海外旅行に長く行くことが増えると「日本では考えられない!」と思う場面に遭遇することは多々あります。

日本の普通は海外での普通と大きく異なり、その文化の違いを感じるのも海外旅行のおもしろいところ。

今回は、これまで海外滞在中に感じた、日本と海外諸国の違いについて紹介していきます。

海外生活や海外旅行に興味のある方にぜひ読んでいただきたい内容です!

 

【日本と海外ココが違う】街を歩く人々編

まずは、街をぶらぶらと歩いているときに目につく、明らかな日本と外国諸国の違いについて紹介します。

ノーメイクの女性が多い

特に欧米諸国では、ちょっとそこまで行く程度のおでかけにフルメイクをする女性の割合はものすごく少ないです。

むしろノーメイクの人たちが大半!

海外在住歴の長い日本人女性の多くはあまりメイクをしていない印象ですが、それもそのはず海外ではフルメイクの方が浮いてしまうほど、フルメイク人口が少ないのです。

着飾っている人の割合がものすごく少ない

メイクと同様に、ファッションについても大きく異なります。

日本や韓国は圧倒的に「おしゃれ」をして出かける人たちが多いですが、アメリカやヨーロッパなどでは普段の外出で気合の入ったファッションに身を包む人たちはほぼいません。

もちろん場所にもよりますが、大半のエリアではショッピングモールなどでも「普段着」の人たちが多い印象。

アメリカカリフォルニアやハワイなどは特に気候が良いのもあり、レギンスにスポーツブラなどのラフすぎる格好の女性も目立ちます。

肌寒い時期には上下スウェットなどのカジュアルウェアですね。とにかく「着飾る」ということをしない人たちが大半です。

すれ違いざまに褒めてくれる人が多い

日本では道を歩いていて知らない人と会話することなどまず起こり得ません。

ですがこれも海外へ行くとまるで違います。

海外では、「そのヘアスタイル素敵ね!」「そのワンピース可愛い!」などとすれ違いざまに声をかけられることは珍しくありません。

もっといえば、大してオシャレもしていないときにでも褒められます。

このような「すれ違いざまの褒め言葉」は日本ではあり得ませんが、言われてみると気分が良いので筆者は個人的に良い文化だなぁと感じているところです。

 

