婚活中の女性がよく口にする、「普通の男の人でいいのに、なんでなかなか出会えないんだろう」という言葉。
この「普通の男の人」とは一体どのような男性のことを言うのでしょうか。
今回の記事では、婚活中の女性に向けて「相手に求める条件」についてお話ししていきたいと思います。
なかなか条件に合う男性が見つからず、婚活に対するモチベーションが下がり気味の方にこそ読んでいただきたい内容です!
「普通の男性」は実は普通ではなかった!
筆者の友人は現在35歳。スタイルも良く見た目年齢は確実に20代で通るほど若々しくて美人な彼女は、現在アプリを複数利用しながら婚活に励んでいます。
これまで1年ほど婚活アプリを利用しており、デートも何度もしているのですが、なかなか「彼氏」ができない状況。
彼女に「どんな男の人だったらいいの?」と聞いてみると、回答はこうでした。
別に普通の人でいいのよ。そんなにイケメンでなくたっていいし、お金持ちじゃなくてもいい。とにかく結婚するんだからもう普通の人で十分!
「普通の人」を連呼する彼女に、普通がどんなレベルであるかを聞いてみたところ、以下のような条件でした。
- 身長は自分より高ければいい(彼女は163cm)
- 年収は500万あれば十分
- 太っていない人
- 顔は普通、かっこよくもなく悪くもない人
- 年齢は5歳下から5歳上まで
つまり、彼女の思う「普通の男性」とは、身長163cm以上で30歳から40歳で見た目が普通で年収500万の人となります。
身長はともかく、年齢30から40歳というのは婚活市場最も人気の範囲ですし、さらに年収500万というのはやはり平均よりも高い水準です。
彼女の言う「普通の人」というのは、どこにでもいるような男性ではなく、むしろ余っていたらすぐに売れてしまうような、人気スペックの男性だったということになります。
婚活市場における自分の位置付けを考えてみる
そもそも、相手に対して「普通」と言いながら、かなり現実的でない条件を羅列して探す前に、まず自分の立ち位置を理解する必要があります。
どれだけ年齢の割に綺麗であっても、婚活市場において年齢は印象を大きく左右する重要なもの。
29歳と30歳では、どうしても狙える相手のレベルが変わってくるのです。
もしも今の時点で、婚活中のあなたの年齢が30代を超えているとしたら、まずはあなた自身が婚活市場においてかなり危うい立ち位置にいることを知っておく必要があります。
「30代にもなって高望みはダメだよ!」と言っているように聞こえるかもしれません。
きっと気分を悪くされた方もいるでしょう。
ですが、30代になってなお「年収500万円の見た目が普通の男性」を「普通」としているのであれば、婚活はとても難しくなります。
年収500万円の30代独身男性は何割程度存在するのか
総務省発表の就業構造基本調査(2021年)を見てみると、30代後半の未婚男性の年収分布は以下の通りとなります。
50万円未満 | 2.7% |
50~99万円 | 3.04% |
100~149万円 | 5.01% |
150~199万円 | 6.55% |
200~249万円 | 13.01% |
250~299万円 | 10.51% |
300~399万円 | 21.99% |
400~499万円 | 15.48% |
500~599万円 | 8.81% |
600~699万円 | 5.07% |
700~799万円 | 2.43% |
800~899万円 | 1.37% |
年収が500万円台の男性は8.81%となっており、それ以上になるとさらにごく少数になっているのが分かります。
最も多いのが年収300万円台の21.99%。
この数値を見て、「案外みんなそんなに稼いでないのね」と思った人も多いのではないでしょうか。ですがこれが現実なのです。
こうなってくると、いかに年収500万円以上の男性を「普通の男性」と考えることが非現実的であるかが分かりますね。
おまけに男性は、婚活で自分よりも年下の女性を狙う傾向があります。
そのため、30代後半の男性は20代後半の女性あたりに照準を絞っていく可能性も大いに考えられます。何にしろ、40歳手前で年収500万円というのは、そもそも母数がものすごく少ないということなのです。
年収の条件を緩めたら一気に婚活が進みだす
