女性は基本的に恋愛に関するおしゃべりをすることを好みます。何かあれば友達に相談したり報告したりするのはもはや当たり前のことになっているかもしれません。実は、特に大人の女性においては、恋愛相談をする相手選びがとても重要です。今回は恋愛相談の目的や、恋愛相談すべきでない女性たちの特徴についてお話しします。

女性はなぜ恋愛相談をするのか


男性はあまり恋愛の悩みや日頃の恋愛話などを友達に共有することをしないらしいのですが、私たち女性は「恋愛相談はするのが当たり前」という考え方が一般的ですよね。これはなぜでしょう。恋愛相談の目的は大きく2つあります。ここで、その2つの恋愛相談の目的について考えておきたいと思います。

目的①ただ単に共感してほしい


女性の特徴として、「話を聞いてもらうのが好き」というのは確かにあります。人によりますが、何かにつけて友達に報告し、「この前こんなことがあったの、それでね!彼ったら(以下略)」というように、とりとめのない話をするのは女性ならでは。仲の良いお友達の日々の出来事を聞くのは楽しいですし、それが恋愛話であっても同じです。
恋愛相談をする目的の一つは、「起こったことを報告して共感してもらいたい」というもの。つまり、この場合には特に相談相手から何かアドバイスをもらいたいのではなく、「こんなことがあってこう思った」という出来事に対して、相手に共感してもらいたいだけなのです。
多くの女性は共感を求めて友達に恋愛話や恋愛相談をします。そこで、「え!!すごいね!良い彼氏じゃん」と言われたり、「それは大変だったねぇ」と慰めてもらったりすれば目的は果たせるわけです。

目的②本当に悩んでいて解決したい問題がある


もう一つは「問題解決」を目的としているケースです。今の恋愛に関して彼との関係で悩んでいることがあり、それを自分ではどうして良いか分からず友人に相談するときには、「相談相手からアドバイス」を得ることを目的にしています。相談という言葉の意味を考えると、この目的の方がしっくりくる人もいるでしょう。
彼氏との関係がうまくいかない、好きな人がいるけれどなかなか付き合うところまでいかない、不倫をしてしまっている、など恋の悩みは尽きることがありません。どうしたら今より良い状況に現状を変えることができるか、それを知るために友人に恋愛相談を持ちかけます。

共感を求める場合の相談相手はどう選ぶ?


アドバイスを求めるのではなく、ただ単に共感してもらいたい場合には相談相手をどう選ぶべきなのでしょう。ここで「話して気分が良くなる共感上手な女性」の特徴を3つ紹介します。

特徴①楽観的な人


何か恋愛の悩みを打ち明けて、「この人に話して良かった」と思えるのは、楽観的な人です。当たり前と言えばそれまでですが、悲観的な人に話してもあまりパワーはもらえませんよね。
もしも相談の内容がすでに起こってしまった悲しい出来事(すでにフラれてしまったなど)であれば、一緒に悲しんでくれる人に話すのも良いかもしれません。ですが、まだ結果が分からないような宙ぶらりんの出来事を相談するには、楽観的な人を選んだ方が気分は良くなります。
「大丈夫だよきっと」と、根拠もなく言われたところで意味はないかもしれません。しかし根拠のないネガティブ反応よりは断然良いです。

特徴②あまり自分の意見を言わない人


すでにその恋愛相談の内容に対して、あなた自身がどのように対処すべきかを理解している場合には、それに対して人の意見を聞く必要は必ずしもありません。
「こういうことがあって、困ってるの。だからこうやって対処しようと思うんだ」と話したときに、「そっか、良いと思うよ」と言われれば、あなたはきっと気分がいいはずです。
しかし、あなたが決めていることに対して自分の意見をぶつけてくる人に相談すると、「いや、それならこうした方がいいでしょ?」などと反論されることもあり、逆に迷ってしまいます。聞いてもらうだけならあまり意見を言いたがらない受け身の人を選ぶ方が良いでしょう。

特徴③聞き上手な人


「話を聞いてもらう」というのが一番の目的で、共感さえしてくれればそれで満足できる場合は、聞き上手な人に話すのが良いです。聞き上手な人というのは、相槌が上手な人、ちょうどいい程度にリアクションをしてくれる人のことです。
恋愛に関わらず「この人に話を聞いてもらうとすごく楽になれる」と感じる人がいれば、その人こそが聞き上手な人です。アドバイスなどを求めるなら別ですが、聞いてもらい共感してもらうだけなら、聞き上手な人を選んでくださいね。

アドバイスをもらいたいなら絶対に相談すべきでない女性の5つの特徴


恋愛相談をする場合には、何かに困っていてその答えを導き出したいという状況にあることも多いはずです。この場合には相談相手の選び方に注意が必要です。さきほどの「聞いてもらって共感してもらえれば良い」場合と違って、あなたの今後の行動を左右する大切なアドバイスを求めるのですから、ここは慎重に相手を選びましょう。
ここでは、恋愛アドバイスを求めるのに相談すべきではない女性の特徴を5つ紹介します。

