コロナウィルスは、これまで当たり前だった日常生活を大きく変えてしまいました。生活環境が変わると恋愛関係や結婚生活にも影響を及ぼします。今回のテーマは「コロナにより恋愛がうまくいかなくなる要因」です。「コロナ破局」や「コロナ離婚」という言葉まで飛び交うようになっている今日この頃、コロナによりパートナーとの関係が破綻してしまうケースは少なくありません。

なぜコロナにより恋人とうまくいかなくなるのか、コロナにより離婚してしまうケースがあるのか、その要因をしっかりと見つめ、対策を考えていきましょう!

前代未聞のコロナウィルスによる不安は皆抱えている

恋愛や結婚の話以前に、コロナウィルスというこれまで聞いたこともない伝染病に地球全体が侵されている状況は、多くの人たちを不安に陥れているという事実があります。

恋愛成就や大切な人との結婚を考えている場合ではなくなり、「これからどうなってしまうの!?」と見えない敵に怯えて過ごす毎日は決して楽しいものではありません。生活が脅かされると、人は誰だって余裕をなくしてしまいます。大切な人に優しく思いやりを持って接するためには、自分自身にある程度の余裕があることが必須ですから、このような状況で恋愛をスムーズに進めることは難しいですよね。

「コロナによる精神的な疲れ」や、「仕事がなくなったらどうしよう」などの生活に対する心配などが、人々の心を支配してしまい、心が疲れ切ってしまうというのは決して珍しい現象ではありません。

なぜコロナ破局やコロナ離婚が起こるのか?その3つの要因


コロナにより恋人と別れてしまったり、結婚生活がうまくいかなくなり離婚する夫婦が増えてしまったりするのは何が原因となっているのでしょう。よくある要因の3つをここで紹介します。

要因①恋人との将来のプランがコロナにより白紙に戻される


恋人たちの中には、「来年結婚しよう」、「◯月から一緒に住もう」など明確なプランを立てていた人たちも多いのではないでしょうか。それがコロナの影響で全ておじゃんになってしまい、計画が白紙に戻ってしまったケースはかなり多いはずです。

私の友人もまさにその一人。オーストラリアに住む彼氏との結婚話を進めていたところにコロナが舞い込んできたおかげで、結婚話はストップし会うことさえできなくなってしまったと嘆いていました。海外との遠距離カップルにとってコロナは非常に大きな影響を及ぼすものです。

たとえ日本国内で交際している恋人同士も、どちらかの仕事がなくなってしまったり、経済的な心配をしなければならなくなったりしたことで将来設計が大きく崩れてしまうケースもあるでしょう。

ただでさえ、コロナに参っているところに、「楽しみにしていた未来のプラン」がぶち壊されてしまうとなると、精神的にとてもショックが大きいです。ひどく落ち込み、その行き場のない怒りや不満を相手に八つ当たりすることでケンカが増えてしまうケースもよくあります。このように、コロナの影響を受け、未来のプランどころか日々の恋人との関係もうまくいかなくなり、恋愛関係が終わってしまうことは珍しくありません。

要因②自粛期間に四六時中夫婦が一緒に時間を過ごすことでストレスになる


こちらはまったく別の要因です。一緒に住んでいてもなかなか一緒に時間を長く過ごすことがない夫婦や同棲カップルが、コロナの影響で急に24時間一緒に過ごすことになったことでうまくいかなくなるケースですね。

お互いの仕事が忙しく、一緒に住んでいても「全然二人の時間がとれない!」と不満に思っていたのにかかわらず、一緒にいることになったら今度は喧嘩が増えてしまうなどの予想外の問題を引き起こしてしまうのです。現に、結婚している夫婦が自粛期間に家に一緒にいすぎて「相手のことが嫌になる」というのはよくある話です。

私の友人に、旦那がホテル業でとにかく勤務時間が長くほとんど家にいないことを常に愚痴っていた人がいました。旦那の仕事がホテル業なのもあり、自粛が始まると途端に「自宅待機」となってしまい、当然旦那は常に家にいます。それなのに彼女はそれを喜ぶどころか、「一緒にいるのがきつい」と不満を漏らすようになったのです。

一緒に生活していても、お互いにそれぞれの時間を確保できていたことで、うまく息抜きできていたのでしょう。それができなくなること毎日がストレスでいっぱいになり、「一人でどこかに行きたい!」となってしまうのです。この状態が離婚という極端な展開を招いてしまうことも実際に起こっています。

要因③お互いの心に余裕がなくなりすれ違っていく


コロナで恋愛がうまくいかなくなる場合、その要因の一つに「心に余裕がなくなり優しくできなくなる」という点が挙げられます。コロナというこれまで経験したことのない事態で不安になる気持ちは分かります。ですが、誰もが同じ状況なわけですから、その不安をパートナーに向かってぶつけてしまうのはよくありません。

とは言え、恋人や結婚相手には良くも悪くも気を許しているので、「どうしようもない不安な気持ち」を全力でぶつけてしまうというのは女性がよくやりがちなことの一つでもありますよね。こんなときだからこそ優しくできればいいのですが、なかなか相手に思いやりを持って接することが難しくなってしまうのが今の状況です。

