「なんとなく一緒にいるけれど、心から楽しいと思えない。」

A子さんは、そんなモヤモヤを抱えたまま続けていた人間関係に、思い切って終止符を打ったら人生が驚くほど動き始めたといいます。

友達だから、長い付き合いだから、と無理に関係を続けることが本当に自分のためになるのか。

今回は、迷いながらも“モヤモヤ友達”を手放したことで、心が軽くなり、思わぬチャンスや出会いが舞い込んできたA子さんの体験をお届けします。

“モヤモヤ友達”を断捨離したA子さんについて

A子さんは、病院の受付で働くアラフォー女性。温厚で思いやりがあり、人間関係を大切にする性格ゆえ、モヤモヤを感じながらも友人関係を続けてきました。

しかし、心に引っかかる違和感を見過ごさず、自分を大切にする選択を決意。

持ち前の優しさと冷静な判断力で“モヤモヤ友達”との距離を整理したことで、人生に大きな変化が訪れました。

“モヤモヤ友達”ってどんな存在?

A子さんにとって、”モヤモヤ友達”とはどんな存在だったのでしょうか?ここからは、5つの項目に分けて詳しく解説します。

会った後に疲労感だけが残る

「モヤモヤ友達」とは、会った後に気分が晴れず、疲労感だけが残る存在です。

久しぶりに会えば、話題は愚痴や自慢話ばかり。A子さんは気を遣い続け、楽しいはずの時間が終わる頃にはぐったり。

相手に悪気はないと分かっていても、毎回モヤモヤが積み重なり、次第に会うのが負担になってきたそうです。

会話がネガティブ中心

久しぶりに会っても話題は仕事の不満や他人への悪口ばかり。

明るい話を振っても、すぐにネガティブな方向に引き戻されてしまいます。

楽しいはずの時間が、終わる頃にはどっと疲れだけが残る。そんな経験から、A子さんは「距離を取ることも大切」と気づいたのです。

こちらの話をあまり聞いてくれない

“モヤモヤ友達”は、自分の話ばかりで、A子さんが話題を振ってもすぐに遮られてしまいます。

相談したくても話を聞いてもらえず、ただ相づちを打つだけの時間に。

会った後に残るのは、楽しかった気持ちではなく、虚しさと疲れだけだったそうです。

微妙にマウントを取ってくる

何気ない会話の中で、”モヤモヤ友達”は、さりげなく自分の仕事や生活を比べ、A子さんとの差を強調する発言を繰り返します。

悪意は感じないものの、微妙なマウントに心がざわつき、素直に会話を楽しめなくなっていったとのことです。

一緒にいると自己肯定感が下がる

A子さんは、”モヤモヤ友達”に会うたびに、なぜか自己肯定感が下がることに気づきました。

その友人は無意識のうちにA子さんの選択や考えを否定したり、自分の価値観を押しつけたりしていました。

小さな違和感が積み重なり、帰る頃には「自分が悪いのかも」と思い込んでしまうことも。

A子さんは、「もっと自分を大切にしなければ!」と、思い直したようです。

「なんだか違う?」と感じ始めたきっかけ

A子さんが友人に対して「なんだか違う…?」と感じ始めたきっかけは以下のとおりです。

  • 会う前から気が重くなるようになった
  • 話していても心から笑えなくなった
  • 本音を話すのが怖くなった

それぞれ見ていきましょう。

会う前から気が重くなるようになった

以前は楽しい会話や一緒に過ごす時間が待ち遠しかったのに、最近ではその友人と会うのが少し億劫に感じるようになっていたようです。

何かが変わったのか、それとも自分が変わったのかは分かりませんが、会話の中で以前は感じなかった違和感を覚えるようになり、少しずつ距離を感じ始めていました。

これまでは気にしなかった些細な言動や態度が、今では気になるようになり、その度に胸がモヤモヤするのです。

話していても心から笑えなくなった

以前は楽しくて、笑い合いながら時間が過ぎるのがあっという間だったのに、話していても心から笑えなくなっていた自分がいたようです。

友人の言動や話題が以前のように楽しく感じられず、どこかしら空虚さを感じることが増えました。

初めは気のせいだと思っていたものの、繰り返し会うたびにその感覚が強くなり、気づけば笑顔も作りづらくなっていたのです。

言葉の裏にある意図や無意識に発せられる不満が気になり、心がついていかない自分に戸惑いを感じていたとのこと。

