「せっかくのGW、楽しく過ごせるはずだったのに。」
そう思いながら迎えた休み明け、ふと感じる違和感。「この人といる意味ってある?」
長期休暇は、いつもと違う時間の流れの中で、相手の本質が見えやすくなるタイミングです。
実際に、GWをきっかけに「別れを決めた」「気持ちが冷めた」と感じる女性は少なくありません。
本記事では、アラフォー女性たちにアンケートを実施し、GW中に気持ちが冷めてしまった理由を探ってみました。
ぜひ最後までお読みください。
「GWで冷めた瞬間」ランキング
アンケートの結果、目立ったのは次の3つのパターンです。
- 行き先や予定をすべて任せる
- ずっとスマホやゲームばかり
- 不機嫌をぶつけられる
共通するのは、思いやりのなさです。相手任せ・無関心・感情の押し付け。いずれも、ふたりで楽しく過ごそうという気持ちの共有ができなかったのが、気持ちが冷める原因となっています。
ここでは、ランキング形式でそれぞれ深掘りしていきます。
1位「結局、私が全部やるんだよね?」
休日の予定を立てるとき、「どこ行く?」「何食べたい?」と聞いても「なんでもいいよ」と返される。結局、自分が全部決めることに。
最初は気をつかってくれているのかと思っていたけれど、毎回それだと「私ばっかり頑張ってない?」というモヤモヤがたまっていくのは当然です。
- どこ行くか決めるのも、予約するのも私。なのに、当日になって「混んでるね」「高いね」って。じゃあ自分で考えたら?
- 一緒に楽しみたいのに、全部丸投げされると「この人と出かける意味ある?」って思ってしまう。「俺、優柔不断だから」って言うけど、それってただの責任放棄じゃない?
一緒に過ごす時間は、ただ同じ場所にいるだけではなく、どう決めるかも含めて共有したいものです。
自分の意見をまったく出さず、任せきりにされると「この人とずっと一緒にいて大丈夫かな?」と不信感がわくのも無理はありません
2位「GWずっとスマホ・ゲーム。何もしないなら、1人のほうがマシ」
せっかくの連休だから、普段とは違う時間を過ごしたい。一方で、隣でスマホをいじり続ける彼の姿。結局、連休中にまともな会話すらなかった。そんな寂さを感じた女性が多かったようです。
- せっかくの休みだからどこか行きたいし、美味しいものを食べに行きたかった。でも、彼はずーっとスマホ。私って必要?
- 「仕事が忙しかったから休みたい」って言うけど、私も働いてるんですが?
- 画面ばかり見てる人と過ごすぐらいなら、1人で出かけたほうがよっぽど楽しい。
一緒にいても相手がスマホばかり見ていると、心の距離はどんどん離れてしまいます。
何もしないことが問題なのではなく、ふたりの時間を大切にしたいという気持ちが伝わってこないと、寂しさやむなしさがつもってしまいます。
3位「旅行や外出先での態度が最悪。なぜか私に当たる」
楽しい旅行になるはずが、渋滞や人混みに巻き込まれ、なぜか相手は無言で不機嫌に。旅行自体は悪くないのに、相手の態度ひとつで「もう二度と一緒に行きたくない」と思ってしまう瞬間もあります。
- 渋滞や人混みでイライラするのはわかるけど、なぜか私に当たり散らしてくる。こっちも疲れてるんだけど。
- 「だからGWの旅行は嫌なんだよ」とか言うけど、行きたいって言ったのはあなたですよね?
- 不機嫌オーラ全開で過ごされると、もう楽しいとか楽しくないとかじゃなくて、ただただ疲れる。
旅行や外出は、アクシデントがつきもの。大変なことも含めて楽しめるといいけれど、不機嫌になったり、人のせいにしたりする相手とは次の旅行を考える気にもなれません。
GWが「別れの引き金」になる理由
ゴールデンウィークは普段の忙しさから解放されて、パートナーとじっくり過ごせる時間。一方で「長い時間」がかえって関係を悪化させてしまうきっかけにもなります。
実際、GWをきっかけに関係性を見直す女性は少なくありません。ちょっとしたモヤモヤだったはずが、気づけば、もう無理という確信に変わる。
長期休暇が関係を終わらせるターニングポイントになりやすい原因を深掘りします。
① 期待と現実のギャップが大きい
GWはせっかくの長期休暇だからこそ、いつもとは違う時間にしたいもの。テーマパークやイベントにショッピング。期待通りにならない現実は不満を大きくする原因になります。
- せっかくの休みなのに、ずっと家でスマホをさわる
- 旅行に行っても、不機嫌でテンションが低い
- 特別なことをしたかったのに、何も変わらない
仕事で疲れて休みたい男性と仕事で疲れていてもリフレッシュしたい女性。価値観のずれは関係性を見直すきっかけになります。
② 一緒にいる時間が長すぎて、ボロが出る
GWのように長い時間を共有すると、ささいなところに目がつきやすくなります。
普段は仕事や日々の生活で忙しく、ちょうどいい距離感で成り立っている場合もあります。
- 起きる時間が遅い
- 店員さんへの態度が悪い
- ドアの開け閉めがうるさい
普段なら流せていたのに、長時間一緒にいると許容範囲を超え「この人といて大丈夫なのか?」 と疑問を持つきっかけになります。
③ これが「ずっと続く未来」だと気づいてしまう
GWは、普段の生活とは違い「この人とこの先もずっと一緒にいるのかな?」という未来を想像しやすいタイミングです。一度、嫌なところに目がいってしまうと、ネガティブな未来を想像しやすくなります。
- 連休のたびに、またこんな過ごし方をするの?
