
きっとこれまでに、「結婚する前に同棲した方がいいよ」と誰かに言われたことが一度くらいはあるのではないでしょうか。
同棲することで婚期を逃しやすくなるなど、デメリットとして考えられることも確かにありますが、同棲には多くのメリットがあります。
今回は、特に30代で結婚する場合にはなおさら同棲期間を持つべき3つの理由について解説していきます。
あわせて、同棲する際にしっかりと見ておくべきポイントもお伝えしていきますので、ぜひ今後の参考にしてくださいね!
30代で結婚する場合にはなぜ同棲期間を持つべきなのか

年齢だけで決め付けてしまうのは良くありませんが、傾向として30代の独身女性はそれなりに「自分ルール」と呼べる自分なりの決まりごとを無意識のうちに作り上げてしまっていることが多いのは事実です。
30代で結婚した女性の中には、「案外一緒に住んでみたらいろいろとストレスを感じることが多い」と口にする人も少なくありません。
少なくとも、あらかじめ短期間でも同棲していれば、相手の男性の暮らしぶりを知ることができ、結婚生活の予行練習もできるわけですから、これは大きなメリットと言えます。
では改めて、30代女性が結婚前に同棲しておくべき3つの理由について解説しましょう。
理由①週末だけのお泊まりデートでは分からない彼の日常を知ることができる
30代の恋愛ともなれば、あなたも仕事であれこれと忙しく、彼も働き盛りでしょう。
となると交際しているからと言って、毎日のように一緒に時間を過ごすことは難しいケースが多いです。
一般的なデートのスタイルとして「毎週末はお互いの家に泊まる」というものがありますが、これと同棲では全く意味が異なります。
同棲でしか知ることができないこと、それは「仕事がある平日の朝と夜の過ごし方」です。
仕事に行く前に彼がどのような朝を過ごすのか、そして仕事から帰ってきて夜をどう過ごしているのかは、週末デートでは分かりませんよね。
平日の夜や朝はバタバタとすぎるものです。だからこそ、彼の本当の姿が見えやすくなるというわけですね。
理由②彼が家事に対してどのくらい手伝う意思があるのかを把握できる
結婚後に不満に思うことの一つに、「旦那が思った以上に家事を手伝わない」というものがあります。
30代にもなれば一人で快適に暮らしていくために、自分自身の家事のルーティーンがある程度整っていることが「普通」と思われるもの。
ですが、あなたにとっての普通が彼にとっての普通と一致しているとは限りません。
同棲をしてみることで、彼が日頃からどの程度「家事を自分でしようとしているのか」を伺うことができるのは大きなメリットですよ。
そして、家事とは少し離れてしまいますが、彼自身の生活の「癖」を知るためにも同棲はとても効果的。
例えば洗濯物をすぐ畳もうとしないで放置する癖があったり、脱いだものを片付けないのが当たり前だったりする場合、一緒に暮らせばそれらをすぐに知ることができます。
結婚してから「一緒に暮らすことがこんなにストレスなんて!」と思うことのないよう、あらかじめ彼の暮らしぶりを知り、家事に対する協力度を見極めておくことは非常に重要です。
理由③何よりも居心地の良さを再確認することができる
週末だけ一緒に過ごすカップルが、毎日一緒にいられるようになるのはこの上なく嬉しいことですよね。
でも、残念ながらこれが逆に裏目に出てしまうこともあります。
一緒にいて居心地が良いからといってパートナーを選んだつもりが、毎日一緒にいるうちに「ちょっとイメージと違ったかも」と思う結果になるとしたら悲しいですよね。
毎日同じ屋根の下で暮らしてみて、「一人よりこの人といる方が居心地が良くて幸せ」と感じるかどうかをしっかり確認できるのも、同棲のメリットです。
同棲したらここだけは見ておきたい5つのチェックポイント

同棲すべき理由を理解いただいたところで、ここからはあなたが実際に彼と同棲する際にぜひ見ておいていただきたい5つのチェックポイントについてお伝えしておきます。
20代と30代とでは、「あなた自身のマイルール」の完成度が異なります。
30代の独身女性の多くは、自分自身の生活にそこそこ満足していて、「さらに幸せになれるなら相手が欲しい」という理由で婚活をしているもの。
誰かと一緒に生活することで幸せの度合いが上がらないなら、むしろ結婚自体に意味がないと言っても過言ではありません。
間違った選択をしないためにも、ここでお伝えする5つのポイントはしっかり見ておきましょう!
