「デート代は男性が出すか、割り勘か」はよく話題になるテーマです。

私自身は、デート代を支払うことに抵抗はありませんが、「出すべき」と言われると正直あまり良い気持ちにはなりません。

今回は30代男性の筆者が、「デート代は男性が奢るべき」という意見について思うことや、男性がデート代を出す理由、奢りたくなる女性の特徴について紹介します。

30代、40代で恋愛・結婚したい方、男性の本音が知りたい方は、ぜひ参考にしてくださいね。

30代男性が「デート代は男性が奢るべき」に思うこと

相手との関係性や支払額にもよりますが、私は基本的にデート代を出します。

ただ、「デート代は男性が奢るべき」と男性の支払いが当たり前のように思われるのは、好きではありません

「女性は化粧など、男性とのデートに向けいろいろお金を使っている。だから、デート代ぐらいは男性が出すのは当たり前だ」という意見も目にします。

確かに、女性の化粧などの美容代は多くのお金がかかるでしょう。その日々の努力は素晴らしいと思いますし、尊敬もします。

ただ、それをして欲しいと男性が言ったのでしょうか?

男性から明確に「この服を着てくれ」などと言われ、それを買うためにお金がかかったのであれば、男性がデート代を奢るべきでしょう。

しかし、男性から言われたわけでもないのに(ある意味勝手に)したことに対して、恩着せがましく「デート代ぐらい・・・」と言われても、それは違うように感じます。

極論と言われるかもしれませんが、男性が勝手に婚約指輪を買ってきて「指輪を買ったんだから、結婚してくれ」と言われたらどう思うでしょうか?

「そんなこと言われても、頼んでもないし無理だよ」と感じるでしょう。それと同じです。

後ほど詳しく紹介しますが、男性側も奢りたいと思えば言われなくてもデート代を払います。

もし今、男性がデート代を払うべきだと主張しているのであれば、奢りたいと思われる女性になる努力をしてみるのもおすすめですよ。

男性がデート代を出すべきだと考えている人の割合

「男性がデート代を奢るべき」だと考えている人は、どのぐらいいるのでしょうか。

以下は、結婚相談所ネットワークを運営する株式会社IBJが調査・発表した「年代別“付き合う前”のデート代割合(女性)」のデータです。

出典:【婚活者1,539人に調査】“デート代”「少し多めに支払ってほしい」と回答する女性が4割。|PR TIMES

20%から30%程度の女性が、デート代を全額支払ってほしいと考えている結果になっています。

また、年代別にみると40代は割合が高く、全額支払ってほしいと思っている方が約30%、少し多めに支払ってほしいも含めると約75%です。

一方、男性のアンケート結果は以下の通りです。

出典:【婚活者1,539人に調査】“デート代”「少し多めに支払ってほしい」と回答する女性が4割。|PR TIMES

全額支払いたいと考えている男性は20代で37.1%です。年代とともに割合は上昇し、50代では約55%で半分以上がデート代を奢りたいと考えています。

男性がデート代を奢る理由とは?

なぜ男性はデート代を奢りたいと考えるのでしょうか。主な理由は以下です。

  • 相手から良く見られたい、相手に何かを求めている
  • 自己満足
  • 相手に負担をかけたくない
  • お返しがしたい

順に解説していきます。

相手から良く見られたい、相手に何かを求めている

もっとも主な理由は、相手から好印象を持たれたいからです。そもそも、デートする女性であれば、好意が少なからずあるはずです。

デート代を出して点数を稼ぎたいと考えている男性は多いでしょう。

また、相手への期待もあります。それは、付き合うなどの長期的な関係かもしれないし、一時の楽しみかもしれません。奢った分、何か良いことを期待している男性は多くいます。

