友達の間でも話題になる「婚活パーティー」って、話には聞くけれどどんなものかわからない…という人に向けた、婚活パーティーのススメです。パーティーに参加するときのコツもお教えします。
婚活パーティーとは?
結婚を視野に入れた出会いの場
「婚活」という言葉が世間的に浸透してきていますすが、具体的にどんなものを指すのかピンとこない人もいるかもしれませんね。ごく簡単に言えば文字通り、結婚に向けて活動することです。活動の中身は様々ですが、ここでは婚活パーティーに焦点をあてましょう。パーティーというだけあって、複数名(人数はその時によってまちまちです)の男女が集まって会話を楽しむ場なのですが、そこに集う人々の目的はただ一つ、結婚相手探しです。もちろん恋愛からスタートという人もいますが、結婚を視野に入れたお付き合いができる相手を探しにきている場合がほとんどです。
年代や職業などに特化した婚活パーティーも
婚活パーティーを主催する会社の多くは、参加者に本人確認を求めます。身分をしっかり明かすことで、お互いに安心して参加できるようにするためです。料金については男性が多め、女性は少なめに設定されています。開催される曜日や時間帯によって男女のバランスが合わないこともあるようですが、普段の生活ではまず出会えないような人と出会えるのは大変貴重な機会だと思います。
また最近では年代や職業、年収、趣味などに特化したパーティーが増えてきています。自分の理想や考え方に合わせて選べるのでいいですよね。旅行が好きで将来的な移住が可能なら、地方自治体が行っている婚活パーティーに参加してみるのもアリだと思います。実際筆者の友人は、そういったパーティーで知り合った人と結婚しましたよ!”
40代の婚活ってどんなもの?
40代の婚活事情とは
ただ40代の婚活を甘く見てはいけません。2015年の調査で、40代の未婚率は男性が20~25%、女性が15~20%という結果が出ており、40代でも結婚していない人の割合は年々増えています。さまざまな理由から40代の成婚率は低く、一度も結婚しない(生涯未婚)まま人生を送る人がほとんどのようです。
こういった現象が起きる原因として考えられるのが、結婚相手に求める需要のミスマッチだと思います。たとえば年齢に関しては男性は若い女性を求める傾向にあり、35歳を過ぎると女性は人気がなくなります。対して女性は同年代の男性を求める傾向があるので、ミスマッチが起こりがちです。
また40代まで独身ともなると自分の生活スタイルが確立しているため、他人に合わせるのを極端に嫌がる性質があります。結婚はお互いの価値観をすり合わせて譲り合うことから始まりますが、なかなか自分のスタイルを崩せないでうまくいかない人が多いという理由もあるでしょう。
時間に余裕があるならサークルを、結婚を急ぐなら婚活パーティーや結婚相談サービスを
とはいえ結婚に対する意識は、同じ40代でも人それぞれ。今すぐにでも結婚したい人もいれば、ここまできたら焦らずにいい相手を探したいという人もいるでしょう。巷によくある婚活サービスは、結婚に前のめりな人が多く参加しています。特に婚活パーティーや結婚相談サービスなどでの出会いは、お互いすでに結婚を意識した付き合いを望んでいるため、うまくいけばすぐにそういった話が出てくるでしょう。結婚の時期は早い方がいいという人は、婚活サービスを利用するのがベストです。
逆に焦らず進めていきたい人は、婚活に限らない出会いの場を探すべきです。たとえば趣味のサークルは、趣味ありきの出会いですので、結婚を過度に意識せず楽しめるでしょう。ふとしたふれあいから恋愛、結婚に発展することは十分にあるわけで、趣味と実益を兼ねた活動ができるかもしれませんね。
人は見た目も大事!イケてる40代の婚活パーティー用の服装とは?