男性は女性にあれこれと不安な気持ちを語られることをあまり喜びません。しかも、相手の心に余裕があるときならまだしも、彼の方だって不安な気持ちがあるのですから、あなたの面倒までしっかり見ることはできないのです。

こうして、恋人同士や夫婦関係がどんどんギスギスしていき、喧嘩が増えたり会話を楽しめなくなったりすることから、破局や離婚を招いてしまうのです。

コロナ破局やコロナ離婚を回避するために意識すべきとてもシンプルな3つのこと


コロナでただでさえ生活が脅かされていたり自由を奪われたりしているのです。そんなときに大切なパートナーと破局してしまっては元も子もありません。というわけで、ここでコロナに愛する人との関係をダメにされてしまわないように、日々気を付けておくべきことを3つ紹介します。

3つとも至ってシンプルなことなので誰にでもできます。そして、このシンプルな3つのことを忘れなければ、愛する人との関係は必ず続いていきますし、コロナになんて負けることはありませんよ!

ポイント①コロナは収束に向かっている!今だけ我慢すれば大丈夫だと言い聞かせる


コロナウィルスは世界中に甚大な被害を及ぼしましたが、何かひどいことが起こったとしても人々は立ち上がり、どうにかしてその事態を乗り越えて行きます。

コロナで「今」が大変なのは分かります。でも、この大変な時期が続くわけではありません。そう考えてみれば、一時的に経験している困難な事柄に大切な人との関係までをも潰されるのは馬鹿馬鹿しいと思えませんか?

今は一時的に心の余裕がなくなり、将来が見えなくなっているだけです。時間が経てば事態は収束し、またその先の明るい未来を計画していくことにができるのです。そのときには愛する人に隣にいてもらいたいですよね。それならば、今だけちょっぴり我慢しましょう。あと少し!と自分に言い聞かせることで持ち堪えるのです。

ポイント②コロナで大変なときに頼れるパートナーがいる自分は幸せであると理解する


よく考えてみると、今の大変な時期を一緒に乗り越えられるパートナーがいるということはすごく幸せなことだと思えませんか?特に一緒に暮らしているカップルや夫婦なら尚更です。

私はパートナーがアメリカにいるので、この事態をものすごく離れたところでそれぞれに乗り越えています。「こんなときにそばにいられるカップルはいいなぁ」と思うのが正直なところですが、それでも彼の存在に感謝しています。

今、恋人や旦那さんとうまくいかず「コロナのせいでなんか調子悪いな」と嫌な気持ちになっている人も多いでしょう。ですが、一人で乗り越えるコロナとパートナーがいて一緒に乗り越えるコロナでは、精神的なキツさが全く違います。不満や不安はたくさんあるかもしれませんが、相手の存在に感謝し「自分はパートナーがいて幸せだ」という事実にも目を向けてみてください。

ポイント③今だからこそできることに意識を向ける


コロナの影響で、家にいる時間がいつもより極端に長くなったり、仕事を減らされて自由な時間が急に多くなったりした人はかなり多いはずです。恋人や旦那さんとの関係がいまいちうまくいかず、モヤモヤした気持ちで毎日を過ごすのはあまり楽しいことではありません。ここで思い切って思考を180度変えてみましょう。

コロナで時間ができたのであれば、今だからこそできることをやってみるのがおすすめです。これまで仕事に追われてできなかったこと、今だったら腰を据えてやれるのではないでしょうか。料理や運動、映画鑑賞や読書など、なんでも構いません。

ポジティブに考えてみれば、「あれほど欲しかった時間が、今は結構たくさんある」とも考えられます。それならば、その時間をうまく使わなければ損です。もう一度言いますが、コロナは収束します。また日常が戻り、毎日が怒涛の忙しさで過ぎていくのです。だからこそ、今チャレンジしたいことに取り組むことがとっても大切なのです。
何より、「好きなことに打ち込むと気持ちがポジティブになり良いことばかりを引き寄せる」という効果があります。自分の好きなことに目を向けていると、知らないうちに恋人との関係もきっと修復されていきますよ!

まとめ


コロナウィルスにより、コロナ破局やコロナ離婚をしてしまうカップルは確かにいます。ですが、これは気持ちひとつで回避できる場合も非常に多いのが本当のところです。ここでお話ししたコロナ破局やコロナ離婚の要因を理解し、そうならないために意識するべきことに目を向けましょう。

愛する人が存在していることは素晴らしいことです。コロナウィルスによりたくさんの心配事や不安の種ができてしまうのは皆同じです。そこに目を向けるのではなく、一緒に乗り越えていけるパートナーの存在に感謝するのです。

コロナを経験したことで、当たり前の日常にものすごく感謝できるようになりました。収束したときに、一緒に喜べる彼が隣にいてくれなかったら悲しいですよね。愛する人に感謝の気持ちを忘れずにいれば、コロナに二人の関係を潰されてしまう事態は確実に回避できます。愛を持って、笑顔で毎日を過ごしましょう!出口はもうすぐそこですよ。

文/mayu Twitter@webwritermayu