特徴①こちらが上手くいっていない時ばかり頻繁に連絡してくる人


女友達に少なくとも一人はいるのではないでしょうか。あなたの恋愛が順調でないときには頻繁に連絡をよこしてくる割に、あなたが彼とラブラブで順調なときには全く連絡してこない人。これはなぜかと言うと(言うまでもありませんが)、その人物はあなたの幸せ話などに興味はなく、あなたが不幸であるときだけ話を聞き、あなたよりも自分の「幸せレベル」が上であることを実感したいからです。
このタイプの特徴は、とても親身に相談に乗ってくれるように見えること。だからこそ騙されてしまいがちなのですが、結局このタイプの女性はあなたが自分よりも幸せであることが気に入りません。むしろ、あなたが落ち込んでいる状況や悩んでいる状況が長引くことを望んでいます。
あなたの幸せな報告に対しては反応が極端に薄く、悩み相談に飛びついてくるような女友達には恋愛相談をしても良いことがありません。

特徴②すぐに周りに話してしまう口の軽い人


結局人のことなど対して考えてもいないのがこのタイプです。恋愛相談を持ちかけたら、次の日には第三者に知られてしまっていた、なんて経験をしたことのある女性もいるのではないでしょうか。
さらに良くないケースとしては、あなたの恋愛の悩みをネタにしてSNSを投稿するなど信じられないことをしでかす人までいます。こういう人は、自分が一番大事で自分が周りからどう見られているかばかりを気にしています。
あなたの相談内容に真剣に耳を傾けるどころか、それを別の人に無断で打ち明け、その話題をネタに盛り上がるなどあり得ない無神経さを露呈します。口が軽い人や、一度でもその人の口から他の人の悩みをネタにするような話を聞いたことがある場合には、その人を相談相手に選ばないのが身のためです!

特徴③すぐに白黒はっきりさせたがる人


恋愛の悩みがあるときに、友人にアドバイスを求めるのはなぜか考えてみましょう。このとき、きっとあなたなりに「こうした方がいいかな」などと具体的な考えがすでにある場合も多いのではないでしょうか。そんなときに友人に相談し、「それは違うよ」とはっきり言われてしまったら気分は落ち込んでしまいますよね。
悩んでいるときには、「白か黒か」をすぐにはっきりさせたがる人を選ばないようにしましょう。このタイプの人は「いろいろな可能性を考える」ことをしません。「きっとこうだから、こうよ」と決めつけがちなので、悩みを話していても、逆に胸が苦しくなってしまいます。

特徴④自分の恋愛が順調でない人


自分が不幸であるのに関わらず、友人の幸せを手放しで応援できるような聖人のような人間はなかなかいません。相談相手を選ぶ際には、「失恋したばかり」、「彼とうまくいっていないらしい」など、悩みの渦中にいる人は除外する方が良いです。
あなたが逆の立場だと考えてみてください。今あなたがとっても辛いのに、友人から恋愛相談をされたとして、本気でその友人の幸せのためにアドバイスを冷静に考えることができますか?誰だって自分が幸せであれば周りを思いやる余裕は生まれやすくなるものです。恋愛相談をする際には、自分の恋愛がボロボロの状況にある友人を選んではいけません。

特徴⑤あなたのこともあなたの彼のこともそんなに知らない人


あなたのことを深く知っている友人よりも、逆にそれほどあなたと付き合いの深くない友人をあえて恋愛相談の相手に選ぶケースもあるかもしれませんね。しかし、恋愛相談はあなたの性格やあなたの相手の性格などが大きく関わっている問題なので、あなたをよく知らない友人に相談してもあまり良いアドバイスはもらえない可能性が高いです。
さらに、あなたの彼とも面識がなかったらなおさらです。「あなたはこういう人で、彼はきっとこうだから、こうした方がいいんじゃない?」というアドバイスをするには、まず相談相手があなたとあなたの彼のことをそれなりに知っておく方が断然良いと言えます。

まとめ


普段から友達として接していても、余裕のないときには「それでも私はあの子よりは幸せだもん」などと、自分よりも不幸な友人を見ることで、自分を安心させているタイプの人間はいるものです。特に自分の恋愛がうまくいっていない女性や、普段から自分が一番注目されていたいと思っていそうな女性には要注意です。
恋愛相談は相談相手によって、とても良い結果につながることもあれば、その逆もあります。なるべくポジティブな人を選びましょう。ネガティブな人は、同情して「かわいそうに」と言いながらも、心の奥底で自分の方が幸せだと優越感に浸っていることがあります。このような人に恋愛相談は任せられませんよね。あなたもこれからは相談相手を正しく選び、前向きに悩みを解決に導けるように意識しましょう!

文/mayu Twitter@webwritermayu