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「120歳まで生きる」30代独身女性にインタビュー!時間感覚が変わる生き方とは?

「30代のうちにキャリアを固めなければ」

「40代になったら新しいことを始めるのは難しい」

そんなふうに考えていませんか?

私もそう思っていました。しかし、ある女性との出会いが、その考えを少し変えることになりました。

彼女は30歳で大手銀行から宅建士へ転向し、地方で働きながら仕事も趣味も楽しんでいます。

「まだまだ先は長いんだから、何でも挑戦できる」と語る彼女の人生観には、時間の概念を根本から覆す発想がありました。

もし「120歳まで生きる」と考えたら、今の年齢はどんな意味を持つのでしょうか?

本記事では、彼女のライフスタイルや考え方をもとに、「時間を味方につける生き方」を紹介します。

本インタビューを読むことで、30代・40代でも新しいことに挑戦できる理由がわかり、キャリアや人生設計に対する視野が広がるはずです。

ぜひ最後までお読みください。

「私は120歳まで生きる」と語る女性に出会った

ある日、友人の紹介で知り合った32歳のAさんは「私は120歳まで生きるつもり」と言いました。

思わず笑ってしまいましたが、彼女の真剣な表情を見て、これは冗談ではないことに気づいたのです。

健康的な食事と週1回のヨガを日課にしているAさんは、祖父母が全員90歳以上の家系の持ち主でもあります。

「長寿遺伝子を持っているから」と自信を持って語る彼女の考え方に、私は興味を持ちました。

インタビューのきっかけ

「私は120歳まで生きる」という言葉に最初は戸惑いましたが、Aさんの生き方を知るうちに、単なる願望ではなく、彼女の人生哲学の根幹をなすものだと理解できました。

Aさんは30歳で大手銀行を退職し、その後1年間の学習期間を経て宅建士としてのキャリアをスタートしました。しかし、それだけにとどまらず、新しいスキルを積極的に学び続けているそうです。

「なぜそんなに幅広く挑戦するのですか?」と尋ねると、「まだまだ時間はたっぷりあるから」と笑顔で答えました。彼女にとって30代は、人生の土台を築く大切な時期であり、これから始まる長い人生の序章にすぎないのです。

彼女のライフスタイルと価値観

Aさんの一日は朝6時に始まります。朝の瞑想を日課とし、自炊した朝食をゆっくりと楽しむ。「体は自分の乗り物だから、大切にしないと120歳まで持たないでしょ」と笑います。

彼女のライフスタイルで特徴的なのは、時間の使い方です。「生きること自体が楽しい」と語るAさんにとって「仕事をして、ご飯を食べて、寝る」というシンプルな日常は、決して退屈なものではありません。

それどころか、その繰り返しこそが人生の楽しみであり、だからこそ「この時間をできるだけ長く楽しみたい」と考えているそうです。

120歳まで生きるという目標も、特別なものではなく「楽しい時間を少しでも長く続けるための手段」にすぎないのかもしれません。そんな彼女の言葉からは、日々を丁寧に生きる大切さが伝わってきます。

120歳まで生きると考えると、人生はどう変わるのか?

人生を120年と考えると、私たちが「折り返し地点」と思っている40代はまだ3分の1に達するところです。

Aさんによれば、この考え方は人生のプレッシャーを軽減してくれるとのこと。30代・40代はキャリアの完成期ではなく準備期間であり、複数の職業を経験するのも当たり前になります。

また、パートナー選びも「残りの90年を共に過ごせるか」という視点で見ると、結婚に対する焦りではなく、本当の価値観の一致を重視するようになるとのこと。

「時間の感覚が変わると、人生の選択肢が劇的に広がります」とAさんは語りました。

30代・40代はまだまだ準備期間と捉えられる

「30代で焦っている友人をよく見かけますが、120年人生で考えると、まだほんの序章なんですよ」とAさんは言います。

彼女の考えでは、30代から40代は「人生の準備期間」であり、この時期に複数の経験やスキルを積んでおくと、後の長い人生がより充実するとのこと。

「私の祖母は65歳から油絵を始めて、75歳で個展を開きました」

「人生は何歳からでも新しいことを始められるんです」

また、Aさんは年に一度は海外旅行に出かけます。「場所や環境を変えて、脳に新しい刺激を与える」と意識しているそうです。「若いうちに経験を詰め込まなきゃ」という焦りからではなく「これからの長い人生のための投資」という視点で行動しています。

