あなたはこれまでに、ぽろっと発言したことが原因で彼氏や旦那さまの機嫌を損ねてしまった経験はありませんか?
言葉はコミュニケーションにおいてとても重要です。同じことを伝えるにせよ、その伝え方、言葉のチョイスによって相手の受け止め方が大きく変わります。
何を言っても彼氏や旦那さまと喧嘩になってしまう、すぐに怒らせてしまうと感じているのなら、それはきっとあなたの言葉の選び方を見直すべきとき。
今回は、彼とのコミュニケーションをスムーズかつ穏やかにするための言葉の選び方について解説していきます。
恋愛関係や夫婦関係のさらなる向上を図りたい方にもぜひ読んでいただきたい内容です。
男性がイラッとする言葉4選
女性があまり深く考えなくてもつい言ってしまいがちな言葉の中には、男性を高確率で苛立たせるものがあります。
ここでは女性が言いがちな男性を苛立たせる言葉の代表格を4つ例に挙げ、何がいけないのか、どの部分が苛立たせてしまうのかについて解説していきます。
だから言ったじゃん
男性はそもそも女性に偉そうにされることを嫌います。そのため、女性から「だから言ったじゃん」と言われると、とても嫌な気分になってしまうもの。
「だから言ったじゃん」という言葉には、「私はこうなると思っていた、あなたよりも先が読めていた」、「あなたは分からなかったけれど、私には分かっていた」という意味合いが込められています。
そのため、男性は自分のやり方が最善でなかったことに対してダメ出しをされた気持ちになってしまうのです。
私ばっかり
例えば同棲しているカップルや、夫婦で共働きの場合に、女性に家事の負担が多くかかってしまうことはよくあることだと思います。
日々の疲れがたまり、つい「私すごく大変なんだけど。私ばっかり家のことやってるじゃん!」などと言ってしまうことがあるかもしれませんが、これもよくありません。
別の例で言うと、付き合っているカップルの女性側が連絡不精な彼に腹を立てて、「いつも私ばっかり電話するよね。声聞きたいと思うのは私だけなの?」のような言い方をすることもあるでしょう。
この「私ばっかり」という言葉には、彼側の貢献度を全く評価していないような意味合いが込められてしまいます。
言われた男性の方は、彼氏としての自分や、男としての自分が評価されなかった気持ちになり、気分を害してしまいます。
頼りないよね
「頼りない」という言葉をそのままはっきりと使わなくとも、彼に対して「役に立たない」というニュアンスを込めた言葉を吐いてしまうのはよくありません。
例えば、「いいよ、もう◯◯さんに聞くから」など、「彼では頼りにならないから他に頼りになる人に助けてもらう」ような類の発言がこれに該当します。
男は誰しも頼られることで存在価値を見出す生き物ですから、頼れないと判断された日には、自信を喪失したりプライドを傷つけられたりして嫌な気持ちになってしまうのです。
どこでもいいよ(なんでもいいよ)
これは彼を否定する言い方とはまた別の種類の言葉です。しかし、どこに行きたいのか、何をしたいのかを決めるときに「どこでもいいよ」ばかり言うのもベストではありません。
なぜなら、女性が「どこでもいいよ」「なんでもいいよ」というとき、それは本心ではない場合も多いからです。
「本当はこうして欲しい」という思いが込められていたり、「彼がベストなところをチョイスしてくれたらいいな」という期待を込めて彼に一任していたりする人も多くいます。
相手の男性からしてみれば「またどこでもいいとか言うけど、それ一番困るんだよな。だって決めたら決めたで文句言われるし」となり、気が重くなってしまいます。
ストレートにどうして欲しいかを伝える方が、男性にとっては簡単でありがたいのです。
男性は女性以上に繊細である
NGワードを見て、なんとなく理解いただいたかとは思うのですが、男性は女性以上に繊細で傷つきやすいところがあります。
そして、プライドを傷つけられることを極端に嫌うため、彼の能力を疑うような言葉はとにかく全てNGだと覚えておきましょう。
例えば、デート中に道に迷って目的地にたどり着けないときに「それはこうすればいいんだよ」としゃしゃりでるだけで、彼は自分の能力を否定されたような気持ちになるかもしれません。
また、「私ばっかりいつも頑張って家のことをしている」と言えば、家のことを何ひとつ手伝えていない自分は彼女を満足させられていないんだ、と不合格の烙印を押されたような気持ちになります。
「え?そんなに繊細なの?めんどくさい!」と思ったかもしれませんが、それが男の繊細さ。
予想だにしないことでも、彼はあなたの一言で傷ついている可能性があるのです。
恋愛関係が良好になるマジックワード5選
では、女性はどのような言葉で相手の男性とコミュニケーションをとっていけばよいのでしょう。ここでは、ぜひ頻繁に使っていただきたい5つのマジックワードについて紹介していきます。
1.すごいね!頼りになる〜!
