25歳から34歳、いわゆるアラサーの期間は、世間的には結婚適齢期と言われています。
ところが、周囲の友人や職場の同僚も結婚していくなか「自分もそろそろ結婚を」と意識した時に訪れる突然の別れ。若いときに比べてショックも大きく、立ち直れない思いをしたことはありませんか?

こんな途方にくれてしまいそうな時を、どうすれば乗り越えられるのでしょうか。
そんなアラサーの人が、どう過ごせば新しい未来に向けた気持ちに切り換えることができるか、というポイントをここでご紹介いたします。明るい未来は必ず待っている、と信じましょう。

アラサーのつらい失恋パターン

好きな人のまさかの裏切り


アラサーともなれば、結婚を意識するような交際を経験した方も多いでしょう。
そこまで進展したのに別れる結果に至ってしまう理由として最もショッキングなものが、つきあっていた人の裏切りです。「好きな人が友人に取られた」「大好きな人に裏切られて別れを決意した」など、信じていた人の裏切りほど、つらいことはありません。
この人間不信がトラウマになり、次の恋愛に進む勇気も萎えてしまいます。

イベント当日に別れる


クリスマスやバレンタイン、二人の記念日に、よりによって別れを告げられるという、目の前が真っ白になってしまうような経験。
これは、なかなか立ち直ることがむずかしく、いつまでも後を引きます。そのイベントの季節が毎年やってくるからです。周囲の楽しそうな恋人たちを見るだけで、ふと思い出してしまい、さみしさや悔しさが込み上げてきます。次の恋が見つかれば過去の笑い話になるかも知れませんが、それまでは心の傷は癒えません。

納得いかない別れ方


突然「結婚相手として考えられない」と別れを切り出されたり、急に連絡が取れなくなって、電話にもLINEにも一切応答がなくなったなど、納得いかない別れ方も、尾を引きます。
こちらとしては真剣に交際をしていたのに、相手は遊び半分だったのでしょうか?
それとも一度も口には出してくれなかったけれど、相手が気に入らないことが何か自分にあったのでしょうか?
これでは気持ちの切り換えもできませんし、次の恋愛でもまた同じことが起こるのではないか、と疑心暗鬼にもなってしまいます。

好きな相手が既婚者だった


彼の思いも同じく真剣だったけれど言いにくかったのか、最初から遊びのつもりで意図的に隠していたのか、さまざまなケースはありますが、それにしても実は既婚者なら「先に言ってよ」という話であることに変わりはありません。一途に彼のことを思って、結婚まで考えていたとしたらショックの大きさは計り知れません。

アラサー、失恋の立ち直り方

とにかく泣きたいだけ泣く


アラサーになってくると、本当は泣いてすっきりしたいのに、「大人だから…」と我慢して、泣きたい時に泣くことができなかったりします。
無理に自分を追い詰めて早く忘れようと努めても、「嘆きを吐き出す」ことをしないと、つらさや悔しさが封じこまれたように見えて、実は心の奥底に残ってしまっています。
一日だけ仕事を休んで「思いっきり泣いてしまおう」と決めて、家の中で思いっきり泣いて、すべてを吐き出しましょう。ただ座っているだけでは泣けないようでしたら、切ない映画を見て感傷に浸り、ドバッと涙を流してみると解消されるかも知れません。
もちろん、あなたの嘆きを聞いてくれる親友がいるなら、思い切り泣いてこの悔しさをぶちまけてみましょう。そのあとふたりでカラオケにでも行って失恋ソングを熱唱してスッキリする、というのもひとつの手です。その代わり、親友が窮地に立たされたときは、必ず力になってあげましょう。

縁がなかったと考える


あの時、ああしていれば、ああ言っていれば・・・。と考えていても前に進むことが出来ません。未練を持ちすぎていたり、自分を責めすぎていたりの繰り返しでは、新しい恋に気づくこともむずかしくなります。
別れに至った原因などをいちいち考えるのではなく、別れるに至ったのは全て「縁」がなかったからだ、とシンプルに考えましょう。
良い縁は必ず、訪れるものです。いつか素敵な出会いがあることを信じて、前に向かって進みましょう。

好きなことに打ち込んでみる


失恋による心の痛みをすぐに消し去るのはむずかしいことです。長い時間の経過とともに、少しずつ傷は癒えていくものですが、それまでの間、寝ても覚めても失恋の後悔ばかりしているのではつらいだけです。
そこで、仕事、スポーツ、習い事などで、我を忘れるくらい夢中になれるものがあれば、ある期間それに集中してみましょう。この際、何か新しいことを初めてみるのもよいかも知れません。

外に出かけるようにする


家に閉じこもってしまいたいという気持ちも強くなりますが、泣くときは泣いて、出かけるときは出かけるようにしましょう。
ショッピングで新しい服を買ったり、新しい化粧品を試してみたりするのも、いい気分転換になります。また、長く会ってなかった友だちと久しぶりに食事をして近況を聞いたりするのも、新しい気持ちの流れをつくるのにはよいかも知れません。

想い出の品は処分するようにする

プレゼントされたものや記念の品をいつまでも大切にしていては、前に進むことができません。
ふたりで旅行に出かけたときに買ったものや、ふたりで使っていた食器も、いつまでも部屋の目につく場所に並べていては気持ちの切り換えができないでしょう。もちろん、モノには罪はありませんし、まだ使えるものを捨てるのはもったいないです。ただ、立ち直るために必要だと考え、処分する勇気も必要です。経緯を伏せたままネットで誰かに譲ってしまう、という手もあります。どうしても手放せないなら、見えないところにしまって、しばらく塩漬けにしておくといいでしょう。