- もし結婚したら、毎週末こういう感じになるの?
- 仕事を引退したら、ずっとこの人といるんだよね?
実際に、別れの理由として「将来を考えられなかった」と答える女性は多く、そのきっかけが何気ない連休の過ごし方だったというケースも少なくありません。
「別れのきっかけにしないために」できること
GWをきっかけに関係を見直すのは、決して悪くありません。むしろ、ふとした違和感に気づけるのは、それだけ相手と真剣に向き合っている証拠です。
実際に、GW中にあった不満をあとから話し合って、関係がよくなったというケースも少なくありません。
すぐに答えを出す必要はなく、関係をいい方向に見直すためにできる対策を考えてみましょう。
① 一緒にいる時間を調整する
最初から別行動の日を作るのもひとつの方法です。休日はずっと一緒にいるのが当たり前と思っていると、相手のささいな行動が気になってストレスになるかもしれません。
友達と出かけたり、一人で好きなことをしたり、リラックスできる時間を確保すると相手と過ごす時間の大切さが見えてくる場合もあります。
- 1日は友達と会う予定を入れる
- ひとりで映画や美術館に行く日をつくる
- 午前中は別行動、夕方から合流するように決めておく
- 家の中でも別の部屋で過ごす時間をつくる
距離を取ったときにやっぱり一緒にいたいと思えるのか、それとも意外と一人のほうが楽だったと思うのかが、関係を考え直すヒントになります。
② 「自分がどうしたいか」を伝える
男性は「空気を読む」のが下手です。悪気があるわけではなく、機嫌が悪そうと気づいてもなぜ不機嫌なのかまでは考えない。
「また私が全部決めてるんだけど…」
「ずっとスマホいじってて、なんか悲しい…」
そう感じたら、心の中でイライラをためず、さらっと伝えるのがおすすめです。
男性は指示されるより頼られると動くタイプが多いため、伝え方を工夫すると関係性が良くなるかもしれません。
- 「次は○○に行きたい」と希望の形で伝える
- 「○○を決めてくれたら助かる!」とポジティブに依頼する
- 言いづらいことは、LINEで伝えてもOK
我慢して爆発するより、小さな不満を軽く伝えるほうが関係を良くする力があります。
③ どうしてもダメなら、次の一歩を考える
一時的な不満なら、話し合いや工夫で解決できることもあります。しかし、GWを一緒に過ごして「やっぱり無理」と思ったなら、その気持ちを無視する必要はありません。
- 会う頻度や連絡を減らしてみる
- 次の連休まで様子を見て、それでも変わらなかったら考える
- 他の男性とも会話してみる
男性側も、突然無言になると不安になります。少し考えたいことがあると伝えた上で距離を取ると、相手も真剣に関係を見直すきっかけになります。
新しい人と接すると「こういう会話がしたかったんだ」と気づくことも。自分が大事にしたい価値観を再確認する時間として、外の世界に目を向けてみるのも選択肢の一つです。
関係を続けたいからこそ、変えてみる一歩を
GWで感じた違和感は、今の関係を見直すサインかもしれません。
だからといって、すぐに別れを選ぶ必要はなく「全部私がやってる」と感じたら、一度役割を相談してみる。「ちょっと寂しかった」と軽く伝えてみる。
そんな小さなアクションが、関係を変えていく第一歩になります。
相手を変えるのは難しくても、自分の伝え方や関わり方を少し変えてみるだけで関係が楽になることもあります。休暇中に感じる違和感を放置せず、付き合い方を見直すきっかけにしましょう。
文/Haruhiko