観と判断によるしかありません。

購入するメリットとデメリットは?

購入するメリットはいうまでもなく、払い終えれば自分のものになるということです。
ただし不動産の値段というのは流動的で、かつ買った途端に中古となり資産価値は下がります。これから日本は人口が減っていく(住宅の需要が減る)わけですから、ずいぶんとリスクが高いように思えます。それでも賃貸の家賃は払っても払っても、いつまで経っても自分のものにはならない訳ですから。デメリットとしては分かりやすいですね。もう本当に個人の価値観です。

40代独身女性の一人暮らしで気を付けるべきポイント5つ

ポイント①「まずは予算」

お金はやっぱり大事です。よくよく考えましょう。自分の生活を見直して、何にお金を使っているか、何を削って何を優先するか把握してから転居しましょう。せっかく引っ越したのに、経済的に苦しくなって大好きなこと(例えば旅行や食べ歩き、観劇やエステなど)を諦めなければならなくなったりしたら少しずつストレスが溜まっていきます。慣れてくる部分もあるでしょうが、やっぱり我慢できないこともあるはず。不測の事態で急な出費があるかも知れません。できれば少し蓄えを持って余裕を持った状態で転居したいものです。40代ですから。

ポイント②「治安は大事」

男性でも女性でも、どの年代であっても住んでいる場所の治安は良いに越したことはありません。閑静な住宅街でも空き巣が多かったり、夜になると途端に暗くなり死角ができたり。痴漢やひったくりが多発する地域は、やはり避けたいものです。逆に繁華街であってもパトロールが頻繁で明るく、お店が遅くまでやっているなど独身には便利な場合もあります。これはその土地、地域と自分の相性です。できれば何度か、昼夜と平日休日に足を運んで雰囲気を掴みたいですね。

ポイント③「利便性」

やっぱり便が良いと機動力が上がりフットワークが軽くなります。都心であれば幾つかの沿線が乗り入れている場所は家賃も上がりますが魅力的ですね。
電車遅延などがあっても通勤できたり、飲みすぎて帰りが遅くなってもタクシーも含め選択肢があります。また、駅から近ければゲリラ豪雨や積雪があっても通勤に影響を受けにくいです。
もともと車の生活であっても、近くにスーパーや病院、郵便局や銀行、コンビニがあるのは便利ですよ。独りで入れる飲食店や、カフェでもスーパー銭湯などを幾つも開拓してもいいかも。

ポイント④「環境」

人気があるとされる街で例えば吉祥寺や自由が丘などは利便性もですが、やはり環境も良いので選ばれるのではないでしょうか。雰囲気と言い換えられるかも知れませんが、緑が豊富な公園や綺麗な川が流れていたり。春には桜がきれいで、秋は銀杏を愉しむなど四季折々を楽しめる環境は生活に潤いができます。少し大きな神社などがあれば、お祭りでお神輿が出たり、音楽のフェスを催したりする地区であれば電車を乗り継いで観に行くまでもなく地元で楽しめる。地域が仲が良いのは、街の雰囲気として現れるのでは。

ポイント⑤「ウキウキ♪ワクワク」

せっかくの一人暮らしなので楽しみたい!ですよね。
これから恋人ができるかも知れないし、両親や兄弟など自分以外の理由で実家に戻らなければいけない事態に見舞われるかも知れません。それまでどの位の時間、独りを楽しめるのでしょうか。必要に駆られての一人暮らしなのかも知れませんが、40代からの一人暮らしは人生経験としてかけがえのないものになるでしょう。今やらないでいつやるのか、といった感があります。40代ですから。好きな色のカーテンを買って、ベッドカバーも好きな柄で。観葉植物や花を飾って、好きな食器や台所製品を揃えて。お金は掛かりますがワクワクしますよね。そのワクワクを楽しんで、生活を楽しんで下さい。

一人暮らしを決める前に

では、今後の人生プランを見直しましょうか。

一人暮らしを思い立って、色々と調べて計画を立てて。と、同時にこれからの人生プランについても考え直してみましょうか。なかなかプラン通りには運ばない、と分かっている40代ではありますが、もうそろそろ先々が見えてくるお年頃ではないでしょうか。今から考えうるライフイベントは?あと何年働いて、いくら位の貯金が出来るのでしょうか。あまりに現実的過ぎると、せっかくの一人暮らし計画に不安を覚えるかも知れませんね。でも生活を変えるということは都度、今後のことを念頭に入れて合理的に判断していく良い機会かも知れません。ネット上で今後の貯金額をシュミレーションしてもらっても良いですが、銀行やフィナンシャル・プランナーの資格を持っている保険外交員の方に相談しても良いかも知れませんね。

最悪プランは常に頭に入れておくこと

そして、一人暮らしを始める前にもう一つ考えておくことが『最悪の事態』です。備えあれば憂いなし。実際に憂いがなくなることはありませんが、その最悪の事態で思考が停止してしまい何もできなくなってしまった時のためにも、今のうちに考えておきましょう。
そもそも最悪の事態は『事件、事故、病気』が考えられますが、それぞれ自分の中でダメージ度に応じてどういった善後策があるかを事前に考えておきましょう。空き巣に入られたら?交通事故に巻き込まれたら?独りの時に急に倒れたら?などです。
ライフラインとして親や友達と話しをしておきましょう。転ばぬ先の杖ですし、気をつけていれば避けられる事態は避けたいものですからね。
一人暮らしは未経験者から見ればハイリスクに思えるでしょう。でも早い人では中学生から寮や下宿に住むことになる人もいます。経験してしまえば気楽で、逆にもう誰かと住みことは考えられない!という位楽しめるも人もいるかも知れませんね。

一度しかない人生で40代になりました。そろそろ『やってみたかったこと』リストを潰していく良い時期ではないでしょうか。メリット、デメリットを考えてリスクを取れば、今まで経験したことのない充実した時間を過ごせるかも知れません。
よく調べて準備をして、周りの方にも相談して悔いのない転居をして下さいね。