もはやこれ以上にないのでは?と思うくらい効果抜群の言葉がこちら。「すごいね!頼りになる!」と言われて喜ばない男性はいません。
何か困ったときに問題を解決してくれた彼には積極的にこの言葉をかけましょう。彼は「自分が役に立ったんだ」と満足し、これからもあなたを全力で支えたい気持ちでいっぱいになります。
2.◯◯してくれたら嬉しいな!
この言葉を使うときは、本当は彼に対して不満があるときです。
例えばいつも食べたものをそのまま放置してしまう彼。あなたがもしも、「いつも私が片付けるの、すごくいやなんだけど…」と言えばただの文句で終わってしまいます。
そこで言い方を変え、「ねぇ、食べたらシンクに持っていってもらえたらすっごく嬉しいんだけど」と明るく言えば角が立ちませんし、感じも悪くないですよね。
そして「嬉しい」の言葉が入っているのもポイント。彼女を喜ばせることができるなら、と前向きに取り組みたくなるマジックワードです。
3.聞いてくれてありがとう
悩みやストレスの種については、何でもかんでも彼氏に愚痴ってしまうのが女性。
ですが、ここでありがちなのが、「彼が問題解決のためにあれこれ論理的思考を駆使してしまう」というパターン。
女性にとっては「聞いてもらう」ことがゴールなのに、なんだか結果的にお説教されたような気持ちになって余計に嫌な気持ちになることは案外多いです。
これは、男性と女性の基本的な考え方の違いによるもの。「ただ聞いてもらう」だけで何かが劇的に改善されるなんて、男性からしてみれば理解不能なのです。
あなたのパートナーが、解決しなければ!と張り切って解決策を見出そうとするのはそのためです。
聞いて欲しいだけなのに余計苛立って喧嘩になる、というカップルの典型的な流れを断ち切るためには、あなたが「聞いてくれてありがとう」の言葉を彼に刷り込むことが有効です。
「聞くだけで良かったのか」と彼も徐々に女性特有の考え方が理解できるようになり、次第に話を聞くことが上手になっていきます。
4.大丈夫だよ、◯◯くんなら
「◯◯くんなら大丈夫!絶対できるよ」のような励まし方は、一見わざとらしいようにも見えますが、男性ウケがとてもよいため積極的に使うとよいです。
なぜなら、この言葉には「あなたが彼の能力を信頼している」という意味合いが込められているから。信頼されることが嬉しい男性ですから、彼女や奥さんにこう言われて嬉しくないはずがないのです。
5.楽しい!
彼と一緒にいて楽しめていることを彼にきちんと言葉で伝えることも大事です。交際期間が長くなっても、デートにいくたびに「今日すっごく楽しかった!」と笑顔で言うことを忘れてはいけません。
男性はあなたが喜んでいる様子を見て自信を持ち、さらに楽しませるために次のデートプランを一生懸命考えてくれるはず。
何をやっても喜ばない女性など、男性からしてみたら「可愛げがなさすぎる」の一言に尽きます。
笑顔を見せない、楽しいとも言わない、そんな女性のために何かを頑張ろうとなどなかなか思えませんよね。
まとめ
男性と女性では考え方に大きな違いがあるため、コミュニケーションがうまくいかないことが多々あります。
ですが、男性が言われて苛立つ言葉、喜ぶ言葉を見ていくと、だんだんどのような点に気をつけてコミュニケーションを取るべきかは見えてくるもの。
彼のことを信頼していること、彼がいて助かっていること、彼がいて楽しい毎日を過ごしていること、これらの気持ちを全面に押し出して、彼に自信を持ってもらいましょう。
そうすればきっと無駄な喧嘩やすれ違いが減り、彼との関係が今よりもさらによくなるはずですよ!
文/mayu @webwritermayu