自己満足

自己満足でデート代を出す男性も少なくありません。先ほど紹介したアンケートによれば、奢られたい女性よりも奢りたい男性が多い結果になっています。

中には、「デート代は男が出すべきだ」と考えている男性もいます。また、女性に奢るという行為に対して、満足感を得る男性も少なからずいます。

相手に負担をかけたくない

相手に負担をかけたくないと考える男性も少なくないでしょう。

近年は女性の年収も上がり、男性と同等かそれ以上の給与を得ている方もいます。しかし、平均年収で考えれば、まだまだ男性の方が多くもらっています。

以下は、転職や求人サービスdodaを運営するパーソルキャリアが発表した、2022年9月~2023年8月における1年間の調査結果です。

出典:20歳~65歳の平均年収は?平均年収ランキング(年齢・年代別の年収情報)【最新版】|パーソルキャリア株式会社

20代で約50万円、30代で約100万円の差があります。全世代で考えても100万円以上の差があり、大きくひらいています。

また、冒頭でお伝えした通り、女性は美容代など日々必要なお金が男性よりも多いでしょう。

基本的に、デート代に使えるお金は男性の方が多くなります。

デートの内容にもよりますが、落ち着いた雰囲気などのお店で食事をすれば、それなりにお金がかかります。

自分には大した負担にならなくとも、相手側にとっては負担になる可能性があるため、支払う場合もありますよ。

お返しがしたい

何かしてもらったことに対するお礼で、デート代を出すケースもあります。

仕事や日常生活でお世話になったことに対するお礼だけでなく、デートの時間や楽しませてくれたことに対するお礼もあるでしょう。

私は男女関係なく自分から誘い食事などに行けば、時間を取ってくれたお礼に、支払うと決めています。

奢りたくなる女性の特徴

前述の通り、理由があれば男性はデート代を払います

デート代を支払うべきと主張するのではなく、奢りたくなる女性を目指すことが大切でしょう。

ここからは、奢りたくなる女性の以下特徴について詳しく紹介します。

  • 良い関係を築きたいと思わせる
  • デートを楽しんでくれる
  • 奢られ方がうまい、お礼を忘れない

良い関係を築きたいと思わせる

まず、良い関係を築きたいと思わせられるかがポイントです。

先ほどお伝えした通り、男性が奢る主な理由の一つは、女性から良く見られたいと考えるからです。

逆に言えば、良い関係を築くために点数を稼ぎたいと思わなければ、無駄なお金は使いたくないと考えますよ。

デートに誘う時点で、男性は少なからず好意を抱いているはずです。

ただ、デートをして「あれ、思ったのと違うな」と思うケースもあるため、注意しましょう。

デートを楽しんでくれる

2つ目は、デートを楽しんでくれる方です。楽しそうな方と一緒にいると、自分も楽しくなります。

相手を楽しませるのも重要ですが、まずは自分が楽しむことを意識してください

また、美味しそうにご飯を食べてくれるのも好印象になるポイントです。

とくに、男性側が選んだお店で喜んでくれれば、「良かったな、嬉しいな」と思います。

「またデートしたい・良い関係を築きたい」と思わせられるでしょう。

奢られ方がうまい、お礼を忘れない

お礼を忘れないことも大切です。

冒頭でお伝えした通り、「男性がデート代を支払うのが当たり前」という考えに対して、好感を抱く男性は多くありません。

仮に思っていても、最低限のパフォーマンスは必要です!例えば、お礼のメッセージや財布を出すふりでも構いません。

また、個人的には奢られ方がうまいこともポイントだと思っています。

具体的には、食事が済んだときにお手洗いに行ってくれると支払いがしやすくなります。

女性の前での支払いはカッコ悪い・恩着せがましいと考える男性もいるので、お手洗いなどに行ってくれると、その間に支払いが可能です。

さらに、ある程度の金額になるものは自分が出して、カフェ代など1,000円以内で収まるものを出してくれる方は、奢られ方がうまいし好感を持ちます。

良い関係を築きたいと思う女性を目指そう!

「デート代は男性が奢るべき」という意見に思うことや、男性がデート代を出す理由、奢りたくなる女性の特徴について、男性目線で紹介しました。

デート代を支払う男性も多くいますが、「デート代は男性が奢るべき」という考えを良く思う男性はあまり多くないでしょう。

ぜひ、奢って欲しい!と主張するのではなく、良い関係を築くために奢りたいと思われる女性を目指してくださいね

 

 

文/Yosuke