身長や年収という「数字」で相手をふるいにかけ、「候補」とする男性自体をかなり少数にとどめる婚活の仕方を続けていれば、必然的に婚活は難しくなります。
条件を全て無視して婚活を再スタートするべきとまでは言いませんが、一旦ここで条件を「緩める」方法はぜひ試していただきたいです。
実際に、年収にこだわらず(こだわったとしても年収400万円あればよしとするなど)再度相手を検索にかけると、かなりたくさんの男性が検索結果に残ります。
必然的に「この人なら会ってみたいかも」という男性に出会えるチャンスは何倍にも膨れ上がるわけですから、一気に婚活が動き出すのです。
たくさんの男性とデートしてみるメリット
条件にこだわっていれば、当然その条件に見合う男性自体の数が少ないため、なかなかデートの機会も得られないでしょう。
逆に、条件を少し減らしてみることで、デートの機会は自然と増えていきます。
全く男性と会う機会を持たずにスマホの画面の中だけで婚活を進めるのと、実際にデートを繰り返して婚活を進めるのとでは大きな違いがあります。
ここで、デートの回数を増やす3つのメリットについて解説しておきましょう。
メリット①自分磨きに対するモチベーションUP
それほどこちらが「この男性最高!」と思うようなお相手でなくても、デートが控えていればあなたは少なからず「少しでも自分を素敵に見せたい」と思うでしょう。
新しい洋服を買ったり、スキンケアを念入りにしたり、メイクに気を配ったり‥。デートの機会がなければこれらの点にそれほど注力することはなかったのではないでしょうか。
デートをすることで、女性はどんどん魅力を増していきます。
「相手に見られている」と意識することで綺麗になるのです。この効果は自宅で婚活アプリと睨めっこしていても得られることはありません。
メリット②自分が求める男性のタイプを再確認できる
「私はよく話す男性が好き」、「私は多趣味でアクティブな男性に魅力を感じる」など、誰もが必ずいくつかは「自分が好きだと思う男性の条件」を挙げることができるはず。
ですが、これらの条件が思い込みであることは少なくありません。
よく話す人が好きだと思っていたけれど、デート相手がひたすらしゃべっていて聞くのが苦痛だったと感じるかもしれませんし、本当は自分の話を聞いてくれる人が好きなのかもしれません。
デートを繰り返すことで、本当に自分が求めているのがどんなタイプの男性なのかを再度確認することができます。
自分の求める男性像を正しく理解することができれば、この先思い込みで羅列した条件に振り回され、素敵な男性を逃してしまうリスクを回避することができるでしょう。
メリット③ハッピーなマインドが保てる
「今週末はあの人とデートだわ」などと考えると、胸がドキドキしたり、ワクワクしたりする感情をおぼえるもの。このドキドキ感やワクワク感こそが、実はとっても大切です。
日々仕事に追われ、休日を一緒に過ごす恋人もいないとなると、どうしても気持ち的に沈んでしまうことがあります。
楽しみにできる「予定」を立てることで、ポジティブな気持ちを維持することができるのも、積極的にデートをするメリットの一つ。
ワクワクする気持ちはポジティブな感情であり、ポジティブな感情はポジティブでハッピーな現実を引き寄せやすくなります。
逆に、常にネガティブな言葉「つまらない」、「疲れた」などを口にしてばかりいると、なかなか素敵な現実も引き寄せられてこないどころか、さらにネガティブな現実を寄せ付けてしまいます。
デートの予定を頻繁に立てることで、マインドをポジティブに保ちやすくなる効果もあると覚えておきましょう。
まとめ
女性がよく言う「普通の人でいいのになんでこんなに見つからないの!」という言葉。「普通の男性」と言いながらも、実はとても高いハードルを作り上げている人はきっと多いはずです。
まずは婚活を楽しむことを目指してみましょう。デートをすれば気分は上がりますし、程よい緊張感はいい意味で刺激にもなります。
頭で考えるだけの婚活ではなく、実際に外に出て男性と会う機会を持つことで、あなたのマインドが恋愛モードになり、日常が少しずつ違って見えるようになるでしょう。
マインドが変われば現実も変わり始めます。きっと素敵な男性との出会いも引き寄せやれやすくなるはずですよ!
文/mayu