『いい年をしてはしたない』なんていう価値観はいつのまにか過去のものとなりました。幾つになっても好きな人が欲しいし、恋愛していたい。そんな風潮が定着してきたようです。あなたには好きな人がいますか?
人生を楽しみましょう!熟年の恋愛事情とは?
パートナーを欲する理由は人それぞれ。熟年からの恋愛を考えてみませんか。
あなたが今パートナーがいないとして、それには幾つが理由があると思います。仕事が忙しくて余裕がなかった。転職や転勤が重なり、ゆっくりと異性と向き合う時間がなかった。もしくはかつてはパートナーがいたけども、何かしらの理由で別れてしまった。自己分析は大事かも知れません。でもネガティブに過去を考えていても仕方がありませんよ。今までは今までです。その時々で一所懸命に対応してきたのですから。過去を振り返らずに前を向いて。これからの時間を楽しく過ごせる、素敵なパートナーを見つけましょう。
昔よりもオープンになった熟年世代の恋愛。今こそ自分に素直になりましょう。
さて、もう後ろを振り返らないと決めたら、後はひたすら前を向いて進むのみです。進む方向を間違えて、あちらこちらで節操なく…。なんてことにならないように、自分と向き合い、できることは何か、どうしたいかを考えて実行していきましょう。あなたは自分の好きなように生きて良いのですから。もう『あの人はちょっとね』と親や友達に言われようが気にしません。自分の好きな人くらい自分で分かります。自らの経験値を総動員して恋愛しましょう!他人の目よりも自分の気持ちに正直になりましょう。
熟年恋愛のメリットデメリットとは?
メリットはもちろん、若返りです!
熟年恋愛のメリットは何と言っても若返り効果でしょう。好きな人ができて、その人のことを考えていると嬉しくて笑顔が増えます。好きな人のことを考えながらだと日頃のお手入れは身が入り、肌も張りが蘇るよう。髪のお手入れにも時間と手間を惜しまず艶がでます。実際問題として肉体的に若返ることはないにしても、気持ちが晴れやかにになり、若く見えるようになるのでしょう。精神的なものが肉体に与える影響は大きいですね。幸福感は健康にも繋がります。毎日の生活に張りが生まれ、充実するのでよく眠れます。要は気力がみなぎるのです。
デメリットなんてあるの?
デメリットなんて何もない!と言いたいところですが、やはり熟年でも恋愛です。不安はつきもので時には喧嘩もするでしょう。大人だから落ち着いた恋愛を、と行きたいのは山々ですが恋愛の不安定は幸せと表裏一体です。連絡やコッミュニケーションがうまくいかず歯がゆい思いをしたり、拗ねてしまうこともお互いにあるでしょう。あまり物分かりの良さ、善い人アピールすることなく自然体でいられる人と一緒にいたいものですね。また、時間とお金がかかるのも恋愛なので不可避です。熟年なので工夫してデートできたらいいですね。
男女で違いはある?熟年恋愛への考え方
男性が熟年恋愛に求めるものは、性的に男性であり続けること!
男性が女性に求めるものは、幾つになっても変わらないかも知れません。お付き合いして、それが将来的にどうするかという問題は20代、30代とは違う意味合いになってきます。具体的に結婚しても、しなくても熟年であれば選択の余地があるということです。そんなお付き合いの意味とは別に、やはり女性に求めるのは男性としてセックスできることが大きいでしょう。性的に興奮したい、いつまでも男性として機能したい、と願うのは男性ならではかも知れません。手を繋いで眠るだけ、とはいきませんよね。
女性が熟年恋愛に求めるものは安心。
一方で女性が男性に求めるものは、『安心』ではないでしょうか。激しい恋愛も経て大人になって。もしかしたらバツイチで。そんな経験値の高い熟年の女性が男性に求めるものは色々な意味での安心です。若い頃の恋愛のアップダウンやハラハラよりも、たくさんは求めないので安心して一緒にいたい。自分を想ってくれている、それを感じる。気持ちが通じ合っている。お互い思いやりを持って接していることが何より有難い。嬉しい。自分を女性として好意を持ってくれている人がいる、と思うだけで生活が楽しくなります。辛いことも乗り越えられます。意中の男性に、そばにいて欲しいのです。
どうやって出会う?素敵なパートナーを見つけるための方法5つ
方法①「まずは捜索!あの人はいま?」
気持ちを新たに、新しい出会いを求める。それは正しいですしワクワクします。どんな人と出会うんだろう?でもちょっと待ってください。振り返るなと言ったのは元のパートナー達です。今迄の人生で、付き合うには至らなかったけど、素敵だな、お付き合いできたらいいな、と思った人はいませんでしたか?その方々が結婚して子供もいて、全くチャンスがなければ別ですが、離婚していたり死別していた、なんてことはありませんか?もしくは未だ独身だったとか。一度共通の友人などを通じて消息、近況を確認してみましょう。お互いに旧知であれば新規よりも進展が早く何よりも安心感があります。