【日本と海外ココが違う】ショッピングや外食編

続いて、お買い物やレストランでの外食時に気づく、日本と外国の違いについて紹介していきます。

レストランのメニューに写真がない

日本のレストランのメニューには、決まってわかりやすい写真が載せられているため、「これってどんな料理なのかな」とイメージしにくいことはあまりありません。

居酒屋などでは文字だけのメニューもありますが、お刺身や唐揚げなどはイメージするのが難しくないため特に困らない印象。

海外に行くと、多くの国で「メニューが文字だけでわけわからない」という事態に見舞われます。

そして、例えばアメリカの場合、朝食が食べられるようなレストランに行ったとしても、そのメニューの数がものすごく多いため、読むだけでもものすごく疲れます。

もしもファミレスのような写真付きのメニューならどれほど楽か!と日本の親切心に改めて気付かされる瞬間ですね。

残したものは当たり前に持ち帰れる

アジア圏はそうでもないのですが、欧米諸国に行くととにかく驚かされるのが料理のボリューム。

「こんなのひとりで食べれるはずがないだろう」と一瞬で思うほど、明らかにサイズが日本のそれとは違います。

ただ、だからといって欧米人が普通にそれを食べ切ってしまうわけでもありません。

結局食べ残しがある場合が多く、残ったものは箱に詰めて持ち帰るのが一般的なケース。

要は、一度外食すれば次の日も残り物を食べる、というのが欧米のあるあるなんです。

ただ、持ち帰ったはいいけれど冷蔵庫にそのまま放置して結局捨てる流れになることも絶対多いはずなので、個人的にはこれによるフードロス問題は深刻だと感じています。

レジでの世間話

スーパーやドラッグストア、アパレルのショップなど、どんなお店でもレジで店員とちょっとした世間話をするのは海外で普通のこと。これも日本ではあまりありません。

特にスーパーなんて会話がないのが普通なのが日本ですからね。

「こんにちは〜今日は調子どう?」というような挨拶から世間話が始まるのが欧米では当たり前

これが少々面倒に感じることもあれば、楽しい時間に感じられることもあります。

スーパーでは店員が袋詰めしてくれる

スーパーでのお買い物をするときに、日本では会計を済ませた後、カゴを移動させて袋詰めを行いますが、これも国が変われば異なるポイント。

例えばアメリカでは店員が袋詰めまでしてくれるため、お客である自分はただそれを見守るだけ。

お店によっては、会計する人と袋詰めする人がそれぞれレジで待機しているところもあります。

便利ではありますが、日本人の感覚だとちょっと違和感を感じるポイントかもしれませんね。

 

【日本と海外ココが違う】コミュニケーション編

続いて、人とのコミュニケーションにおける、日本と外国の違いについて紹介していきます。

相手の目をしっかり見て話す

日本人は相手の目を見て話さない、見ても少ししてすぐに目をそらす、というのは海外に長くいるとだんだん違和感さえ感じさせるポイントです。

韓国人も同じようなところがあると思うので、これはアジア圏特有の文化なのかもしれませんね。

アメリカやヨーロッパ圏の人たちと話をすると、とにかくじっと相手がこちらの目を見ていることに気づくことが多いです

アイコンタクトをきちんととって、相手と会話するのがあちらの「普通」ですが、日本人にとっては少し威圧的に感じることもあるかもしれません。

だんだん慣れてくると、こちらも相手の目を見て話すくせがつき、私はそれを日本で同じようにしたときに「めっちゃ見てくるじゃん」と友達に言われることがありました。

察する日本人と察しない外国人

察するというのは日本特有の文化で、これは日本以外ではおそらく通用しません。

例えば日本人同士の会話なら、デートの約束をしている日の前日に相手が「ちょっと今疲れてて‥」といえば、こちらは「大丈夫?明日きつかったら会うのやめる?それとも時間遅めにする?」などと気を利かせるのが一般的。

ですが、日本以外でこんな会話はほぼ成立しません。「きついから明日は寝たい、だから朝じゃなくて昼から会おう」とはっきり主張しなければいけません。

この「察してよ」問題については、日本人と外国人の恋愛において頻繁にケンカの原因にもなっている気がします。

こちらが文化の違いを理解しなければ一生平行線なので、「言われなくても先回りして察して提案する」ことができるのは私たち日本人だけのスキルだと認識しておくと良いですよ。

人の話にかぶせて話す

複数人で会話をしていても、日本人同士なら誰かが話しているときに、それにかぶせて話すようなことはレアですし、誰かがそうしているとやや失礼な印象さえ抱きます。

ですが、外国では割と頻繁にこの光景を目にしますし、それが失礼にもあたらない雰囲気。静かに他の人が話し終わるのを待つ、というのも日本特有のマナーです。

例えばアメリカのドキュメンタリー番組などで、複数の人たちが集まって話しているときも、なんだかやたらうるさいと感じることがありませんか?

きっとそれは、複数人がかぶせながら話し始めるからです。これ、その場にいると思った以上に疲れるので、慣れが必要です。

 

まとめ

今回のテーマは日本と海外諸国の違い。一週間以内などの短期旅行ではなかなか気付けないポイントも多く盛り込んで紹介しました。

日本で生まれ育った私たちの感覚では「え!?まさか!?」と驚いてしまうようなことがたくさん起こるのが海外の長期滞在。

ですが、それが面白くもあり、あらためて日本を外から客観的にみるきっかけにもつながります。

皆さんもぜひ、機会があれば日本と外国の違いをご自身で体感してみられてくださいね!

 

 

文/mayu Twitter@webwritermayu