ネットで「アラフォー 結婚」と検索してみたことがありますか。筆者はあります。だいたいはネガティブな意見ばかり。今回はそんな一般論を覆すための心がけをご紹介します。
アラフォーは結婚できない!?の真偽
婚活すらも困難に!年齢と結婚できる確率の関係
かつては20代前半だった「結婚適齢期」が、晩婚化の影響でいまや30歳に届きそうな昨今。50歳までに未婚(一度も結婚したことがない)状態のことを「生涯未婚」と定義しますが、2013年の国勢調査では男性の35%、女性の27%が生涯未婚であるという驚きの状態になっています。
女性では35歳を境に選択肢が一気に狭まってくる、男性でも若い女性を希望すればほとんど相手にされない。要するに需要と供給のバランスが合っていないのがアラフォー世代の現実であり、耳の痛い話かもしれません。
アラフォーで結婚できる人とできない人の違い
アラフォーという年齢の問題だけで、全員が結婚できないのでしょうか。答えはNOです。年齢に関わらず素敵なパートナーを見つけ、幸せな人生を送っている人も多くいますよね。一方で自分は結婚はおろか、何年も恋愛から離れてしまっている。この差は一体何なのでしょうか。その理由を深く考えたことがありますか?経済的な理由や家庭の事情など、難しい問題もあるかもしれませんが、理由はそれだけでしょうか。もしかしたら自分自身の考え方で、状況が好転する可能性だってありますよ!
結婚できないのはなぜ?を考える
結婚したいタイミングや今の恋人との関係を見直す
「○○歳までには結婚したい」という漠然とした時期を、誰しも一度は考えたことがあるのではないでしょうか。またその時期になれば、自然と結婚できるという幻想に陥っていた人もいるでしょう。40歳というのは人生の折り返し地点とも言えます。現在の自分が置かれている環境などをしっかりと理解し、いつ頃までに結婚したいかということをはっきりと思い描くことが大切です。
また現在恋人はいるけれど、結婚の話が一向に出ないで悩んでいる人もいるかと思います。お相手は本当にあなたと結婚する気があるのでしょうか。長い付き合いであればあるほど、きちんと話し合いをするべきです。ずるずると続く関係は、思い切って断つことも視野に入れて。不毛な関係を続けて傷つくのはあなたなのです。
無意識に言い訳していませんか?
厳しいことを言うようですが、「いい出会いがない」「仕事が忙しい」などというセリフは、だいたい言い訳にすぎません。出会いというのはそこらへんに落ちているものではなく、自分で探しに行くものであって、そのための時間や労力は惜しまず行うべきだと思います。若いころであれば様々な場面で出会いがあり、その中で選択もできたのでしょうが、残念ながらアラフォー世代の婚活はそんなに甘いものではありません。結婚を真剣に考えているのであれば、とにかく何でもいいので自分から動く努力が必要でしょうし、一歩ずつ結婚までの道のりを歩んでいける着実さも重要でしょう。
結婚を誤解していませんか?
相手に求める条件が多すぎるのでは?
あなたが結婚相手に求める条件とはなんですか?アラフォー世代は自分の生活が確立していることが多いため、相手にも同じ水準のことを求めがちです。年収○○○万円以上、年齢は△△歳くらいまで、大卒以上でおしゃれで、まめに連絡やデートに行けて…と理想を挙げればキリがありませんが、その条件にあてはまる未婚者は果たしてどのくらいいるのか考えたことはありますか。その理想に対して、自分の現在の状況はいかがでしょうか。結婚とは自分だけのためにあるのではなく、2人の間に成り立つ関係です。あれこれ求めすぎることは、相手を疲れさせ破たんへの道をたどっているようなもの。最低限これだけは譲れない!ということ以外は、目をつぶるくらいの思い切りと覚悟が必要ですね。
好みのタイプ=結婚相手とは限らない
今の恋人となんだかうまくいかない。振り返ってみると、そういえば同じようなタイプを選んでいるかも…と気付く人も多いのではないでしょうか。「ダメンズウォーカー」という言葉もあるくらい、ダメな相手ばかりを選んでしまう場合もありますよね。人間の好みというのはそんなに簡単に変わりませんが、思い当たる節が少しでもある人は、これをキッカケにちょっと視点を変えてみる努力をしてみてはいかがでしょうか。自分が見ているのはその人の一側面だけであって、すべてではないのです。最初はピンと来ない人でも、結婚相手の候補となりえる人がいるかもしれませんよ!
アラフォーでも結婚できる人の特徴5つ
特徴1「若々しさを保つ」
“アラフォーともなると外見にもいろいろな変化が出てきて当然の年頃です。ちょっとお腹が出てきた、肌のシミやしわも増えてきた、外見的な悩みは尽きませんよね。しかしなにかと理由をつけてお手入れや努力をしない、というのはいけません。あなた自身も結婚相手には若々しくいてほしいと思いますよね。ダイエットのためにジョギングしてみるとか、肌の手入れに時間をかけてみるとか、コーディネートを格上げしてみるとか、大人なりの工夫がほしいところ。20代の頃とは違うおしゃれや身だしなみを心がけて、「若づくり」と言われないように注意して下さいね。
特徴2「卑屈にならない」
年齢を過剰に気にするあまり、自虐的になってしまう人がいます。世間一般の声に影響されすぎて、アラフォー独特の楽しみ方というのを見失ってしまうこともあるでしょう。アラフォー世代の婚活は困難ではありますが、けっして不可能ではありません。可能性が0%ではないのですから、そんなに自信を失うことはないのです。アラフォーにはアラフォーにしかない魅力があることを、まず自覚しましょう。そして自分らしく自信を持って、お相手探しに出かければいいのです。「どうせ…、やっぱり…(アラフォーだから)」というセリフは、今日以降スッパリと使わないようにしましょうね!