方法②「身近からの新規開拓!」
捜索も一通り終わったら、次はやっと新規開拓です。でもそれも少し20代、30代とは違います。身近な人、長年の友人や知り合いに相談するところから始めましょう。こちらも何かしら状況が変わっている可能性があります。離婚や海外からの帰国などです。せっかく新しく恋愛を始める!と意気込んでいるのに結局は昔からの人間関係か、と思われるかも知れません。でもやはり今迄の環境、学生時代の繋がりや仕事、業種が同じなどとなると自分の生活圏からそう遠く離れることはありません。新規よりも比較的摩擦が少なくお付き合いに無理が生じません。長い付き合いの友達が意外な所に人脈を持っていたかも。周囲も巻き込み洗い直してみましょう。
方法③「新しいことを始めましょう!」
新たな出会いを見つけるのには遠回りな気もしますが、自分も楽しめて一石二鳥です。『新しいこと』は何でもいいのですが、大事なのはその『新しいこと』を楽しむために外へ出掛けることです。家で楽しんでいてはダメです笑。テニスやスキー、ゴルフは好きですか?やったことはありますか?スクールのちょっとした大会やコンペに参加してみましょう。下手だから恥ずかしい?その恥じらい、その下手さを武器にしましょう。積極的に参加したその会で誰かがアドバイスして下さいます。その下手なあなたに声をかけてくれた方に感謝して教えて頂きましょう。連絡先を教えてくれます。映画や美術館も一人で来る人達が多いのですが、スポーツの方が話が弾みやすいと思います。健康にもなるし良いことしかありません。
方法④「もはや定番!ネットでマッチング。」
『ネットで知り合いました』という出会いの理由はもはや溢れており、一昔前の『何それ?大丈夫なの?』という価値観は古いものとなりました。それほどに浸透したのは、やはりスマホの普及からでしょう。簡単に登録することができます。普通に生活していたら出会えない人とコンタクトを取ることが出来ますし、若者だけのものでは既になく40代以降の方々も登録しています。但し、あくまでネットですので載せる写真や年齢にも依ります。コンタクトを取ることは出来ても会う所まではいかない、お付き合いにまでは至らないこともあることを承知で登録しましょう。また人となりが判りづらいので注意が必要です。リスク管理は必須です。
方法⑤「相席屋などの出会い系飲食店」
敷居が高いですが、見た目が若かったり社交的な方には向きます。素敵なワンピースを着て得意の話術で臨めばネット上などでは発揮できない貴方の魅力が直接伝わります。やはり、その人の魅力は会って話してみないと分かりませんよね。こちらも同様で、ネット上で写真を見ただけでは会おうと思わなかったような方が意外に話があう、雰囲気が素敵だと思えるなど対面は人付き合いの基本です。但しこちらも注意は必要です。有料の婚活サイトなどは本気で結婚をしたい、真面目に将来を考えている方が登録します。こういった店は、ただ女性と知り合いたいだけの男性でもお金を払えば入店できる訳ですから、不快な思いをしそうだなと思ったら早々に退散しましょう。
素敵なパートナーと末長く過ごすために
熟年の恋愛だからこそ、パートナーへの思いやりをもって。
やっと出会えた、もしくは再会できて晴れて恋愛関係となったら大切に、とにかくその関係に感謝して相手の方を尊重しましょう。無理に受け入れる必要はないのですが、もうワガママを言ってみたり相手を試すようなことからは卒業しましょう。若い時の過ちを繰り返さないように。そして大切にする事とは相反するようですが、同時にその関係に執着するような、依存するような事もないように気をつけましょうね。将来のことを考えるにしても、お互いに上手に距離がとれるのが熟年恋愛の理想です。
記念日やサプライズも忘れずに楽しもう。
記念日を祝う、相手が喜びそうなサプライズを用意する。これらは『相手が大事にしている事を自分も大事にする。尊重する。』ということです。記念日などは特別な日ですが、普段から相手の話をよくきき、大切にしていることを覚えていていると喜んでもらえますね。好きなケーキを覚えていてもらえたら嬉しいし、好きなアーティストを覚えていてくれてチケットを取ってもらえたら感激しますよね。そういった細かいことを積み重ねて幸せな時間を過ごすのが、折り返し地点以降の恋愛の目的です。
人間、誰しも年を重ねると行動が億劫になります。すでに確立したライフスタイルを、今の生活を変えるのは難しいでしょう。それでも誰かを好きになる、好きな人を作るのは何事にも変えられない幸せです。人は誰かを幸せにしたいし、自らも幸せになりたいものです。結婚して子供を作り育てる、そこまでは望まないにしても、好きな人と美味しいものを食べて『美味しいね。』と言い合う。お金では買えない、自分以外の他人には分かり得ない幸福ですが、長く続くように恋愛を諦めずに前向きに機会を見つけたいものです。