就職活動を一生懸命頑張って、やっとのことで新卒から入社した今の会社。でも今の会社で満足できるお給料や仕事ができていない…と不満を持っている方へ。30代からの転職のポイント教えます。
30代の転職で未経験の人っているの？
キャリアアップを目指す転職
高校を卒業してからの入社であれば30歳で約10年以上の経験年数。大学や大学院を卒業してからだと約4~8年くらいの経験年数でしょう。30歳という節目の時期・年齢に、フッと自分はこのままこの会社で働き続けるのだろうか。と考える方が多いものです。そうすると当然、転職は未経験。例えば資格や専門的知識を持ち、誰でもできる職業ではない場合、キャリアアップを目指して同じ職種での転職をする場合が多いです。同じ職種であってもクライアントが変わり、周りの環境が変わり、お給料もアップするとなれば、それはキャリアアップです。しかも、そういった場合の転職は、新しい職場での評価は大抵大きいもので、他の職場での経験を生かす事が期待されるものです。せっかくの専門知識を転職によるキャリアアップで生かさない手はないはずです。
今までと全く違う業種への転職
専門職に比べ、例えば総合職からの転職には少しハードルがあります。特に今まで経験のない職種・職業への転職は年齢にも左右されます。例えば事務職から営業職への転職は、一からのやり直しです。覚える事もたくさんありますし、まずは表に出る事に慣れていかなければなりません。とはいえ、30代にもなれば仕事にも社会にも慣れ世間でのお付き合いも理解しているでしょう。ただ、企業としては30代になってからの、初めての職種を希望する人材を雇用するわけですから、慎重です。ですが絶対に難しいというわけではありません。ある程度の知識を学び、履歴書や面談の際の自己アピールで突っ込まれても自然に受け答えができるだけの準備があれば、後は転職後に仕事をしながら学んでいけば良いので、そういった心構えでいましょう。全く違う業種への転職が絶対に無理！であるワケがありません。
30代の男性、女性それぞれの転職ニーズ
安定を目指す30代男性の転職
日本で働くほとんどの男性は、自身の生活として一生働いていくことになるでしょう。新卒で入社をして、定年までずっと働き続ける男性も大勢います。しかし、20代で家庭を持ち子供が大きくなるにつれ、将来の金銭状況が不安になる場合もあります。もちろん安定のある企業への転職を望むものです。現代は30代の転職がとても多く、数年前に比べて当然のようになってきているため、家庭を持った後での転職を不安になる必要もない為、ニーズはあります。また家庭を持っていない30代の男性の場合でも、キャリアアップの為やヘッドハンティングなどで転職をする場合があります。特に30代男性には、企業としても即戦力になる、特にマネージメント経験を持つ男性を欲しており、自身が今の職場で満足をしていても、転職の機会がおのずと訪れる場合もあります。
とりあえず目先の貯金を増やそうとする女性の転職
30代でバリバリ働く女性は、20歳のあいだは仕事や遊びを優先し、結婚を後回しにしていた場合が多いです。その為、もしかしたらずっとこのまま独身を貫く可能性も…と考え出すことが多いです。女性は、現実主義者が多く、とにかく将来何があるかわからない、その為にも貯金をしておかなければ、と考えます。その為であれば、転職を希望する事もありますが、現状に不満もなく貯金を貯めることが目的であれば、男性に比べて同じ職場に留まる傾向もあります。女性に多い転職理由はお給料問題やハラスメントなどにより職場の環境を変えたい場合が多いです。または行動力があり、常に向上心を持ってキャリアアップをする、いわゆるキャリアウーマンタイプの女性です。男性社会の中、起業する女性もいる時代です。役職を持つ女性も増えてきているので、これから益々30代女性の転職のニーズは高まる可能性があります。
30代の転職に有利・役立つ資格
自身の得意分野を伸ばそう
好きなことや今までの経験をもっと伸ばす資格なら、資格を取るための勉強も苦にはならないでしょう。またそれが次の職場で評価をされ、お給料面にも繋がってくるのであれば持っていて損はありません。また資格は専門の職業のためだけではなく、体を動かす職業でも取ることができるので、参考にしてみてください。
介護関係の資格
今後、超高齢化社会となり介護の業界や医療関係の現場では人手が不足をしてきます。既にその影響は始まっています。今まで総合職や飲食店勤務だった場合など、全く他の職種への転職を希望する場合であれば、医療事務やケアマネージャーといった資格もあるので、今までの事務経験やお客様対応などの経験も生かせる仕事となるでしょう。また人手不足を補えるとなれば、国の為にもなります。さらに職場としても全国に介護施設はあるわけですから、資格を取っていればどこでも働くことができます。