特徴3「プライドを捨てる」
アラフォー独身の悪いところに、妙にプライドが高いことが挙げられます。いまや婚活サービスは迷うほどたくさんあるのに、手を出さない。手を出したとしても、少し結果が出ないだけで辞めてしまう。これはおそらく、その人のプライドが関係しているのではないかと思います。変なプライドは不安やイライラに姿を変え、「婚活サービスを利用して、はたして出会えるだろうか。」「自分はこんなにがんばっているのに、なんでこんな人にしか出会えないのだろう。」とネガティブな感情が心に渦巻くことでしょう。うまく結婚までたどりついた人は、プライドを捨て実にしなやかに行動し、浮き沈みがありながらも最後までポジティブに活動してきたはずです。自分の心の状態が、お相手にも影響を与えているということを肝に銘じておきましょう。
特徴4「理想を追い求めない」
誰にでも理想の結婚相手のイメージというものはあるでしょう。仮にないとしても、こんな人と結婚したいという条件のようなものは一つ二つはあるはずです。前述したとおりアラフォー世代はプライドが高い部分があるため、はっきりとした理想像を描いている人がけっこう多いと言われています。自分がいま、考えている理想像で、本当にゆずれない部分は何でしょうか。年収、結婚歴、学歴、職業、身長、年齢…人それぞれ価値観が違います。アラフォー世代の婚活はただでさえ厳しいのですから、理想を追い求めるばかりでは婚期は遠ざかるばかりです。たとえば婚活サービスではお相手の条件を事細かに設定することができますが、どうしても譲れない項目のみ(多くて3つくらいまで)を少し広めに(年齢なら自分の年齢±3から±5に変えてみる)ことで、単純に分母が増えますからそれだけ選択肢も広がるというわけです。
特徴5「過去の恋愛に縛られない」
筆者のまわりを見ていて思うのが、アラフォー世代には過去の恋愛を美化して大事にしているタイプの人が多いことです。特に若いころにお付き合いした人の面影をずっと持ち続けて、次の恋愛に進めない(進まない)で、長く恋愛から遠ざかっている人もけっこういます。過去の思い出というのは、どんなに汚い別れであっても美しい思い出しか残らないものです。これを読んでピンときた人は、結婚したいなら過去の記憶ときっぱり決別すべきです。気持ちが過去に残っている状態では、けっして新しい恋愛はできません。
アラフォーで結婚することを諦めない
1つ1つの出会いを大切に
「事実は小説よりも奇なり」という言葉がありますが、人生ではドラマのようなことがときどき起こります。最初は恋愛を意識した関係ではなかったとしても、ちょっとしたキッカケで関係性が変わることもあるでしょう。1回や2回のデートでお相手のことを恋愛対象かどうか判断してしまうのは、とてもおこがましいことだと思います。ときには我慢も必要でしょうし、なかなかうまくいかないことも多いでしょう。しかしそこは大人の余裕を発揮して、お相手のペースも考えてあげるようにしましょう。1つ1つの出会いが大切なのだということを、いつも念頭に置いておくことが大切です。
アラフォーだからこそ結婚を!
世間的に見てアラフォーの結婚は厳しいとされています。しかしそれは、必ずしもあなたに当てはまることではありません。一般論であって、個人個人で状況が違うのです。世間の意見に振り回されて、結婚に後ろ向きになるのは非常にもったいないこと。筆者の友人にもそういう人がいますが、もったいないよ!と何度言っても聞き入れてくれません。結婚したい気持ちが少しでもあるならば、どんなことでもいいので活動を始めるべきです。恥ずかしければこっそり始めればいいのです。ネット婚活やパーティーくらいなら、周囲にばれることなく始めることができますし、実際にこっそり始めている人もいるはず。婚活サービスが立派な出会いの場になっているのですよ!ぜひ積極的に、人生のパートナー探しをしてほしいです。
アラフォー世代は理想と現実の間で揺れ動く、実に微妙なお年ごろ。結婚に焦りを感じたり、あきらめかけたり、達観しておひとりさま生活にまい進したり、今後の人生を決める大きな転換点と言っても過言ではありません。「結婚」という選択肢を考えるのなら、相手に求めるだけでなく自分も変わらなければならないでしょう。条件が先行しすぎて、お相手を一生愛し続けられるかという肝心なことを後回しにしてしまう人も、残念ながらいるようです。結婚というのは、自分と相手の2人の関係性が一番大切なのは明白。結婚に悩んでいる人は一度原点に返って、自分の結婚観を見つめなおすことが大事かもしれませんね。