何が違った！？…婚活アプリで成婚できた人、できなかった人。リアルな体験談３選

出会いが欲しい！

しかし身近に出会いの場はないし、友人たちは落ち着いてめっきり合コンはなくなってしまった。街コンは年齢層が若すぎるし……
そんな時頼りになるのが、婚活アプリやマッチングサイトです。現在100以上のプラットフォームがあり、ユーザー数は数百万人。日々「結婚したい」「恋人がほしい」という人達が本気でお見合いをしている状況なので、うまく使いこなすことができればこんなにも効率のいい出会いのツールはありません。
しかし「本当に結婚できるような相手と出会えるのか」「相手の本当の素性がわからない出会いだから不安」と登録を躊躇してしまう人が多いのも事実。
そんな不安を払拭すべく、今回はそんな婚活アプリで結婚まで至った人たちの成功体験談をご紹介したいと思います。

「内面をしっかり見てくれる人を選んだ」

まずは昨年婚活アプリで出会った人と結婚したMさんにお話をお伺いしました。

Pairsです

34歳です

よく見せるようなことはかかず、ありのままを書きました。できるだけ正確に書くことによってよりマッチした出会いができると思います。

やりとりを続けてみて、自分の内面をいいと言ってくれるような人を選びました。

4人です。会ってみないと何も始まらないので。今の旦那とはとても自然な形で仲良くなりましたが、他の方は「違うな」と違和感のようなものを感じました。

マッチングして、始めて会ってから半年くらいは友人期間をとりました。やはりアプリでの出会いということで不安はありましたし、自分自身離婚経験があったので、より慎重に友人期間を長くしました。その間は普通の友人のようにLINEで連絡を取り合ったり、ちょくちょく会ったりしていました。付き合うまではとても自然で、一緒にいてとても安心できる相手だったのでそのまま付き合うという形になりました。

登録している人がすべてが出会いを求めているわけではないので、あまり気にせず食事をたまにできる知り合いができたらいいな、くらいの気持ちで登録した方がうまくいくと思います。
あとはいろいろな人がいる場なので、信頼できるまでは自分の個人情報（会社名、住所やSNSなど）は教えない方が安全かと思います。

「理想の人に出会えた」「この人だと思ったからすぐに退会した」

次はアプリを通じて結婚したＴさんご夫婦にお話をお伺いしました。

【夫Ｉさん、以下Ｉさん】友人に勧められ「omiai」を使用しました。
【妻Ａさん、以下Ａさん】いろいろと調べて「omiai」に登録しました。

【Ｉさん】31歳です
【Ａさん】35歳です

【Ｉさん】自分はとにかくプロフィールが大事だと思っています。動物が好き、海が好きというようなありきたりなものではなく、自分が何を大切にしていて、どんな人生を生きてきたか。「この人のことをもっと知りたいな」と思えるような、そんなプロフィールにする必要があると思います。あと重要なのは結婚に対する熱意ですね。
【Ａさん】そうですね。価値観が合いそうかどうかはまずこのプロフィールが決め手になるので、嘘を書かず、正直に自分のことを書くことが大切だと思います。あとわたしが重要だと思うのはプロフィール写真！人にもよると思いますが、わたしは自撮りした写真を使用している人が無理なので（自分で撮っている姿を想像すると笑ってしまう）普段の自分がわかるような、自然な写真を使用したほうが雰囲気も伝わっていいと思います。

【Ａさん】わたしから「いいね」をしました。選んだポイントは写真です。風景と全身写真だったのですが、友人たちとわいわいしている姿が楽しそうで、そこがいいなと思いました。どの写真をプロフィール写真に選ぶかでどのような人かがわかるかと思います。
プロフィール自体は固いものだったので、そのギャップもまたいいなと思いました。
【Ｉさん】自分は最初妻から「いいね」が来たときサクラかと思いました（笑）あまりにキレイな人だったので。

【Ｉさん】3人です
【Ａさん】1人です。やり取りをしたのも1人だけです。最初からこの人だと思った人が現れたらすぐに退会するつもりだったので。ダラダラと複数人を比較するつもりは最初からありませんでした。