スーツまたはジャケット、控えめなワンピがおすすめ
さて婚活パーティーに参加するとき、あなたはどんな服装を選びますか?人は見た目が9割などというタイトルの本がベストセラーになったくらい、第一印象がその後を左右するということはみなさんご存知ですよね。婚活において最初に目に入るのが服装や髪形です。どのような服装が好まれるのでしょうか。
ポイントは清潔感です。男性ならスーツやジャケット、女性ならワンピースやふんわりしたシルエットのスカートなど、きれい目の服装を心がけるといいでしょう。あまりにも安っぽいファストファッションやカジュアルすぎるものはNG。頻繁にデートできるくらいの関係になったら、カジュアルなファッションを解禁するようにして、それまでは大人のおしゃれをアピールするようにしてくださいね。
ブランドもので固めたり、TPOを考えていない服装はNG
だからといって、いわゆる勝負服で参加する必要はありません。むしろ全身ブランドもので固めたようなファッションは、後々お金がかかると誤解されがちです。女性ならアクセサリーやネイルなども注意すべきポイント。あまり派手な装飾があると男性は一歩ひいてしまいます。今も昔も女性には家庭的であってほしいという男性の願望があらわれているのかもしれません。
またジーンズやチノパンなどカジュアル度が高いボトムスは避けた方が無難。肌の露出が高いものも避けた方がいいでしょう。婚活パーティーの場というのはお互いに相手を選別する、言ってみれば面接のようなもの。見た目だけで対象外になってしまうのは、かなりもったいないのです。
婚活中の40代必見!パーティーで見る相手のポイント5選
ポイント①結婚に対する意識
婚活パーティーはみな結婚を目標にして参加した者同士の集まりですが、個人個人で少しずつ結婚に対する意識というのは異なります。すぐに結婚したい、○○(期間)くらいは付き合ってから、結婚前に一緒に住みたい、などおのおので希望する時期ややり方がありますし、お互いに合致していないとうまくいきませんよね。あまり前のめりに聞くのも相手がびっくりしてしまいますので、さりげなく会話に織り交ぜていけるといいと思います。そのためにはまず、自分がいつどんなふうに結婚したいか、結婚後はどうしたいかというビジョンを持っていることが大切です。
また40代ともなると家族(親や子供など)のことで婚活に不利な状況に置かれている人もいるかもしれません。そういうマイナス面は隠したくなるものですが、信頼できそうな人には思い切って打ち明けてみるのもひとつの方法でしょう。なにがプラスに働くかわからないですし、隠しごとのない性格を誠実ととらえてくれるかもしれませんよ。
ポイント②長く一緒にいられるか
結婚を視野に入れているのですから、当然ながら一緒にいて違和感や嫌悪感がないかということも重要です。話し方や声のトーン、表情や振る舞いなど、人それぞれ気になるポイントは違うと思います。パーティーのような限られた時間では本当の人柄を見極めるのが難しいです。しかし人柄というのは、表ににじみ出てくる場合も多いですよね。
もしかしたら何度チャレンジしても理想の相手に出会えないかもしれません。「これがダメ、あれがダメ」と相手のあら探しをする前に、少しでもいい部分はないかと観察する習慣もつけましょうね。好きになれればこっちのもの、相手の短所もかわいく見えてくるのは恋愛の常。一緒にいて居心地がいいかということをしっかりチェックしてください。
ポイント③仕事に対する姿勢
相手の仕事について聞くのはとてもいいことです。しかしそれは収入や地位についてのことではなく、仕事への向き合い方を聞いてみてください。ポジティブに毎日仕事にやりがいを感じながら働いている人、ネガティブに愚痴ばかり出てくる人、様々な話が聞けるでしょう。仕事は結婚生活の中で大きな割合を占める部分であり、経済的な面でも不可欠です。結婚するならやはり仕事に前向きな人の方がいいですよね。