長寿を前提にしたキャリア設計ができる

「一つの会社で定年まで働く」という従来のキャリアパスではなく、複数の職業やスキルを持つ「ポートフォリオキャリア」が、長寿時代には合理的だとAさんは考えています。

「私は今、宅建士として働きながら陶芸を趣味で学んでいて、次の10年で別のスキルも身につけるつもり」と彼女は話します。

長い人生を見据えられると「失敗」の定義も変わるとのこと。「2年間取り組んだプロジェクトが失敗したとしても、120年の人生ではほんの一瞬。

むしろ貴重な学びになります」この考え方は、キャリアチェンジへの恐れをなくし、より自分らしい働き方を模索する原動力になっているようです。「100歳まで働くなら、好きなことで稼ぐ方が持続可能でしょう?」とAさんは微笑みます。

恋愛や結婚の価値観が変わる

30代の女性が感じる「結婚への焦り」も、120歳時代の視点では大きく変わるとAさんは言います。「残り90年近く一緒に過ごす可能性があるパートナーなら、慎重に選んでも良いはず」と彼女は考えているようです。

年齢よりも価値観の一致を重視するAさんは「焦って結婚して数年で離婚するくらいなら、じっくり探した方が賢明」と語ります。

「子どもを40代で産んでも、その後の人生が長ければ十分に育児を楽しめる」という考え方は、女性の生き方の選択肢を広げるでしょう。

「私の周りには40歳で初産を経験した人もいますが、とても元気に子育てを楽しんでいますよ」

時間の制約から解放されると、パートナー選びや家族計画も、より自分のペースで決められるようになるのかもしれません。

人生100年時代を超えて、120年時代の新しい生き方

「人生100年時代」という言葉を超えて、120年を生きると考えると、私たちの生き方はもっと自由になれるとAさんは言います。

日本人の平均寿命が男性81.09歳、女性87.14歳(令和5年厚生労働省調査)である現在、120歳まで生きるというのは現実的ではありません。

しかし、発想を変えるだけで「時間がない」というプレッシャーから解放され、本当にやりたいことに挑戦する勇気が湧いてくるのです。

「もし明日死ぬとしたら何をしますか?」よりも

「もし120歳まで生きるとしたら、あなたは何をしますか?」

という問いの方が、私たちの本当の願望に気づかせてくれるのかもしれません。

時間の捉え方を変えるだけで、人生はもっと自由になる

「時間は心の問題」とAさんは言います。同じ1年でも、「残り少ない時間」と考えると焦りや恐れが生まれ、「まだまだある時間」と考えると余裕や創造性が生まれるとのこと。

「私が周りの同世代と違うのは、単純に時間軸の取り方だけなんです」と彼女は説明します。

例えば、新しい趣味や学びも「1年で習得しなければ」というプレッシャーではなく、「10年かけてじっくり学ぶ」という余裕を持を持てると、途中で挫折せずに続けられるそうです。

「時間に追われる生き方より、時間を味方につける生き方の方が、結果的に充実した人生になる」というAさんの言葉には説得力がありました。

時間の捉え方を変えるだけで、私たちの選択肢や可能性は大きく広がるのかもしれません。

もし120歳まで生きるとしたら、あなたは何をする?

インタビューの最後に、Aさんは私にこう問いかけました。

「あなたが120歳まで生きるとしたら、これからの90年間で何をしますか?」

この質問は、私自身の時間感覚や生き方の選択を見直すきっかけになりました。

「やりたいことリスト」を書き出してみると「いつか」と先送りにしていたものが多いと気づいたのです。

Aさんのアドバイスは明確でした。「いつか」ではなく「今から少しずつ」始めてみることです。

彼女自身も老後の趣味としてぼんやりと考えていた陶芸教室を30代から始め「得られる喜びが早く手に入るなら、先延ばしにする理由はない」と気づいたそうです。

「120歳まで生きる」という考え方は、単なる長寿願望ではなく、自分の人生を最大限に生きるための哲学なのかもしれません。

 

 

文/Haruhiko @haruhikowriting

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