アラサー、新しい出会いの求め方

友だちのネットワークは出会いの宝庫


失恋した相手にいつまでも連絡を取り続けていては、立ち直りも遅くなります。円満な別れでない限りは、借りたものを本人の元に返すなどの「終了作業」が完了したら、きっぱりと連絡を断つのがよいでしょう。
その分、友だちに連絡をとったり、会ったりする機会を増やしましょう。誰しも、昔はしょっちゅう会っていたのに、しばらく連絡も取っていないような知り合いは何人かいるはずです。
多くの出会いは「共通の知り合いを通じて」と言います。知人とのネットワークを日常的に持っておくことで、誰かに出会うチャンスが生まれます。

SNSを活用する


まだSNSを登録していない人は、Twitter、Instagram、Facebookのどれかひとつでも登録してみましょう。利用しているという方は、これまで使っていないものをあえて選んで始めてみるのがよいでしょう。
ここでは過去の失恋についてぼやいたりするのではなく、未来の自分を切り拓くため、新しい出会いを探すための場としましょう。
TwitterとInstagramは、ハッシュタグや写真を通じて、これまでは知り合うことのなかった相手と繋がることができます。
ただしネットでは、自らがよく見えるような投稿をするのが常ですので、ちょっと意気投合したからと言って、身分もよくわからない相手に簡単にひとりで会うのは危険です。そのあたりはオトナらしく慎重に進めましょう。
Facebookはリアルの知り合いで結ばれる関係が主体ですが、それぞれの近況や人物関係を常に目にすることができるので、そのなかからリアルな出会いのヒントが見つかることもあるでしょう。

マッチングサイトに登録する

最近は真面目に結婚することを意識したマッチングサイトや恋活・婚活アプリも多数あります。まずは登録して、どんな人がいるか、覗いてみてはいかがでしょう?
もちろんネットの世界だけ「いい人」を演じることもできますので、メッセージのやりとりで得た印象だけを信じすぎないようにしましょう。選ぶ権利はあなたにあります。いざ会うとなったら、まずは安全な場所で会って、リアルな人物像を見極めましょう。相手のペースに巻き込まれやすい人は、既婚者の友だちを同伴するとか、第三者の目利きの意見を聞くのも得策です。

お見合いパーティやイベントに参加する


ネットを検索すれば、お見合いパーティやイベントが数多く見つかります。
まだ未経験でしたら、一度チャレンジしてみてはいかがでしょう?
参加者のなかからその日のうちに結婚相手を見つけなければいけないルールなどはありません。結婚を前提としたお付き合いを求めてる真面目な男性の話をまず聞いてみるだけでも、ずいぶんと刺激になります。
女性は、無料や500円のワンコインで参加できる会もありますし、あまり堅苦しく考えずに、気分転換の一環として、おしゃれをして出かけていきましょう。

とにかくオシャレに気を使う


失恋すると、ヤケ食い、ヤケ酒に走ってしまう人もいますが、ずっとそればかりでは身体にも心にもよくありませんので、せいぜい1週間くらいで止めましょう。過度に不健康な生活を続けると、肌が荒れてきたり、太ったりしてしまい、次に進めなくなります。
ある程度発散したら、新しい出会いのために、新しい洋服を着たり、ネイルや化粧に気をつかってみましょう。

魅力的なあなたの姿は、必ず誰かの目に止まります。

恋愛ブログやツイートを読もう

自分の失恋や婚活について書いている人は意外に多い


ネットを検索してみると、たくさんの失恋を乗り越えた方のブログがたくさんあります。
また、婚活中の女性が自分の活動を逐一ツイートしているTwitterアカウントも結構あります。
なかにはかなりの文才を持った書き手もいて、なるほど、と膝を叩きたくなるような発言に出会うこともできます。
失恋の心の傷が少しでも和らいだり、これまで自分が正しいと思ってしてきたことの間違いに気づくことがあるかも知れません。

ブログやツイートにコメントする

投稿を読んで共感したり、勇気をもらったりしたら、コメントを残してみましょう。
ネット上でちょっとした心の繋がりを持つことで、孤独感や挫折感も薄まるでしょう。
もしそこで会話が始まれば、次に進むヒントをもらったりできるかも知れません。

よかったら自分でも書いてみる

自分で失恋ブログを書いたり、恋活・婚活ツイートを始めてみるのも、ひとつの手です。
自分の思いや体験を公の場にさらすことで、気持ちの整理にも繋がったり、第三者からのコメントで勇気をもらったり、ふと何か大きなことに気づくこともあるかも知れません。

まとめ


いかがでしたか?
アラサーの失恋は結婚を考え、真面目にお付き合いをしていた人ほど、悲しく、辛いものです。
深い傷を負ってしまい、もう恋なんてしたくないと、悲観的に考える人も多いでしょう。
しかし、つらい経験をした分、相手の痛みのわかる大人になり、状況の見極めも上手になって、新しいパートナーとは良好な関係が築くことができるようにもなるでしょう。
次こそは運命の人と結ばれることをお祈り申し上げます。