周りがみな結婚してしまい、仲の良かった友達ともなんとなく疎遠になってしまう‥。
このようなケースは特に30代にありがち。結婚してすぐは定期的に会っていたとしても、子供ができるなど、ライフステージが変化するにつれて人間関係は変わっていくものです。
そんな毎日を過ごしながら、ぼんやりと「生きづらさ」を感じている方は少なくありません。
今回は、そんな未婚女性にぜひ検討していただきたい「海外移住」についてお話ししていきます。ぜひ、そんな考え方もあるんだ！と軽い気持ちで読んでいただけると幸いです。
日本はまだまだ「女は結婚して子を産む」のがスタンダード
いろいろと新しい生き方が注目されており、これまでと比較すると格段にオープンマインドの方が増えてきたのは確かです。
ただ、全体から見ればやはりそれはひとにぎり。多くの日本人が「やっぱり結婚して子供を産むのが女の幸せ」だと考えているところがあります。
ですが、一方で「結婚願望がそもそもない」というような女性も増えてきているのは本当の話。
しかし今の日本では、どうしても「周りと違う考えを持って生きている」人が悪目立ちしてしまうため、肩身の狭い思いをしている人は一定数います。
いくら、自立した女性がこれまでよりも肯定されたとはいえ、昔と変わらない固定観念を強く持っている人の方が圧倒的に多いのが日本という国なのです。
「年齢」に縛られるのも日本ならでは
次に年齢についてです。日本では、初対面のあいさつの延長に「おいくつですか？」と年齢を尋ねるのがごく普通とされています。
合コンでもそうですよね？名前を言った後に年齢を言うのも普通ですし、聞かれても特に違和感はありません。
ところがこれも日本ならでは。厳密に言えば韓国も同じですが、多くの国ではこれはありえないほどの違和感を感じさせることです。
欧米諸国、つまりアメリカやヨーロッパでは年齢を尋ねること自体が失礼とみなされることも！
「え？なんで年齢なんて聞かれなきゃいけないの？」と気を悪くする人も多いのでご注意を。
とにもかくにも、年齢でその相手を判断すること自体ナンセンスなのが多くの国の人々の考え方です。
30代をすぎたら結婚相手を探すのが難しくなる、など年齢が顕著に婚活に影響するのも日本特有の現象で、よその国では特に問題にならないことの方が多いのです。
特にアジア人は若く見られるため、年齢を言わなければ実年齢より若く見られるケースが圧倒的に多く、40代でも20代後半かと思われた！なんてことも頻繁におこります。
ましてや30を超えたからといって恋愛市場における価値が下がることはまずありません。
日本を出てみることのメリット
今回のテーマ「未婚の30代40代の女性にこそ海外移住を検討してみては？」についてですが、私自身がそう感じたのはきちんと明確に理由があったからです。
ここでは、海外に出てみるメリットを婚活や出会いの視点から3つ挙げていきますね。
知り合いや友人のいない場所で思い切り自分らしくいられる
一番のメリットは、誰もいない土地で自分をリセットし、これまでもっと表に出したかったけれどなかなか難しかった「本来の自分」でいられることです。
日本にいると、どうしてもこれまで長く付き合ってきた友人や職場の人たちの目があるため、「こんなこと私がやったらおかしいかな」など常に周りを気にする生き方になりがち。
しかし、日本から出てしまえばそんなことは何も気にならなくなります。誰も見ていませんし、見ていたとしてもそのすべての人があなたの知らない人たちですから、正直どうでもいいわけです。
そんな状況に身を置くと、びっくりするほど自分らしくいられるようになります。
「あの人いきなり人格変わったね」なんて陰口を言われる心配は皆無ですから。
そうして過ごす毎日はとても楽です。
自分を偽る必要がないのでストレスが激減します。その結果、いつも笑顔でいられる、そんな毎日が過ごせるようになるのです。
年齢やスペックに関わらず恋愛対象に見られる頻度が増す
どの国に行くかにもよりますが、基本日本人女性はモテます。
年齢が30代であろうが40代であろうが、その年齢の数字であなたのスコアがつけられることはありません。
あなた自身が海外に身を置いてもじっと誰かが近寄ってくるのを待っているだけではなかなか出会いもありません。
でも、ほんの少しコミュニケーションを取る姿勢をみせるだけで、どんどん相手からアプローチされるようになるでしょう。
なんと表現すれば良いか難しいのですが、とにかく「モテる女になるハードルがすごく下がる」という感覚です。
もちろん、そこから運命の相手を見つけるとなると簡単ではありませんが、いろんな恋愛を楽しんでみたい、友達を増やしたい、という場合にはぴったりです。
自己肯定感が爆上がりする
「私はみんなと違って結婚もしていないし恋人もいない」とか「仲間内で子供がいないのは私だけ」とか、人と比べて自分の価値を測ることがなくなるのは海外に身を置く大きなメリット。
結果、自分らしくいられて毎日が楽しくなるわけなので、自然と自己肯定感も上がっていきます。
本を読んだり、セミナーを受けたり、あれこれ試してどうにか自己肯定感を高めるために努力する人は大勢います。
しかし、そんなことをせずとも、日本から出るだけであっさりと自分をもっと愛せるようになるのが海外に身を置くことの魅力。
もちろん個人差はありますが、私は少なくともこれまでの海外滞在経験を経て、あきらかに「日本にいるときよりも自分を好きになれた」と思っています。
海外移住が気になる方はぜひ「プチ移住を」
海外移住でもっと幸せな人生が送れるかも！と聞いたところで、いきなり海外に住むなんてことはなかなか考えにくいというのが多くの方の本音でしょう。
もちろん、合う合わないもありますので、まずはプチ移住を試してみると良いですよ！
プチ移住のポイントは、以下の2点。
- 少なくとも2週間は滞在する
- ひとりで行く（友達と一緒などではなく）
行き先はどこでも構いません。
もちろん、仕事の関係で現実的に休みが取れない方も多いでしょう。ですが、転職のタイミングなど、何かしら人生において休みが取れる時期は絶対にあるはず。
むしろ、時間は作らなければ勝手に増えていくことはありません。
あなたの今後を左右する、特別な経験ができる機会ですから、勇気を持って踏み出してみる価値はきっとありますよ。
ちなみに私の場合は、海外にどうしても数日ではなく数週間単位で旅行したかったので、それを理由に仕事を一度辞めました。
もちろん、その後転職活動をしてまた会社勤めに戻るつもりだったのですが、結果から言うとその流れでフリーランスに転向。
その後いわゆる半ノマドワーカー的な働き方を数年続け、途中で知り合ったアメリカ人男性と結婚しアメリカに移住しました。
もしあのとき「時間がないから旅行なんて一生無理」と言い続けていたら、自分の人生はどうなっていたんだろう。今でもたまにそんなことを思っています。
まとめ
海外に身を置くと、細かなルールやレッテルに振り回されない生き方が案外あっさりと叶うことがあります。
30代40代の未婚女性の中には、日本で生きていくのがきつい、少々息苦しさを感じるという方もきっと多いはず。
「日本にずっと居続けなくてはならないわけではない」ということをぜひ頭の片隅に置いていただければと思います。
決して日本を否定しているわけではありません。
ただ、型にハマった生き方を求められるのが日本の特徴であるのは事実。その考え方に強い違和感を感じる方なら、一度日本を出て外の様子を見てみるのもおすすめですよ。
文／mayu 
@webwritermayu
