夏も終盤に差し掛かると、「なんかだるい…」「やる気が出ない…」と感じる日が増えてきますよね。

食欲が落ちたり、寝苦しい夜が続いたりと、気づけば心も体もお疲れモードに突入してしまうことも。

でもそんなときこそ、「がんばって整える美容」ではなくて、「ゆるっと、自分にやさしい美容」でいたわってあげるのがおすすめです。

完璧を目指すのではなく、気持ちのいい選択を少しずつ日常に取り入れていくこと。

れが、夏の疲れをやさしく受け止めて、秋に向けて元気を整えるベースになるはずです。

今回は、夏の終わりにぴったりな「ゆるっと美容」をテーマに、暮らしの中でできる小さなヒントを5つご紹介します。

どれもすぐに実践できることばかりなので、ぜひ気軽に取り入れてみてくださいね。

ゆるっと美容を支える食と暮らしのヒント5選

夏は、イベントやレジャーで楽しいことも多いけれど、実はけっこう体力を消耗する季節。

冷房による冷え、寝苦しさ、強い紫外線、そしてついつい乱れがちな食生活…。

そんな環境に長く身を置いていると、心もお肌もバテバテになってしまいがちです。

だからこそ、秋がやってくる前に、少しだけ立ち止まってゆるっと整える時間をつくってあげるのがおすすめ。

美容や健康に良いとされることも、「こうしなきゃ」と義務感でやるのではなく、「こうしたら気持ちいいかも」と思える感覚でやってみましょう。

自分にとってちょうどいい心地よさを大切にすることが、ゆるっと美容のいちばんのポイントです。

ここからは、そんな「自分をゆるっと整える」ための5つのヒントを紹介していきます。

1. 夏こそ温かいものと旬の野菜で内側から整える

暑いと、どうしても冷たいものばかりに手が伸びてしまいます。

でも、知らず知らずのうちに体の内側が冷えて、だるさや胃腸の不調の原因になっていることも。

そんなときこそ、味噌汁やスープなど、あたたかくてほっとできるものを取り入れてみるのがおすすめ。

夏野菜であるナス、ピーマン、かぼちゃ、オクラ、トマトなどは、抗酸化作用のあるビタミンが豊富で、疲労回復にもぴったり。

たとえば、「焼きナスとお味噌汁」「トマトと卵の中華スープ」「かぼちゃとピーマンのカレー炒め」など、簡単なレシピでも栄養満点。

火を使うのが面倒な日は、電子レンジやコンビニの温かいお惣菜に頼るのもOK。

ちゃんと料理しなきゃと思うよりも、自分が心地いい方法を選ぶのが、ゆるっと美容です。

2.ぬるめのお風呂でからだも心もふぅ〜っと一息

夏は汗をかくことも多く、ついシャワーだけでさっぱり済ませたくなってしまいませんか。

でも実は、シャワーだけでは表面の汚れや汗を流すだけで、体の深部までは温まりきれないことも。

夏は、あえて湯船にゆっくり浸かる時間がとても大切です。

おすすめは、38〜40℃くらいのぬるめのお湯に、10〜15分ほどじんわりと浸かること。

無理に長風呂するのではなく、心地よさを感じるくらいで十分です。

体の芯からじわ〜っと温まっていく感覚は、まるで疲れた体と心をゆるやかに解きほぐしてくれるよう。

汗をかくことで体内の巡りも良くなり、むくみやだるさの軽減にもつながります。

さらに、お気に入りのバスソルトや入浴剤をプラスすれば、心までふわっと癒されるバスタイムに。

たとえば、ラベンダーやゆずの香りは、心を落ち着けてくれてリラックス効果を高めてくれます。

反対に、ペパーミントやユーカリなどの清涼感のある香りは、夏の疲れを吹き飛ばすようなスッキリ感が得られます。

その日の気分に合わせて香りを選ぶのも、ちょっとした楽しみに。

入浴中は、あえてスマホを持ち込まずに、キャンドルを灯したり、好きな音楽を流してみたりするのもおすすめ。

湯気の中でぼーっとするだけでも、脳が休まって思考がリセットされていくような感覚が味わえます。

一日の終わりに、「今日も一日よくがんばったね」と、自分にそっと声をかけるような気持ちで湯船に入ってみましょう。

それだけで身体だけでなく、心までほぐれて軽くなるはずです。

ゆるっと、美容も癒しも叶うそんなお風呂時間を味方につけてみてくださいね。

3. 寝つきと目覚めで、体は生まれ変わる

夏の夜はなんとなく眠りが浅くなりがち。

寝苦しい、朝起きると疲れが取れていないという人も多いのではないでしょうか。

実は、私たちの身体やお肌は、寝ている間にリセットされているんです。

睡眠中には成長ホルモンが分泌されて、ダメージを受けた細胞の修復や肌のターンオーバーが行われます。

眠りの質が美容のカギを握っていると言っても過言ではありません。

夜は、寝る1時間前からスマホを手放してみるのがおすすめ。

その代わりに、アロマキャンドルを灯したり、好きな音楽を聴いたり、ゆるっとしたストレッチをしてみると、自然と体を眠りのモードに切り替えられます。

また、寝具やパジャマの肌触りにこだわるのも、睡眠の大切なポイント。

お気に入りの香りのリネンミストを枕にシュッとひと吹きするだけでも、ちょっと贅沢な気分になります。

「ぐっすり眠れた」と感じられる朝が続くだけで、肌の調子も気分もちょっとずつ変わってくるはずです。

4. がんばらない運動をがんばってみよう

「運動しなきゃ…でもしんどい…」と、運動がプレッシャーになっていませんか。

運動=汗だくのトレーニングという思い込みを一度手放してみましょう。

本当におすすめしたいのは、がんばらなくていい運動。

たとえば、

  • お気に入りの音楽をかけながらダンス
  • お風呂上がりのストレッチ
  • 寝る前にベッドの上でヨガ
  • 朝の散歩で新しいカフェを探す

など、楽しく続けられるくらいのゆるさに設定しておくことがポイントです。

少し動くだけでも血行が良くなって、むくみが取れたり、気持ちが明るくなってきたりします。

気持ちよさを感じられる運動は、それだけで立派なゆるっと美容です。

5. スキンケアは塗るより感じる

夏の終わりは、紫外線による乾燥や、汗・皮脂による毛穴の開きなど、肌トラブルが起きやすい時期。

そんなときこそ、スキンケアはアイテムの数よりも、触れ方を大切にしてみてください。

化粧水を手のひらにのせたら、優しく包み込むように肌にのせる。

「今日も一日ありがとう」「よくがんばったね」と声をかけるような気持ちで、優しく自分の肌に触れてみましょう。

その触れ方が、肌だけではなくて、心までふわっと癒してくれます。

夜は「お疲れ様」の時間、朝は「行ってらっしゃい」の時間。

そんなふうに、スキンケアの時間を気持ちの切り替えタイムにしてみるのもおすすめです。

まとめ

美容も健康も、「ちゃんとしなきゃ」と思いすぎると、それだけで疲れてしまいます。

でもゆるっと美容なら、がんばらないからこそ心地よく続けられるはず。

日々の暮らしの中で、少しだけ自分にやさしくするだけで、体も心も少しずつ元気を取り戻していきます。

この夏、ちょっと疲れがたまってるなと感じたら、無理に動こうとせず、まずは「ゆるっと」整えることから始めてみてください。

それは、未来の自分へのやさしさにもつながるはず。

自分に優しくすることで、自然と周りにもやさしくなれます。

夏の疲れを、ゆるっと美容で優しく癒していきましょう!

 

文/Miwa