毎日の子育て、忙しく追われる仕事、両親の面倒などでつい見落としがちな健康診断のタイミング。自分の体は自分が一番分かっている、と言っても実は進行するまで気付かない病気は多いものです。

健康診断の項目が気になりだすのは40代から

40代女性の悩みで多くあげられる点は、やはり健康面です

40代女性と言わず、現代は若年層にも関わらず何かしらの病気や症状が身体に出てくる事があります。その中に”更年期障害”があります。卵巣の機能が衰え、ホルモンバランスが崩れやすくなり、体調の優れない日が増えてきます。また、乳がんや子宮筋腫など何が原因とも言えない病気にも気を配らなければいけない年齢でもあります。大切なのは健康的な生活や食事、運動など健康管理を維持していく事ですが、やらなければいけない、という気持ちからストレスを逆に溜めてしまう事のないよう、自身のメンタルへの心掛けも必要です。

美味しいものは美味しい!だけどやらなきゃいけない、糖質/炭水化物コントロール

糖質とは、脂質・タンパク質・炭水化物と並べられる三大栄養素であるように体への主要なエネルギー源です。なのに、なぜ体に大切な炭水化物(糖質)の制限が必要なのでしょうか?それは、血中の糖は体を動かすエネルギーになる一方、余った糖は”インスリン”というホルモンによって体の中で脂肪に変わり、それは蓄積されていくのです。逆に糖が不足した場合、体に溜まった脂肪を糖に変えてエネルギーとなる事もあります。実は、体に使いきれない程蓄積された糖が溜まった結果”メタボっ腹”というお腹を作りあげているのです。太らない体をつくるには、食べ物や食べ方を工夫し、それによって糖質をコントロールし血糖値を緩やかに上げていく必要があります。

気をつけたい健康診断項目トップ3

40代になると、罹患数が30代の2倍に!男女共通で受けた方が良い/気を付けたい検査 ①胃がん–胃カメラ検査

腹痛や吐き気や胸やけなどは、普段でも胃の調子が悪い時や胃炎など胃腸の疾患でも経験することのある症状の為、本人が気付きにくい事が多々あります。そのため、検診などでがんが見つかる事もよくあります。そうしてがんが進行すると、お腹の痛みや不快感などを訴える事となります。胃がんを引き起こす原因として、喫煙や食生活などの生活習慣が上げられます。塩分の多い食品の過剰摂取や、野菜、果物の摂取の不足が指摘されます。胃がんというものは、初期症状が分かりにくく、早期発見が難しいと言われています。ですが、胃がんは日本では2番目にがん患者の多い病気なのです。進行胃がんでも、大多数の人が無症状の事が多い病気です。注意をする必要があります。

30代から徐々に増え始める病気!男女共通で受けた方が良い/気を付けたい検査 ②大腸がん–大腸カメラ検査

大腸がん検診をする事で、この病気によって発生している死亡率を約60~80%減らす事ができるという調査結果があります。しかし、日本は他の先進諸国に比べがん検診の受診率は低いです。例えば、日本での大腸がん検診の40代から60代の受診率は男性で約41%、女性で約35%程度なのです。米国での大腸がん検診受診はとても高く、この意識の向上により大腸がんによる死亡率が過去20年間現象し続けていると言われています。2013年に58%だったのが、2018年には80%と予想され、それによって2030年までに死亡率を30%以上低下できると試算されています。大腸がんは早期発見する事ができれば、手術を簡単に済ませる事ができる上、治療後日常生活への影響が少なくなります。また、受診を受けて何もない事が確かめられれば安心感を得る事に繋がります。

男女ともに40代前半から徐々に増え始める病気!男女共通で受けた方が良い/気を付けたい検査 ③肺がん(喫煙者)–胸部CT検査

肺がんとは、肺にできるがんの事です。近年患者数が増しており喫煙者にとっては切っても切れない不安要素です。肺は、呼吸をする為の器官であり、酸素を取り込みまた体内から二酸化炭素を吐き出す役割をしています。肺がんの主な症状として、咳・呼吸困難・胸の痛み・息切れ・息苦しさ・体重減少・痰・地の混じった痰などが上げられます。早期の肺がんは症状が出にくいものです。たとえ症状があったとしても、風邪や煙草のせいだろう、という思い込みにより気付かない事が多い病気です。咳などの症状が続く場合は、医療機関を受診した方が良いです。肺がんは気管・気管支のがんとあり、人間ドックのオプションともなりますが自身が喫煙をしていたり、家族が受動喫煙となる環境にいる場合は、肺がんの検査(胸部CTや胸部X線など)を受けた方が良いです。

40代だからこそ気をつけたい健康的な食事法

1日3食派ですか?

人間が毎日3食食べるようになったのは、実はごく最近の事です。これは、先進諸国の習慣であり、飢餓に苦しむ国などの方が出世率が高いという結果が出ています。「人間は飢えに直面すると、生命力が湧いてくる」と言った専門家までいます。

主食を選択する事ができるのであれば、色付きを選ぼう!