かつては一緒にいるだけで自然に楽しめたはずなのに、その楽しさが今はどこか遠くに感じられ、A子さんはその原因が何なのかを考え始めたそうです。

本音を話すのが怖くなった

これまでなんでも話せていたはずが、友人の反応が予想できなくなり、何を言っても否定されたり、軽く受け流されたりするのではないかと不安に感じるようになったのです。

この不安が徐々に積もり、会話をするたびに自分をさらけ出すことに抵抗感を覚えるようになりました。

以前のような自然なやりとりがなくなり、心の中で「言ってもどうせ分かってもらえないかも」と思ってしまう自分に気づくと、次第に本音を言うのが怖くなったのです。

驚きの変化!人生が動き出した瞬間

A子さんは、”モヤモヤ友達”との関係を断捨離してから、さまざまな変化を感じるようになりました。ここからは、それらを具体的にご紹介します。

恋人ができた

思い切って距離を置くと、心にゆとりが生まれ、何かが変わり始めました。

自分の時間やエネルギーをもっと大切に使うようになり、次第に自分を大事にできるようになったのです。

その結果、自然な形で新しい出会いがあり、今では素敵な恋人ができました。

A子さんは、心のモヤモヤが晴れたことで、良い縁が引き寄せられたのだと実感していると話しています。

断捨離したことで、無理に続ける必要のない関係を切り、素直に自分を大切にできるようになったことが、人生に新たな動きと喜びをもたらしたのです。

仕事や趣味に集中できるようになった

A子さんは、それまで友人とのやり取りに気を使いすぎて、仕事や趣味に集中できないことが多かったと話しています。

しかし、距離を置くことで心の中の余計なストレスが軽減され、自分の時間を有意義に使えるようになりました。

仕事には以前より集中できるようになり、効率が上がったと感じています。

また、趣味に時間を使えるようになったことで、自分の好きなことを追求し、充実感も得られました。

結果的に、日々の生活が豊かに感じられるようになったと話しています。

チャンスや幸運が舞い込むようになった

A子さんは、モヤモヤ友達との関係を整理したことで、前向きなエネルギーを自分の目標や願いに注げるようになったと話します。

その結果、仕事でのチャンスが増え、思わぬ形で新しいプロジェクトや機会が舞い込むようになったのです。

また、人間関係にも良い変化が訪れ、素晴らしい新しい友達との出会いがあったと話しています。

モヤモヤした関係を断ち切ったことで、A子さんは自分にとって本当に必要なものに気づき、人生の流れがポジティブな方向に動き出したのですね。

人間関係を見直した今、思うこと

A子さんは、最近人間関係を見直して、多くのことを学びました。

以前は、無理に関係を続けるのも大切だと思い込み、心の中でモヤモヤを抱えながら過ごしていました。

しかし、思い切ってそのような関係を断捨離すれば、自分にとって本当に大切な人々とだけつながり、無駄なストレスを感じることなく過ごせるようになりました。

A子さんは、人間関係には質が重要であり、無理に人数を増やす必要はないと実感しています。

心から信頼できる人とのつながりを大切にし、逆に無理をしなくても良い人間関係は、思い切って整理することが大切だと感じるようになりました。

A子さんは、人間関係を見直したことで、自分らしく、無理なく生きる力を取り戻したと感じています。

まとめ

今回は、”モヤモヤ友達”との関係で悩んでいた、A子さんにインタビューしました。

A子さんは、友達との関係が次第に心の重荷となり、会話の中で本音を言えなくなったり、会うことが億劫に感じたりすることが増えたと振り返ります。

最初はその感情を無視していましたが、次第に自分の心の声に耳を傾け、距離を置く決断をしました。

この決断によって、A子さんは無駄なストレスから解放され、仕事や趣味に集中できるようになり、さらには新たなチャンスや幸運も引き寄せることができました。

A子さんは、今では本当に大切な人々と過ごす時間を大切にし、無理なく自分らしい生活を送っています。

今回のインタビューを通じて、人間関係を見直すことの重要性と、その効果を実感しているA子さんの姿が印象的でした。

 

 

文/Nana Twitter@nana__writer