35歳の独身女性がこれからの人生を考えた時に、悩みやすい結婚や仕事(キャリア)のこと、参考になるための情報をご紹介します。

35歳の女性の独身率ってどのくらい?

女性の独身率


一昔前と違って、今では独身でいることは普通の社会となっており、むしろ女性の社会進出が当たり前の時代です。一方女性側の本音としては、結婚したいと思っている人口は昔とそんなに変わっていません。それはやはり女性である限りこどもを持ちたいと思う人は多いと思いますし、また、仲の良い友人が次々と結婚していくとしたくなるというところがあまり変わらないからかと思います。現在では20代後半の女性の未婚率は60%以上、しかし、30代前半は34%、30代後半はなんと23%ほどになっています。これを皆さんは多いと捉えますか?思っていたより少ないと安心しますか?

つまり10人中2人が独身


30代後半の女性は10人中2人が独身ということになります。もしも結婚がしたいという気持ちが少しでもあるのなら、早いうちに手を打つことをおすすめしますが、昔と比べて今は高学歴の人が増え、キャリアを積むために総合職などに就く女性が増えています。また、昔と比べると結婚しても会社からは何のメリットももらえなかったり、男性側の出世に結婚は関係がなくなっているため、特に男性が結婚したいとは極力思わないところが主な原因でしょう。また、昔は世間体が大変大事であったため、結婚を早くするように親から散々せかされたことと思います。しかし現在はある程度の年数は働いてから結婚し、結婚後も細々と仕事を続けることが普通になってきているため、仕事のタイミングなどを考えると結婚が難しい時期があることがあります。

35歳の独身女性ってどんな人?

自立した女性は忙しい!


34歳までに80%くらいの人たちは結婚するということを見ると、35歳で独身の女性は一人でしっかり稼ぎ、生活が安定している女性、つまり一人でも十分楽しく生きていける自立心の強い女性でしょう。企業などで責任ある仕事を任されていたり、自分で起業するなどで毎日忙しく過ごしているキャリアウーマンの女性は、1か月、1年と日常的に生活が追われており、残業なども多く一日中仕事に費やします。そんな人は気が付けばもう35歳になっていた、ということが多いのではないでしょうか。

自分の価値観がはっきりしている


上記のように自立していて忙しいという女性とは少し違う独身の女性は自分の価値観がはっきりとあり、自分の理想がはっきりしていて妥協などは考えられないという方が多いのではないでしょうか。必ずしもそうとは言いませんが、職業別の生涯未婚率のグラフを見ると、男女ともに音楽家・舞台芸術家が圧勝しています。これは忙しいということもありますが、どちらかというと価値観がはっきりとしていて、こだわりを妥協しないという点が大きいでしょう。音楽や舞台の世界は独特な世界観がある上に、芸術を追求するにはこだわりを事細かに表現できるようにならなければならないので、相手から見ると自分は選ばれない、と感じてしまうのかもしれません。

35歳の女性が独身である理由とは

独身あるある理由TOP3


まず1つ目に、独身女性はずっと実家住まいで安心できる場所があり、寂しいという感情も湧き起らない生活の人です。学生の頃と生活があまり変わらない気分のまま独身でいるパターンです。2つ目には、一人暮らしでペットを飼っている方です。特に生活を共にするという意味で猫や犬を飼う人がそうなりやすいと思われます。帰ってきても話し相手がいるし、ペットの世話をしていると子供の世話をしているような気分になります。3つ目によく言われているのは、甥や姪が身近で生まれ自分のこどものように育てていると、自分がこどもを持った気分になってしまうので結婚や出産に対する憧れが減ってしまうというパターンです。

結婚したい人は減っている?それとも増えている?


女性の社会進出が目標となっていた駆け出しの時代に「キャリアウーマン」という言葉が生まれ、結婚するよりも社会で男性と同じポジションに就いて働きたいという人が増えていきました。しかし現代の流行は「婚活」です。婚活という言葉は、20代後半くらいからとても心に響く言葉ですので、周りが結婚し始めるとそろそろ婚活しないと、と思い始めます。婚活はもはや就活のようなニュアンスでで誰もが使う言葉となっていますので、この効果で結婚したいと思う人はここ最近急激に増えていることと思います。しかし増えているとはいっても昔ほど全員が結婚するほどの時代へ戻ることはないと思われます。

35歳の独身女性が悩みがちな問題と解決策5選

悩みがちな問題1「転職」


やはり生涯独身でいるのか、はたまた今から婚活を頑張るのかという別れ道となってくる年齢とも言えますので、今の生活のまま婚活をするのか、もっと婚活を進めやすい職場に転職するのか。はたまた今の職場からのステップアップを試みて新たな転職先でキャリアウーマンとなるか。現状に満足しておらず転職を考える人も多くいると思いますが、35歳で独身となると、転職を何のためにするかという目標を定めて転職した方が良いでしょう。また、今いる環境からなぜ転職したいのかということをまずはゆっくりと考える時間を作りましょう。

