アラフォー独身女性の恋愛、結婚事情は厳しいと言われています。それはなぜなのでしょうか。年齢的な部分だけではない理由がありそうですよね。今回はアラフォー独女の特徴と、気を付けるべき点を考えていきましょう。
アラフォー独身女性にみられる特徴
アラフォーの独身女性は日本で約5人に1人
少し古いデータになりますが、平成22年の国税調査で35~39歳の女性の未婚率は23.1%、40~45歳の女性の未婚率は17.4%という結果が出ています。だいたいアラフォー女性の5人に一人が独身ということになります。出会いがない、仕事が忙しい、家事育児に自信がないなど、理由はさまざまあるでしょう。最新の調査ではアラフォー女性の約4割は非正規雇用という結果もありますので、収入面で不安を抱えている人もいるかもしれません。
また白馬の王子様を待っていたら、いつの間にかアラフォーになっていたという女性も意外と多いでしょう。結婚はいつかできると、若いうちはあまり深く考えてこなかった人たち(筆者も含みます)です。
アラフォー独身女性の実家暮らし VS マンション購入…男性から見てどう映る?
筆者(アラフォー独身女性)の話をしましょう。筆者は20代半ばから約8年間実家を空け、現在は戻ってきています。実家から離れた8年の間には、一人暮らし、姉妹や元彼との同居などさまざまな変化を経験しました。実家にいる理由は一言では言い表せませんが、今の暮らしは「居候」だと思っており、環境が整えばいつでも引っ越ししたい気持ちでいます。
同じ年代の女性でも、一方では自分磨きに夢中で、家事などの地味な部分を実家の親にまかせっきりという人もいれば、早くからおひとりさま生活を視野に入れてマンションを購入するような人もいます。どちらが男性に受け入れられるのでしょう?
男性からみると、どちらも似たようなもの、というところではないでしょうか。実家暮らしだと家事能力などの面で結婚後の生活に不安を抱く気持ちもあるでしょうし、すでにマンションを購入しているなんて自慢話を聞いたら引いてしまう人だっているでしょう。逆にどちらも好意的に受け取られる場合だって考えられます。
婚活でよく耳にする「スペック」は、つきつめて考えるとあまり意味のないことなのかもしれません。ご自分の置かれた環境をものともしない魅力を持っている人に、幸せが訪れるような気がします。
アラフォーの独身男性とアラフォー独身女性の関係性
アラフォーの独身男性の実態~独身貴族を謳歌しているように見えて実は孤独~
今度は筆者の現在の彼(アラフォー男性)の話をします。彼はしばらく恋愛から遠ざかっていました。彼女がいない間は趣味のバイクやアウトドアなどに時間とお金を好きなだけ使っていました。仕事はきちんとしていましたが、どこか孤独とむなしさを感じることも多かったそうです。それが筆者と出会い、180度生活が変わったと言っています。毎日誰かが話を聞いてくれるということが安心感につながり、仕事もがんばれるそう。
多くのアラフォー男性はきっと彼と同じ感じなのではないでしょうか。40歳が近付くと人生折り返しのような気がして、誰しも不安を感じるものなのだと思います。仕事や趣味に没頭しても、ふとひとりになった時に不安がおそってくる。そんな感情は女性でも理解できますよね。
結婚願望はあるけど対象はアラフォー独身女性ではない!?
しかし現実は厳しいもので、アラフォー男性は同年代の女性を恋愛対象として見ることは少ないようです。いくつになっても男性は自分の子供がほしいと思っているからです。婚活市場に出るとわかると思いますが、35歳の壁は厚く、アラフォー女性を対象として考えてくれる男性は45~50歳以上が多いように感じます。もちろん年齢は問わないという男性もいますが、少数派と言っていいでしょう。
女性にすれば耳の痛い話ですが、アラフォー独身女性が以後結婚できる可能性はわずか1%とする統計もあるんだとか。なんだかそれだけでテンションが下がってしまいますよね。
あきらめるのはまだ早い!アラフォー独身を卒業するために
自分自身を冷静に見つめなおそう
筆者のまわりにいるアラフォー独身女性の悪い所は、自分の性格や状況を冷静に把握できていないことです。目をそらしていると言ってもいいかもしれません。
ご自分の日々の言動を振り返ってほしいのですが、年齢を自虐ネタにしたり、「どうせ自分は○○~だから」となにかを言い訳にしたり、自分をさげすんでいませんか?そうしないと気持ちが落ち着かないと言われるかもしれませんが、そのような負の感情はまわりに必ず伝わります。「そういうキャラ」だとしてずっとあなたを扱うことになるでしょう。
それでは恋愛は遠ざかるばかり。自分自身を愛し、いたわっている人は、まわりからも同じように扱われるのです。誰かに愛されたいのであれば、まずは自分の意識を変えることから始めましょう。
結婚適齢期は人によってタイミングが違う
アラフォーともなると周囲は既婚者ばかりでしょう。休日遊びに行く相手も限られてきますし、ますますパートナーがほしい気持ちが強まって焦る気持ちもよくわかります。
しかしよく考えると結婚はゴールではなくて、スタートのひとつですよね。もしかすると自分自身が、そのスタートを切れるだけの準備が整っていないだけなのかもしれません。結婚適齢期はそれぞれタイミングが違うのです。事実、40歳を過ぎて幸せな結婚をする人だっています。有名人では50代、60代でも結婚の話題が出てきますよね。世の中の流れに惑わされず、地道にお相手探しを続けていくことが重要です。