ワープロ検定
事務仕事であれば、パソコン作業は必須です。またそれ以外でも、メール送信や資料・書類の作成などパソコンが使えることは転職に大変有利であり、求人票の応募要件にも書かれていることがあります。スマホは使えるのにパソコンを使いこなせない30代は多くいます。しかし現代では仕事にパソコンを使用しない事はありません。是非基本的な資格として、ワープロ検定やパソコンでの表作成、その他エクセル・ワード使用方法など勉強をして資格を取得しましょう。
不動産関係の資格
「宅地建物取引主任者」という資格は、資格保持者が多いです。それだけ比較的安易に取れる資格であるということですが、営業経験のある方であればこの資格を取得する事で転職にとても有利に働きます。不動産マーケットは浮き沈みもありますが、とても大きな市場です。人脈があれば企業としても営業担当として期待できる人材ですし、キックバックも大きいです。一生働ける仕事として、一度取得してしまえば不動産業界への転職も簡単に行うことができるはずです。
30代におすすめの転職エージェント
会員制転職サイト「BIZREACH」
管理職やエグゼクティブ向けの会員制転職サイトです。まずは、自身のプロフィール、経験、自己アピールなど基本的な情報を入力し、転職をしたい業種を選びます。海外経験や海外勤務を希望する場合であれば、英文でのアピールがあっても良いでしょう。そこで、サイト内のヘッドハンターがあなたの職務経歴書などを閲覧し、スカウトメールが届きます。そこでヘッドハンターとの面談を行い、優良企業を直接紹介してくれる、といったシステムとなっています。企業へ自身が履歴書を送るのではなく、推薦をされるイメージですので、その転職は比較的有利に働くことでしょう。ただ、誰もがスカウトメールを受け取れるわけではなく、始めに審査があり、それが通ってからの会員制転職サイトとなるので、まずは登録を行うことから始めてください。
引用元：BIZREACH
国内最大級の転職サイト「リクルートエージェント」
ある意味不思議なことですが、こちらの国内最大級の転職サイトである、リクルートエージェントには一般の求人サイトには掲載されていない「非公開求人」が多数あります。その為、通常の転職サイトであればまずはこちらのサイトへ登録をしてみると良いでしょう。一度登録をすると、担当者が現状を把握するために面談または電話面談をすることとなります。そこから、担当者が企業からの求人情報を検索し、あなたの希望に合うまたは似た求人票をいくつかまとまった際に資料としてメールで送ってくれます。そこからあなたが選んだ企業へ担当者が履歴書や必要書類を送り、面接日の調整などをしてくれます。誰でも登録ができるサイトです。
引用元：リクルートエージェント
転職フェアなどを開催する転職サイト「リクナビNEXT」
ウェブ上のみの転職サイトではなく、会場を使用し人対人で転職を支援するサイト。地域ごとに開催され、催しでは履歴書要写真撮影までしてくれる。企業が出展をして、ブースごとに話をすることができるので、他社の転職サイトとは本気度が違います。企業も本気で人材を探している為に参加しているわけですが、気軽な質問等も可能な為、通常の面接とは違い企業担当者と気軽に他愛のない会話もできてしまうところが魅力のポイント。またフェアの中で転職中の他の人を感じることができるため、モチベーションも上がる、と評判です。企業が一度に集まるため、比べることもでき、よく知ることにも繋がる為、良い機会を作ってくれるサイトです。
引用元：リクナビNEXT
転職で目指すのは正社員？
正社員でボーナスをもらう
仕事の仕方には、正社員、派遣、アルバイト、フリーランサーなど様々。しかし、一番安定を狙うのであればやはり正社員が無難でしょう。優良企業であればボーナスも出ます。年々ボーナスが減ってきているとはいえ、ゼロではないわけですから、不安定な派遣やアルバイトではなく、会社で働くのあれば正社員としての雇用を検討する方が良いです。専門的な職業などであれば、自身で事務所を持って自営業という手もありますが、軌道に乗るまではなかなか難しいものです。
男性も女性も30代、40代など節目の年齢で転職を考える方もいるでしょう。人生80年時代とはいえ、元気に働ける期間は限られています。一生に一度の経験です。ずっと同じ職場で同じことをして出世をするのも人生ですが、好きなことや新しいことに挑戦をしてみるのも良いものです。将来が不安…と言っている間に、あっという間に一年は終わり、歳をとるものです。未経験だからといって怖がらず、思い切って転職をしてみても良い時代だと思います。