悩みがちな問題2「貯金額や保険」


現実的な問題として、貯金額は独身であれば年々増えていくことと思われますが、仕事で忙しい女性はストレスも多く、仕事の忙しさの分増える給料を高額に使ってストレスを発散したいと思います。実際に使おうと思えばどんなに高額なお金でも使い切ることはできますので、どうしても家計の心配がないと使ってしまい、それほど貯金がない、という方もいます。また、結婚したら保険に入ろうなどと考えていて入っていない方も多くいます。保険は年齢が上がるごとに掛け金が高くなります。保険についても入る方が良いのか、安心料として入るのかというところが非常に悩みどころだと思われますし、結婚をするとなった場合に入りなおすことを考えると、まだ入らずにもう少し考えようと後回しになっていきがちです。

悩みがちな問題3「親の面倒」


兄弟が結婚してしまい自分のみ実家にいるという状態になると、どうしても兄弟からは親の面倒は見てもらえると思われ、それによって家庭を持つ家計を切り詰める兄弟家族はなかなか実家へ帰ってくることがないこともあります。そうなった場合、年々年を取る親の面倒は自分が見ることになっていきますし、親も娘がいてくれるから安心と思うところがあります。この環境から抜け出せずに結婚の話が年々進まなくなってくるという方はよく耳にします。実家にいると楽な面もありますが、実際30歳を超えて実家にずっといる生活をしているとこのような問題が降ってきたりします。

悩みがちな問題4「仕事を頼まれる」


面倒見がよく後輩ができない仕事を自ら多く引き受けたり、上司からの信頼が厚くどんどん仕事を渡されたりと、キャリアウーマンの女性は職場ではいなくてはならない大切な存在となってきます。ただし、面倒見が良くて後輩に指導をするなどのあまり好まない仕事などが多く回ってくるたび、後輩からいわゆる「お局さん」と思われているのではないか、と悩むことも多いかと思います。ただ、しっかりした女性に見えることで信頼は厚く、そのために取引など、仕事がやりやすいということもあるようですが。

悩みがちな問題5「結婚」


結婚に憧れが全くなかったという人も、周りの友人が次々と結婚していき式に参列し、次々とこどもを産み、気が付けばなかなか連絡も多く取らなくなってくるという風になります。若い頃はことあるごとに飲みに行ったり、呼び出したり呼び出されたり、このままの生活が続けばいいなと言い合っていた友達が徐々に減ってきたころに、結婚する方が良いのかと悩んだりすることがあります。また、独身と言えど恋人と長く付き合っていて、その先へ上手く発展させられずに悩んでいる人も多くいることでしょう。

35歳の独身女性が焦らないために考えておくこと

近い将来のキャリアプラン


やはり結婚をして家庭を持ちながら今と変わらない仕事量をこなすということは難しいと思いますので、このままキャリアウーマンとして仕事に精を出して社会貢献をするのか、または誰かと結婚をしてこどもを産むタイミングを作るのか。このことを近い未来として考えてプランニングする必要があります。しかし、こどもは生みたくないが、結婚がしたいと考えている人は、今の生活を変えずに結婚して相手の人と共に生活していくのはどのような生活かということを考えて法が良いでしょう。どういう暮らしがしたいかということで、将来のキャリアプランもおのずと決まってくることと思います。

出産のタイミング


出産のタイミングは残念ながら自分で決めることは難しいですが、35歳になって今すぐ結婚するのか、これから相手を探して1年後くらいに結婚しているかで、出産の難しさは年々上がってくる年齢と思われます。できる限り体の老化を防ぐために軽い運動をしたり、バランスの良い食事をすることを心がけましょう。出産にこだわり過ぎず、まずはどのような人とどんな結婚生活を送りたいかということを考えて、その上でこどもが生まれたらどんな生活がしたいかということを、仕事を含めて考えていくと良いでしょう。

こどもがほしい、それだけの理由で結婚に焦らず、自分にあった人との結婚生活を思い描けるかということがポイントとなってくるのでしょうか。結婚することやこどもを産むということに焦点を当てがちですが、実際はそこがゴールではなく、そのタイミングがスタート地点だと思いましょう。また、「婚活」が流行っていることで結婚をした方が良いという世間の考えは今も変わらずありますが、実際は独身でも悪いことは何もなく、自信をもって自分のスタイルをのびやかに生きるということの方が大切です。自分は10年後、20年後にどんな生活がしたいのかということを今しっかりと考えて進みましょう。