チェックポイント①彼が気分にムラのある人でないかどうか
20代なら相手の気分に合わせてうまく折り合いをつけられた人でも、30代になってまで人に振り回されたくないと思うものです。
気分屋な男性は案外とても多く、そんな気分屋な男性と結婚した女性は、毎日彼の顔色を伺いながら気を遣って生活しています。
一緒に住んでみれば彼が気分にムラのある人かどうかはすぐ分かります。
あまりに機嫌が悪い時といい時の差が激しい男性なら、結婚してもあなたはストレスに感じることがきっと多いはず。
黄色信号どころか赤信号なので、気分屋な彼なら結婚を考え直した方が良いかもしれません。
チェックポイント②あなたが忙しいときに優しくできる人かどうか
一緒に暮らしている中で、あなたの仕事が忙しい時期や何かで立て込んでいる時期もあるでしょう。
そんなときに、彼がどのようにあなたに接してくるのかもきちんと見ておきたいところ。
あなたに思いやりをもって、優しく「何か俺がやれることがあったら言ってね」などの声かけができる彼なら最高ですね。
自分勝手な男性の場合、あなたが忙しかろうと家事を手伝おうともしなかったり、自分はゴロゴロしているだけなのに、あなたにちょっとしたことを頼んできたりするもの。
こういう些細なところで、彼の人間性が伺えますよ。
チェックポイント③自分のやりたいことを問題なく続けられるかどうか
例えばあなたがジム通いをしていたり、習い事をしていたりする場合、同棲してもそれらは変わらずに続けていきたいと考えるのが自然でしょう。
同棲しているからと言って、あなたが彼のお母さんのように身の回りの世話を全てする必要は一切ありません。
彼とのことを優先するあまり、自分のやりたいことを犠牲にしなければいけないような関係はあまりいいとは言えません。
チェックポイント④同棲前と変わらずデートを楽しめているかどうか
同棲すると急にこれまでのようなデートをしなくなるカップルは割と多いものです。
結婚を考えているからと言って、急に恋人気分が楽しめなくなるのは悲しいですよね。
同棲しても、あなたといい関係を築こうと「今度の休みは○○に行ってみようか!」などの提案ができる彼なら素敵ですね。
これまで通りデートを楽しみつつ、さらにプラスアルファで一緒に暮らすという幸せが感じられるなら、結婚することであなたがこれまでよりも満たされて豊かな気持ちになれるでしょう。
チェックポイント⑤彼と彼の両親の関係性が良好であるか
一緒に暮らしてみれば、彼がどのくらいの頻度で親と連絡を取っているのかを知ることは難しくありません。
結婚を考えるなら、彼の親との関係も良好であるに越したことはありません。それにはまず彼自身が親といい関係でいることが大前提。
「親とは連絡を取ってないんだ」、「親は同棲していることもしらないから」などと彼がいうなら、この先何かしらの問題が浮上する可能性は高いです。
まとめ
ただ単に好きな人といられたらいいという理由で同棲するのは20代の話。
30代の同棲は「見極め」を目的にしていきましょう。同棲して知ることができる部分は思った以上に多いです。
30代まで独身でいたあなたにとっては、「自分らしくいるための生き方」はすでに分かっていること。これを基準に考えたときに、彼と一緒になることでその満足度が低くなるようではもったいないのです。
結婚する前に同棲をすることで、「こんなことになるくらいなら結婚した意味があったかしら」と疑問に思うような未来を回避することができます。
しっかり相手を見極めて、慎重に判断しましょうね!
文/mayu
@webwritermayu