まずは、GI値の高い食材と低い食材を知る必要があります。考え方は単純で「白い食べ物」例えば白米や菓子パン類はGI値が高く、「色の付いている食べ物」例えば玄米や緑黄色野菜や果物などはGI値が低い、といったようにシンプルに考える事ができます。”白米よりは玄米”これは、未精白の穀物は精白された穀物に比べると、血糖値がゆっくり上がるからです。毎日の食事で白い食べ物が多い、という方は多いのではないでしょうか。あまり意識をしていなくても白米を主食として食べているのが日本人。海外旅行の際など特に白米があるだけでホッとするし、つい食べたくなってしまいますよね。でも、食べてすぐに血糖値が上がる食べ物と緩やかに上がる食べ物がある事を知っておくだけで、全ての場面で食材選びが変わってきます。しかし、完全に白を排除!というのは逆効果を起こしてしまう可能性があるので、適度の摂取は心掛けましょう。

忙しい40代は健康食品にも頼ろう!

健康食品を知ろう

健康食品には法律上定義はありません。広く健康の保持増進用食品として、利用されています。健康食品の中に”機能性表示食品”、”栄養機能食品”、”特定保健用食品”があり、これらを総合して「保険機能食品制度」と呼びます。これらは、お腹の調子を整え、脂肪の吸収を穏やかにします。一般的に健康食品は通常の飲食物などの形態をとるほか、粉末・錠剤・カプセルなど医薬品と似た形態である事も多い。ビタミンなど栄養素や動植物を補給するものは、サプリメントとも呼ばれる。健康の維持増進や病状の改善などにはニンニクやスッポンなどが滋養強壮などの効能効果があると協調されている。

健康食品、サプリメントの通販サイトを利用しよう

現在、インターネット通販では様々なサプリメントを購入する事ができます。ビタミン、ミネラルを主とした健康ベース作りのサプリメント。ダイエットやアンチエイジングなど健康維持の為のサプリメント。人気の成分としては、私たちの生活に欠かせない基本的な栄養素であるビタミン・体の調子を整える栄養素な割に不足しがちであるミネラル・疲れ目などに良いと言われているブルーベリー・強い強壮作用があり、疲労回復に役に立つと言われるニンニク・亜鉛/鉄・酵素・乳酸菌/ビフィズス菌・お酒をよく飲む方におすすめの成分であるウコンなどがあり、生活習慣に合わせたサプリメントを購入する事ができます。

健康以外にも使えるサプリメント


FANCL(ファンケル)のえんきん。「手元のピント調節に」というCMでお馴染みのファンケルのサプリメント、えんきん。年齢を重ねるとともに出てくる近眼。遠くの景色を眺めた後、急に近くの文字を読むと目がかすむ。またはその逆もしかり。えんきんには、様々な成分が含まれており目のサプリメントとしては「日本初の機能性表示食品」です。例えば45歳以上の方で手元の小さい文字がぼやける・読みにくくなった方などには、えんきん。スマートフォンやパソコンをよく使い、目を酷使する20代から40代前半の方へは、スマホえんきんという違ったサプリメントがあります。ピントが合わなくなって見えづらかったり、疲れ目だったのがえんきんを試した後すぐに調子が良くなった、という声も上がっているようです。

運動が苦手な人ほど取り入れたい40代の健康法

スキマ時間にストレッチをしましょう

運動が苦手でも健康を保つには体を動かす事が大切です。仕事で毎日PCを使っていると肩こりの原因となります。肩がこるという事は上半身の血行が悪くなっている、という事。血行やリンパの流れが悪いと脂肪や老廃物が溜まりやすくなり、二の腕が太くなる原因になりやすいです。まず、筋肉をねじる・筋肉を刺激する・筋肉をほぐす。慢性的な肩こりは頭痛を引き起こし、ストレスを溜める事になります。整骨院に通う程になる前にスキマ時間を見つけてはストレッチをすることを心がけましょう。

適度に質の良い睡眠を取りましょう

大事な事は適度な運動と睡眠です。特に睡眠は脳や体を休め明日への体力温存になる上、リラックスできるので美容と健康の為にも必要です。ですが、男女とも40代の日本人が最も睡眠時間を取る事ができない、と言われています。寝る前に部屋を暗めにしたり、ゆっくりとお風呂に入るなど”眠りの質”を改善し、ぐっすり眠れる状態を作っていきましょう。また、短時間で充分な睡眠が取れる人はポジティブ思考である、という特徴があります。生活リズムが不規則になりがちな会社員に対し、ある睡眠の教育セミナーを実施した所、知的な生産性が大きく改善された、という例があるくらい思考を変えるという事はとても睡眠に取って大切な事なのです。

毎日忙しい現代の日本人。40代は今の日本を引っ張っている存在です。しかしながら、様々な病気が発覚する確率が高い年代でもあります。毎年の健康診断に加え、2年に1度は女性であれば乳がんや子宮頸がんの検査、男性であれば胃がんや肺がんの検査など2年前には見つからなかった病気を検査する必要があります。食事に関しても忙しくてまともに時間が取れないのであれば、健康食品やサプリメントで補ってとりあえずの健康管理の為にも体に必要な成分は摂取しましょう。一番良いのは適度な運動、睡眠とバランスの取れた食事です。