筆者は見た!アラフォー独身の特徴あるある
特徴1「結婚に興味がない素振り」
“筆者のまわりのアラフォー独女は、8割方こじらせています。まずひとつあげるとするならば、結婚に興味がない素振りをするのです。自分からその手の話を全くしませんし、誰かに聞かれたとしてもそっけなく答えるばかり。その人が本当に結婚に対する興味が0ならいいのですが、そうでないのなら、その態度は今すぐやめるべきだと思います。
多くの場合は恋愛経験が少ない人だと思うのですが、もっと素直になったほうがいいです。自分をがちがちに鎧でかためていると、同性でも近づきにくく感じるのですから、異性ならなおさらでしょう。
特徴2「異性に対する理想が高い」
キャリアをある程度積んで、高収入の女性に多いです。どうしてもお相手にも同等か、それ以上のものを求めたくなってしまうようです。「いつかは理想の人が現れる」と思い続けて、気付いたら年齢を重ねてしまったパターンですね。
ただでさえ婚活市場ではアラフォー女性は厳しい状況です。まずはそれをしっかりと理解して、自分がなにを優先したいのかをよく考えてください。子供がほしいのなら、今すぐにでもお相手を見つける努力が必要ですよね。”
特徴3「仕事にまい進しすぎる」
アラフォーともなると、女性でも大きな仕事を任される立場にあることもあるでしょう。仕事に全力を尽くすことはとてもいいことなのですが、恋愛が入れるくらいの隙間は残しておきたいですよね。仕事一辺倒になると、どうしても女性らしさが薄れてくるように感じます。男性性が強くないと渡り合えない部分もあるのかもしれません。
自分が女性であれる時間と空間を、積極的に作りましょう。そうすることで職場でも女性らしく柔らかい雰囲気をまとうことができ、上品な女性として一目置かれるかもしれませんよ。
特徴4「自分磨き(趣味)に没頭しすぎる」
かといって自分磨きに没頭しすぎるのも、男性からしてみると結婚に対する必死さが伝わってしまいます。スケジュール帳を見ると予定で真っ黒、という人は、忙しくすることで自分の現況から目をそらしていませんか。自分と向き合う時間を、しっかり取るようにしましょう。
オトナの女性は少し余裕があって、抜け感があるくらいがちょうどいいのです。がつがつと焦って物事をするのは似合いません。ひとりで過ごす時間は、ご自分の恋愛、結婚観をつきつめて考える、いい機会になるはずですよ。すべてはそこから始まると言っても過言ではありません!!
特徴5「素を見せられない」
アラフォー独身女性はとにかくプライドが高い人が多いです。しかしアラフォー女性の恋愛が厳しいことは理解していますから、少しでも自分をよく見せようと意地を張って結婚に興味のないふりをしたり、仕事や趣味に没頭して現実を忘れようとしたり、逆に自虐に走ったりするのです。
しかしそれでは、いつまでたっても状況は変わりません。自分が自分を認めてあげられないで、誰が認めてくれるでしょう?今のあなたは十分にがんばっているはず。そのままの自分を受け入れてあげましょう。そして勇気を出して、それをまわりの人にも見せていくのです。
「人は鏡」という言葉通り、相手は自分を映します。誰かと心を通わせたいと思ったら、まず自分からです。
自分から出会いを遠ざけていませんか?
出会いは自分で作るもの!「出会いがない」は言い訳です
アラフォーになると、新たに出会うチャンスというのはそうそう訪れません。ここでいう「出会い」は恋愛に向けて、というだけでなく、人としての出会いも含めてです。会社と自宅の往復だけでは、絶対にそのチャンスはありません。出会いを待つのではなく、自分から出会える場所に行くことが大切なポイントです。
「どこで出会うの?」と疑問に思う人もいるかもしれませんが、言ってしまえばどこでもいいのです。行きつけのバーやレストランで出会うかもしれませんし、婚活パーティーや結婚相談所は手っ取り早くお相手を探すことができますね。ネット婚活サイトもあなどれません。
今の時代は、婚活サービスがとても充実しています。活用すればいくらでもチャンスが広がりますよ!
自分に自信を持つこと!
ニュースやネットなどでアラフォーの恋愛事情を耳にするたび、自分と照らし合わせて自信をなくしている人がいます。筆者から言わせてもらえば、そんなものは一般論であって、年齢を限定して考えるような男性はこちらからお断りです。「どうせ…」という負の感情を背負ったままだと、いい恋愛は決してできません。
女性なら、年齢なんて関係ない、あなたがいてくれればそれでいい、と言われてみたいですよね。そういう男性は必ずいます。根気が必要かもしれませんが、どうぞ自分に自信をもってください。あなたの素晴らしさをわかってくれる人は必ずいるのです。
「アラフォー」という言葉に惑わされ、翻弄される女性たち。必要以上に年齢にこだわっているのは、もしかしたら自分自身なのかもしれません。まずは一度落ち着いて、自分の結婚観を具体化してみましょう。そして新しい出会いに向けて、一歩動きだすのです。
動いてみてうまくいかなくなった時は、焦らず一度引きましょう。柔軟な対応ができるのがオトナの強みです。自分を信じて活動を続けていれば、必ず理想のお相手に巡り会えると思いますよ。健闘をお祈りしています。