注意しなければいけないのは、ただの仕事人間だと受けとられないようにすることです。今や共働きは当たり前の時代。仕事ばかりで家をあけがちとなると、難色を示す人も多いかもしれません。家事を分担してほしいという希望も出てくるでしょう。40代独身の人は「仕事に没頭していたらいつの間にかこんな年齢になっていた」という場合もよくありますから、自分の望む家庭像を思い描いて、相手探しをするといいでしょう。
ポイント④人を大事にしているか
嫌いな異性の代表格としてよく挙げられるのが、まわりの人に横柄な態度をとる人。レストランなどで店員に乱暴な文句を言っていたり、部下を見下したような扱いをしたり。人を大事にできない人は、あなたのことも大事にできません。仮にあなたのことは大事にしてくれたとしても、あなたの家族や友人は大事にしてくれないでしょう。以前ほどではないかもしれませんが、今でも結婚というのは家と家とのつながりを作ることです。けっして二人だけの問題ではなく、家族を巻き込んだものなのです。
パーティーの場ではもしかしたら格好つけて優しくしているかもしれませんが、少しでも違和感があったら避けておいた方がいいでしょう。
ポイント⑤人の話を聞けるか
パーティーで与えられた数分間のトークタイム。ここぞとばかりにマシンガントークや自慢話を繰り広げる人がいますが、聞いている方はうんざりです。沈黙を埋めるように質問攻めにする人や、いつの間にか自分の話題にすり替えてしまう人もいますね。話を聞けない人はおおかた、自己中心的で自分大好き人間。まわりのことをさげすんでいるような様子さえあります。
筆者個人の考えですが、初対面なのですから緊張や沈黙は当たり前。むしろその方が自然なのだと思います。そして自分は控えめに、相手の発言をよく聞いて受け答えができる人は好印象です。きっと結婚してからも意見を交わしながらうまくやっていくことができるでしょう。
「でも」や「私は○○だと思う」といった反論が会話の中によく出てきたら、その人は話を聞かない人かもしれませんので注意してくださいね。
40代が婚活パーティーで良い出会いをゲットするために
最初からピンと来ない出会いも大事にする
20代や30代前半のように、次々選び放題の年代は通り越している40代。ひとつひとつの出会いがとても貴重なものです。そして婚活パーティーのような場で、素の自分を出せる人なんてそうそういません。はじめからピンとくる出会いなんてほぼないと思ってください。一緒にいて嫌でなければ、連絡を取り合ってみたりデートに行ってみたり、その人を知る努力をするといいでしょう。こと恋愛となると臆病になりがちな40代ですが、ここぞというときにはじっくり距離を詰めていきましょう。次第に相手の存在が身近になり、運が良ければそのまま結婚ということにもなりえます。
ただ「この出会い(恋愛)がダメなら結婚できない」といったような悲壮感を漂わせていてはいけません。いくら難しいとはいえ、40代でも結婚している人は多くいます。ダメだと思ったら、時には潔い決断も必要。いつまでたってもピンとこないなら、その人は運命の人ではありません。
会話はキャッチボールになっているかを意識する
婚活パーティーは結婚を視野に入れた集まり。男女ともに結婚相手の品定めをしているといっても過言ではないでしょう。自分のいい点、優れた点をアピールしたくなる気持ちはわかりますが、やりすぎアピールは逆効果です。相手の表情をよく見て、会話のキャッチボールを楽しむ気持ちを持ちましょう。相手の話をよく聞くようにして、「少し自分が話しすぎたかな」と思わせるくらいがちょうどいいのです。
世間では厳しいと言われる40代の婚活ですが、それはあくまでも一般論であって、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。一番大事なのは、あなたがどう行動するかです。結婚という人生の一大イベントを成功させるために、自分から積極的に動いていきましょう。パーティーをはじめとした人の集まる場所に出向き、新たな出会いを楽しみましょう。今はまだ運命の人に出会っていないだけで、自分が動いていればいつかは出会えるはずです。気負わず焦らず、人生のパートナー探しをしてくださいね。