【Ａさん】実際に会ってからは1週間で付き合いました。そして付き合って1か月でわたしからの逆プロポーズし、半年で結婚しました。
【Ｉさん】初めて会った瞬間から、「自分はこの人と結婚するんだろうな」という予感があったので、とても自然な流れでした。

【Ｉさん】対男性向けにはなりますが……サクラを見抜く力が必要になってくるかと思います（笑）でもそれさえできれば、こんなにも効率のいい出会いの場はないと思います。自分の実情を最初から提示して、「それでもいいよ」という人と出会うことができる場なので、結婚を一度諦めた人にこそ使ってもらいたいです。
【Ａさん】既婚者もいるし、遊び相手を求めている人もいます。何があっても自己責任、後悔はしない！と腹をくくっておく必要があるかと思います。
あとはこれは真剣に出会いたい男性向けのメッセージになりますが、メールの返信タイミングに気を付けたほうがいいかと思います。週末や平日夜にレスがこないと「既婚者かも」と疑われてしまうので、タイミングよくきちんと返信するマメさが重要かと思います（逆に女性は曜日によってレスの違いがある人には注意した方がいいかと思います）。
あとはのめりこみすぎず、客観視する余裕があったほうがいい出会いにつながると思います。

「比較しすぎて男性が商品にしか見えなくなってしまった……」

最後に婚活アプリを使用したものの、失敗に終わってしまったというＯさんにも話を聞いてみました。成功した前出の方々とは一体なにが違ったのでしょうか？

【Ｏさん】omiai、pairs、ゼクシィ縁結びです。より出会いの場を広げたかったので、複数アプリに登録をしました。

【Ｏさん】29歳です

【Ｏさん】あまり結婚に対しがっついていると思われたくなかったので、「いい出会いがあればいいなぁ～」的な、ゆるい感じで登録することを意識しました。

【Ｏさん】全体プロフィールを見て選んでいました。でも婚活アプリって本当にいろいろな情報が公開されていますよね。年収、身長、学歴、さらには兄妹構成や初回デート費用の支払いなど……最初は気にもしていなかった項目までオープンになっているので、気づいたら男性を選ぶ際に「チャックする項目」が多くなってしまっていて、どのような人を選んだらいいのかだんだんわからなくなってしまいました。

【Ｏさん】たぶん10人以上には会ったと思います。常に複数人と連絡を取り続け、比較していた状況です。でもそういうことをしていると、目の前にいる男性も同じことをしているのだろうなと思ってしまい、少し好意を寄せられたとしても信用できなくなってしまいました。

【Ｏさん】長期利用し、複数人を比較し続けるということはお勧めしません。わたしは婚活アプリにログインしすぎて、最後のほうには男性が商品のように見えていました。選んだからと言って自分が選ばれるわけでもないのに、様々な男性と連絡をとりつつ比較し続けていたのです。
チェックする項目は自然と増え、希望する年収もどんどん高くなっていき、男性は「恋愛対象」から「比較検討対象」へと変わってしまいました。そして訳が分からなくなってしまった時にマッチングした変な男に騙され、痛い目をみたことで婚活アプリを退会しました。
婚活アプリは「男性を比較する場」ではなく、「出会う場」であるということを忘れないこと、また「〇〇か月でやめる」と最初にリミットを設けてスタートすることが婚活アプリの闇に飲み込まれないためには必要なことだと思います。

まとめ

いかがだったでしょうか。これはほんの一例ではあると思いますが、婚活アプリで成功した人と、失敗してしまった人にはいくつかの違いがあることがおわかりいただけるかと思います。
婚活アプリに限らずですが、飾らず正直に自分を表現すること。そのうえで価値観の合う、一緒にいて自然な相手を選ぶこと。そして自分の最初の直感を信じ、この人だと思う人が現れたら一気に突き進むこと。これが結婚への近道なのだと思います。

今や当たり前の出会いの場となった婚活アプリ。上手に使いこなせば、そこにはきっと素敵な出会いがあるはずです。

文／小林加苗 @murakana1128